先ほどの記事に出てきた「横になる」つながりで、正岡子規は脊椎カリエスによる病床6尺の身で、俳句や文章のあり方について、人生をかけ男子一生の仕事を成し遂げたんですよね。そんな子規や日露戦争で活躍した秋山兄弟好古、真之に少しでも近づこうと年末に松山の「坂の上の雲」ミュージアムに行ってきました。すごかったですよ。文章ってのは写生なんですよ。でも、ただあるものを書くのではなく文章には山がなくてはいけないんですね。要するに感動した順に山を作っていけばいいんだって。400円の入館料でじっくり2時間は勉強できました。そのミュージアムの中で市民による小説「坂の上の雲」の朗読会をやってるんですね。僕が見たときは900人目くらいの人が朗読してました。おもしろい企画だとおもいませんか?市民の方が順番にマイクの前で朗読するだけのものだけど、みなさんおしゃれしてきて、時々ピアノの伴奏が入り、実に文学のまち松山を感じました。美作だって、浅野あつこさんの小説を朗読したって良いんですよ。なかなかおもしろいことになりますよ。松山ほどでなくても文学に力を入れた市民教育が出来るはずです。もう一つ感じたことは、松山のまちって個人の家にたくさん花を植えているんです。プランターだって、個人のお店や自宅に大原の国文祭のときのようなプランターがあるんですよ。すごいなあって感心しました。本気の花いっぱいだなって感じました。「美作ももっと本気にならなくちゃ!」