ふふふ・・・、きましたよ・・・。
マイナス20度の世界。
公式記録は-19.6℃ですが、実際、そこらで測ったら、絶対20℃超えている。
こんな日に早番出勤。
まだ暗い中、キュッキュと音を立てて踏みしめる雪。
見上げると、空には煌めく星が・・・。
そう、こんな風に冷える日は、必ずと言っていい程、星が綺麗なのだ。
放射冷却現象・・・良く晴れていて、風も無く、空気が澄んでいる。
肌が、痛い・・・。
太陽が昇ったら、きっと街じゅう、ダイアモンドダストに包まれる。
河川敷の木々は、絶対、樹氷に覆われ真っ白に輝くだろう。
なのに、仕事!
降り積もった雪は、この寒さで表面が引き締まり、外灯の灯を受けて、キラキラと瞬いている。
分かるだろうか?
どんなふうに撮ればいいか分からず、こんなことしてみた。
ダメだ・・・、記事確認したら、見ずらいったらありゃしない m(__)m
ホント、寒い!
写真を撮って、ブルっと体を震わせて「こんなことしている場合か!」と呟きながら、
職場に向かって車を走らせた。
早朝の除雪作業が盛んに行われていた。
かいて寄せられ車線を塞いでいた雪を、ロータリー車が削り取りダンプに吹き上げている。
道路が広くなって、走り易くなるだろう。
でも、この冷え込みで、平らになった道路がピカピカ、ツルツルでスケートリンク状態だ!
怖いよ、怖いよ、滑るよ、怖いよ~!!!
会社に向かって道路を右折。
東に向かって走っていたら、山の稜線が見えて来た。
もうすぐ、夜明け。
何ということ!
今朝は、本当に雲が無いようだ。
山が・・・、山の稜線が・・・、はっきりくっきり見えている!!!
ここ10日から2週間程の間、晴れても山には雲がかかって、大雪山の姿は、見えなかった。
久しぶりに見た大雪山の姿が、この黒い影!!!
旭山の鉄塔も、朝焼けに浮かんで見える。
この時間、あの位置。
あぁ、ちーさん、あの星は明星かな?
もう時間が無い。夜明けを待つ時間が無い。
オレンジ色から蒼に・・・そして、まだ残る暗闇へ・・・。
これから、そのグラデーションが、刻一刻と鮮やかに変化して行くのに・・・。
そして、眩しい朝日が登って来るのに・・・。
あぁ、もう行かなくては!
今度いつ見られるだろう!
こんなチャンス、そうは無いのに。
後、一時間、その光景を見る事が出来るのなら、マイナス20℃なんて、全然、苦にならないのに!!!
この冷え込みがあってこそ、見られる景色なのだもの!
くそー!!!!!!!!!
ため息ついて、ご出勤。