滅多にTVドラマなど観なくなったが、最近逃さず視聴しているドラマがある。
「H2」だ。
原作コミックが好きだった。失敗作だとは思っている。とくにすべてを読み終えたとき、このラストを半分の巻数で迎えることができたなら、もっとよい作品だったのではないかと感じた。作者特有の日常を描くという手法が、全体の感動を薄めてしまったのではないかと。
ドラマ版は1クールで終了だ。するとかなり早いテンポでラストを迎えることができる。登場する高校生たちの関係や、その決着は、私的にはかなり好みなのだ。期待している。
そんなわけで昨夜も鑑賞したのだが、「これ、原作読んでいないやつ、わかるのか?」という不安はあるものの、高校生のラブストーリーを主軸に据えた展開は、飽きずに観ることができた。
神社の前のシーン、不意に泣きそうになった。時期は4月の終わり、なまめかしい夜風が吹く。緑と土のにおいを運んでくる。比呂とひかりが、お互いの胸に秘めている想いを冗談まじりに交わす。その胸が締めつけられるほどのときめきが、私にもわきあがってきたのだ。
……おれにはこんな場面、一生巡ってくることはないだろう。
「H2」だ。
原作コミックが好きだった。失敗作だとは思っている。とくにすべてを読み終えたとき、このラストを半分の巻数で迎えることができたなら、もっとよい作品だったのではないかと感じた。作者特有の日常を描くという手法が、全体の感動を薄めてしまったのではないかと。
ドラマ版は1クールで終了だ。するとかなり早いテンポでラストを迎えることができる。登場する高校生たちの関係や、その決着は、私的にはかなり好みなのだ。期待している。
そんなわけで昨夜も鑑賞したのだが、「これ、原作読んでいないやつ、わかるのか?」という不安はあるものの、高校生のラブストーリーを主軸に据えた展開は、飽きずに観ることができた。
神社の前のシーン、不意に泣きそうになった。時期は4月の終わり、なまめかしい夜風が吹く。緑と土のにおいを運んでくる。比呂とひかりが、お互いの胸に秘めている想いを冗談まじりに交わす。その胸が締めつけられるほどのときめきが、私にもわきあがってきたのだ。
……おれにはこんな場面、一生巡ってくることはないだろう。