美しく作るための花いっぱい作戦ブログ

美しく作るまちを目指し花いっぱい運動の予定や活動報告を掲載します。文化・芸術・音楽・歴史を絡めた活動も報告します。

年をとるほど見えてくる

2011-01-24 00:49:19 | 管理者つぶやき・・・。

歳をとるほど見えてくるってもの、あるんでしょうね…。

今日は、姉の一周忌でした。行きの車の中で親父と話していると、なんでもないたばこ屋のおばあちゃんが、いい話をするって話題になりました。普通のたばこ屋のおばあちゃんが言うには、歳をとってもう生きていても仕方がないとか、もう楽しいことが何もないって言う人は、自分のためだけに生きてきた(生きている)人だと、人間として社会の中で生きて、誰かのためにとか、社会のためにとかそういう奉仕の心は誰にでもあるはず、そう思うとまだまだやらなきゃいけないことや、やりたいことはたくさんあるんだって。

ふーん妙に納得できます。伊達直人現象にも少し似ている。少年時代、人を好きになる、仕事、結婚、親、その後もいろんな人生でいろんな役が回ってくる。人生って案外、楽しみ方しだいなのかな

姉は去年、43才で亡くなりました。子供たちはまだ高校生です。9年間肺ガンと闘ってたから34才くらいで発病した訳です。この9年間、僕たち家族もそうですが、姉は常に自分の死を感じながら生きてきたはずです。いろんなことを考えたと思います。強い人だったと思っていますが、本当は怖かったと思います。

最後の最後まで僕と弟には姉らしくふるまい、子供たちには優しく、両親を気遣う人でした。死を感じてからの9年間では、その辺のお坊さん以上にさとりをひらき、100才のおばあちゃんと同じくらい僕らには見えない何かを見つけたのかも知れません。「お姉ちゃん、今、何してるのかなあ治療に苦しむことなくのんびりできてるのかなあ」ゆっくり好きな本読んでいてくれたらいいな。今になってしみじみお姉ちゃんに会いたいなあと思います。

僕は長生きしてみようと思います。


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2 コメント

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ありがとうございます (Unknown)
2011-01-29 22:57:30
この記事については知り合いの方から直接メールなどで、温かいコメントをたくさんいただきました。この場を借りてありがとうございます。フリーク矢沢にも感謝です。確かに永遠はないんですよね。いろんな時代の権力者が最後に求めた不老不死、わかる気がします。芥川賞作家の辻仁成氏が何かの本で言ってました。どんな権力者や金持ちもどんなチカラのない貧しい人にも平等に与えられているのは「時間」だけだと。自分に与えられている時間がどれだけかわからないけど精一杯いい時間を作らなきゃ。
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ご冥福をお祈りします。 (フリーク矢沢)
2011-01-27 12:33:21
人生は永遠ではありませんね。病気になって初めて健康の有り難さがわかります。自分もあと何年この世にいられるのか。その間何ができるのか。悲しいかな人は時が過ぎれば忘れてしまう生きものです。毎日、毎日が思い出の日となるよう大切にしていきましょう。公私とも行動あるのみです。
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