随思録

日々思うことを記す。

実感のわかないNAKATAの引退

2006-07-04 14:29:54 | Sports
戦う姿勢の重要性訴える 電撃引退の中田英 (共同通信) - goo ニュース

テレビのニュース速報で流れ、驚く。web上でトップニュースになるのはともかく、新聞でも一面を飾っていた。
なんだか、一夜明けても実感がない。
記者会見がないからか。
記者会見はスポーツ選手の葬式みたいなものだろう。

W杯を観て思った。やはり中田英寿はネドヴェドにはなれない。どこまでも進化してくれると感じていたが、やはり欧州では通用しない。
思えば、私は中田英寿の光り輝いた時期を知らない。平塚時代も、アトランタ五輪も、98年のフランスW杯も。(2002年でさえ、日本が勝ったか負けたかくらいしかわからなかった。)
欧州に渡り、不本意なサイドでのプレイを求められた、またレギュラーとして定着できなかった中田英寿の姿しか知らないのだ。
生でプレイした様子を、競技場で見たこともない。
だからかもしれない。

今日スポーツナビを読んだら、宇都宮徹壱さんが非常によい文章を書いておられた。とくに日本における引退試合の開催は、大賛成。
一度でいいから、NAKATAではなく、中田英寿のプレーを見てみたい。
そうやって見送ることを多くのファンも望んでいるのではないか。