ふるさと検定は大きく方向性や意義を変えつつあります。
なぜ、そうなったかを文章で伝えるのは難しい。
文章で伝えるのは難しいけど、ちゃんと伝えようとするならば、口頭で伝えるよりも文章の方が正しく伝わると思う。(なんじゃそりゃ)
横道にそれますが、そのことについては今回ホントに再確認した思いがします。もちろん、相手の方がこちらの文章から言いたいこと伝えたいことをちゃんと読み取ってくれる土台があって、さらにこちらが正確な日本語で(コトバの程度の問題よりも伝えたいことが何なのか、ハッキリしていることが大切)、伝えられる文章を書くことが大切です。が…。
なかなか口頭だと勢いや性格、感情といったものが邪魔をして会話が成立しないときがあります。さらに個人的な関係さえ悪化させてしまうこともあります。もちろん、ダイレクトに気持ちを伝えあうコミュニケーションこそ一番大切なのですが、ときとして、そうではない方法をとることがいいこともありますね。と言う話です。
「知」を楽しむ。僕たちが考えなくてはいけないのは、自分だけが「知」を楽しんでるつもりで、自分の知っていることを自慢気に話して、聞いてる人を退屈させてしまうような人を作ることではないのです。
「知」を楽しむとは、それぞれの心に眠っている知的好奇心の窓を開け放ち、それぞれの分野で知識の迷宮に旅立つきっかけを作ろうというものです。その入り口に文学を利用したり、芸術を利用したり、はたまた道徳を利用したりと思っていますが、行き着くところは「知」を楽しめる人間作り、人格、品格づくりです。簡単に言えばこれもひとづくり。ひとづくりはまちづくり。その中で、地元のことを知るきっかけをじっくり腰を据えてやるべきなのかなと考えるようになってきました。
地元のことばかり問題にして、がむしゃらに地元のことだけ頭に詰め込んでも、そのときの歴史背景や日本の政治の流れがわからずに、このまちのなかのことだけを勉強したのでは、それこそ井の中の蛙づくりになってしまい、大変ですからね。
でも、僕自身勉強することは苦手なんです。勉強というと努力というイメージがあって、努力の大切さはよく分かるんですが、よく分かる故にハードル勝手に上げちゃうんですよね(^^;)
パリ生まれの漫画家。技術学校エコール・デザール・アプリケを卒業後、漫画の道に入る。第二次世界大戦中はレジスタンスの一員だっただけに「恋愛賛成、戦争反対」がモットー。アメリカでいう「LOVE&PIECE」なんだけども。一見、メルヘン風のタッチで熱~い恋人たちの愛の姿を描き、日本人から見える代表的なパリの情景として、 ”おしゃれなムード的”マンガとして、多くの女性に圧倒的な人気を得ています。 ※ちなみに南仏にあるペイネ美術館によると、訪問者の9割は日本人だといいます。もちろん、そういう愉しみ方もありますが、実際ペイネはムードだけの邪道なマンガ家ではなく、この一見単純そうにみえるマンガも、時折鋭い諷刺やエロチックな表現もあり、かなり不埒なマンガです。また、露骨にそう見えない所がペイネ漫画の支持される所以でもあると思いますが、よく観察するとプレイボーイ的諷刺漫画以上に楽しめますので興味のある方は探して見てください。漫画のほか、挿絵、舞台装置、アニメーション、衣装デザインなど幅広く活動も。 1953年国際ユーモア賞受賞。 1989年「海と島の博覧会ひろしま」のために「愛と平和のモニュメント」を制作した。 絵画、版画、文芸作品の挿絵、芝居やバレエの舞台装置、陶芸品などの様々な分野で活躍し、パリの人々に愛された。イギリス女王訪仏の際、パリ市民がアン女王に贈呈した12体の人形はペイネのデザインによるもの。 1999年没。享年91歳。
オンパクプログラムに試験的に参加してます。
総社市吉備野工房ちみちの行う「みちくさ小道」に美作市から4プログラム参加してます。
ふるさと塾の講師として、吉備野工房の加藤理事長とお会いしたのが今年の5月14日、その後、ちみちを訪問したのが6月10日、6月15日に4プログラム提出という急ごしらえの企画なのですが、ガイドの方の協力のおかげでとりあえず1プログラムを無事に、そして楽しく実施することができました。
先ずオンパクっていうのはなんなのか?
