随思録

日々思うことを記す。

郵政解散は家族の危機

2005-08-21 22:22:26 | Weblog
もうきっと、親の世代とは真剣な話ができない。

私は今回の「郵政解散」について、小泉の卑怯なやり方に対し、憤りに近い気持ちを覚えていたから、実家で食事中に父がニュースを観ながら、
「郵政民営化はやらなくちゃダメだ。小泉さんは日本のことを一番真剣に考えているな」
とほざくので、
「なに考えてるんだ? 小泉に賛成? よっぽど政治のことをわかってないじゃないのか?」
と思わず言ってしまった。
テレビでしか世の中を判断しない人は、小泉の姿勢を首尾一貫した言行一致の人、意志の人ととるのだろう。私から見れば、これは憲法の欠陥が浮き彫りになった無茶苦茶な7条解散だった(ってこの時点で7条解散ってなんだよという人もいるだろうけど)。

なによりも、みんな「イラク戦争」を忘れてしまったのか?

国民の今後の姿勢を決めるイラク派兵を、積極的に進めた小泉のやり口を私は忘れていない。マスコミは郵政問題に国政を矮小化して、そこだけで世論を問おうという誘導を行っていないか。
確かに対抗馬の民主はなんだかしらないがマニフェストで「親中」路線を打ち出すし、非常に頼りない。独立国だろ。加えて郵政民営化に反対した自民党内部の保守には、「既得権保守」以上の政治的なビジョンを感じない。
それでも、小泉政権の政策を総合的に判断しようという発言は見られない。そのせいか、自民の支持率は実に高い。表面上の評価ではなくて、すべての政策を吟味したうえで、自民党(という小泉“ネオコン”新党)を支持しているのか、もう一度問いかけたい。

私は小泉「改革」とやらは、眉唾だと確信している。だからその理由を説明しようと、つい大きな声になった。
「いいか、父さん、最近のニュースを観ると、小泉のやり口は単にアメリカを肥え太らせる政策しかやってない。まず竹中を大臣にすえ……」
「バカ!」
 オヤジが怒鳴った。
「ニュースなんかで決めるな。心で決めろ!」

だから民主主義なんて信じていないんだ。

『マンガ嫌韓流』が朝日新聞に

2005-08-21 12:35:37 | Weblog
ついにというべきか(私が見逃していただけか)。
『マンガ嫌韓流』が朝日新聞の読書欄、週間ベスト10に掲載された。今週は八重洲ブックセンターの8/7~13のランキング。順位は第2位。
脇のコメントにはこうある。

②(位)は韓国に違和感を持った高校生が主人公のマンガと、コラムからなるムック。「韓国を中傷している」と同国メディアでも取り上げられた。

……朝日の常套手段ですな。
この本に対して、ベストセラー快読がどんな詭弁を弄してくるか、いまから楽しみです。