ここでオンパク手法について僕なりに説明をさせていただきます。
オンパクは、「温泉泊覧会」の略語です。「この取組は、活気を失いつつあった自分達の地域を元気にすることを目的として、2001年に大分県別府市で始まりました。小さなプログラムによりお客さんにありのままの別府の魅力を伝え、スタッフ自身が別府の素晴らしさを再発見しました。温泉はもちろん、地域は多くの魅力で満ちていました。」
簡単に言えば、行政や商工会主体の1,000人を集客する観光イベントを大きなコストをかけて開催するのか、10人~20人程度を案内する小プログラムを地区の住民が自分なりの目線で作成・企画そして案内までやってしまう小規模ふれあい型の体験交流を50プログラム(50人の案内人)行うのかという違いです。
プログラムを作成し実践する案内人は、このチャレンジを通して「次はこうしてみよう!」「ここを案内してみよう!」と自信がつき、人づくりにもなります。美作市としても独自にオンパクを開催することにより、合併後広くなった美作市を知り・体験・交流に繋がります。また、メディアやSNSを利用して県南のお客さんを誘客するきっかけにもなります。
人づくりと市内外の交流を兼ねたこのオンパク手法をぜひとも美作市でも取り入れていきたいと考えています。
しかしながら理屈ではわかっていても経験のないことは説得力に欠けます。「オンパクって何?」「それって楽しいの?」という状態では実態が掴めません。そこでこの度、総社市のNPO法人吉備野工房ちみちの行うオンパク「みちくさ小道」に試験的に4プログラム作成して参加することになったわけです。
1回目のプログラムは湯郷温泉で農作業の収穫・加工・食事会!
農業の6次産業化を目指して美作市の活性化を目指す西本農園さんの企画です。参加者は10人、初対面の方々も集合した時から和やかに仲よくなれ、この地での新しいプログラムに期待をしていました。
集合場所で自己紹介し大人同士が交流開始、芋ほり農場へ移動し、長靴と軍手を着用、いざ芋ほりを。
最近は幼児たちの芋ほり体験などはよく行われていますが、実際に大人がすることなんてなかなかないのではないでしょうか。僕は初めてだったので、本当にけっこう楽しかったです。この年で初めての芋ほりってのもおかしいですけど、ホントにけっこう楽しくってあっという間の時間でした。
その後、また移動して漬物の加工や先ほど掘ったイモやナスを調理して天婦羅に、そして西本農園産の自然薯をすりトロトロ状態に、他にもたっぷりの食事でみんなで食事会、これであと泡の出るものがあればさらにサイコーですが、今回はちょっとなしです。
確かに小さなイベントですが、費用はまったくの実費のみ、そして、たくさんのお土産もいただき(これも自分でパックしたりすったりしたものなので思い入れたっぷり)、本当に普通に参加してもらっても楽しめる企画ですよ。
多くのオンパク実践者が僕に「人がまちづくりにはまっていく瞬間がわかる」とか「本当の交流体験ができる」と言ってましたがその意味がよくわかりました。
自分でできる。誰にでもできる。自分のやり方でできる。ガイドをしたい人が増えれば増えるほどいい街になっていくこと間違いなしです。
参加者の中にはすでに自分なりのプログラムを作成して、こんなのどうでしょうかと提案される方もありましたよ。
英会話の先生はMr.ゲイル。ジャマイカからやってきた陽気な青年。
生徒さんはけっこうみなさんペラペラ(僕から見ればすでに外人)
僕は全部日本語で確認したいけど誰も日本語使わないからさあ大変
迷惑にならないように日本人気質丸出しで、終いにゃ腹まで痛くなる始末
今日はスライドでジャマイカの歴史や自然風土、気候や国の花、鳥、フルーツ、食べ物、バナナにプランタン、パタワ語、国旗の色は3色、自然の黄色だったっけ?戦うストレンス黒、そして緑豊かな緑、1692年に独立インディペンデンスデイですな
まあ、そんな感じで全部日本語なんですわもう中学で習った文法もよくわからなくなってるし頑張って聞いているけど知らないボキャブラリーで必ず一手遅れてしまう。まあ、がんばります。ジャマイカの原住民だった種族はヨーロッパからの疫病で絶滅したんだってその後、アフリカ系の人たちが増えたけど、スペインにコントロール(要するに植民地ね)されて、イギリスにコントロールされ、1692年独立です。
こんな落ちこぼれですが、ちょいちょいがんばりますんでゲイル先生よろしくお願いします。
論語読みの論語知らず
何人がこの言葉を言ったでしょうか
僕が論語検定の話を出すとほとんどの人がこのことばを口にします。みんなその辺までは知ってるんですよね
それでもマシな方です。
今日はちょっといいことありました。ちょっとうれしいことね
オオ話が飛ぶですアシタハ英会話教室がアルネガンバルアル
この3連休、モヤモヤしていた。
中日は日直だったけど、ずっとモヤモヤしていた。
15日のオンパクプログラム西本農園の参加人数のことばかり気になりモヤモヤしていた。
明日から必死の勧誘活動しなければ…。
そんなモヤモヤの中、文学先生から500円で買った論語手習帳を使ってみたら意外と心が落ち着いた。
学びて時に之を習う、亦説しからずや
人知らずして慍みず、亦君子ならずや
君子は本を務む、本立して道生ずって書いているうちに孔子や弟子の気持ちになり、これって今の世の中に一番必要なものなんじゃないかと思いけっこう集中できて、気持ち良かった。
論語カルタは美作でも必要ですね。
義の心が必要です。義は羊と我、羊は美や善につながる。我を美しくして善なるものにする義を学ぶことは美しく作る美作には必要です。
萩原先生から言われた心の美しさの追及に一歩近づけた気がしました。
美作ふるさと検定を考えるうえで、岡山商工会議所が行う岡山検定を参考にしようと津山の商工会から岡山商工会の担当者の方を追いかけ、いろいろとご教授を受けたことは少し前に書きましたよね。
僕らがこの岡山検定に注目している理由は、6年間の岡山文化観光検定が今年からリニューアルして新たに生まれ変わるという点です。
今回、その舞台裏の準備をし、試験問題を考えている先生に会わせてもらえる機会を得ました。
僕が想像していた以上の人で、簡単に言えば「文学大好きおじさん」とでもいいましょうか。(失礼ですいません)
体中から文学好き歴史好き勉強好きがあふれているような先生で、話をしていると僕の読書の無さ無学ぶりが悲しくなりました。
6回(6年)続いた岡山検定が立ち行かなくなったのは、岡山県内の事柄についてのみで問題を作ろうとしたこと。どんどんマニアックになってしまって重箱の隅をつつくような問題になっていったことなどが理由としてあげられます。
文学先生はあくまで日本の歴史の本流を問題にしないとどこのご当地検定も3年をめどに終焉を迎えてしまうということでした。
イントロの部分で自分のまちならではの事柄を述べ、では、その事柄に関連した大きな歴史の流れの中で起きたことがらとはなんでしょうかといった感じで、常に歴史の本流を意識してその中で我がまちがどうかかわってきたか。どういうポジションにいたかを確認することによって、継続した事業となるということでした。
それからお金はかけてはいけないとも言ってました。行政がやるとどうしても補助金などがチラつき予算の範囲内で事業を作っていくという構図がすぐに思いつきますが、お金はないものとして考え、いかにしてお金を使わずに事業を行っていくかがキーワード。そうしない限りやはり継続性はありえないのです。
文学先生は和気でもいろんなことを考えて行動されていますが、その経験からそういったことを学んできたのです。
よーくわかりますそのとおりだと思います。予算消化型行政、たくさん予算を持って消化していくことが大きな仕事、たくさん仕事をしていると勘違いしている人は確かに多い
それからこの先生は論語カルタなんかも普及させようと頑張っている人で教育ということにもすごく熱心です。
ふるさと教育には広い意味がある。これからまあ、この文学先生と交流を深め信頼関係を築くことができれば、もっと奥まで入り込める話ができると思います。
それにしてもとにかくもっと本を読まなくては、本を読まない僕らは人生においてすごい損をしてるのかも知れませんよ
10月5日