しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

久々の痛さ・・・そして、あの尾根

2012-12-24 19:22:02 | つぶやき

ふふふ・・・、きましたよ・・・。

マイナス20度の世界。

公式記録は-19.6℃ですが、実際、そこらで測ったら、絶対20℃超えている。


こんな日に早番出勤。
まだ暗い中、キュッキュと音を立てて踏みしめる雪。
見上げると、空には煌めく星が・・・。
そう、こんな風に冷える日は、必ずと言っていい程、星が綺麗なのだ。

放射冷却現象・・・良く晴れていて、風も無く、空気が澄んでいる。

肌が、痛い・・・。

太陽が昇ったら、きっと街じゅう、ダイアモンドダストに包まれる。
河川敷の木々は、絶対、樹氷に覆われ真っ白に輝くだろう。

なのに、仕事!

降り積もった雪は、この寒さで表面が引き締まり、外灯の灯を受けて、キラキラと瞬いている。

分かるだろうか?
どんなふうに撮ればいいか分からず、こんなことしてみた。



ダメだ・・・、記事確認したら、見ずらいったらありゃしない m(__)m


ホント、寒い!
写真を撮って、ブルっと体を震わせて「こんなことしている場合か!」と呟きながら、
職場に向かって車を走らせた。

早朝の除雪作業が盛んに行われていた。
かいて寄せられ車線を塞いでいた雪を、ロータリー車が削り取りダンプに吹き上げている。
道路が広くなって、走り易くなるだろう。
でも、この冷え込みで、平らになった道路がピカピカ、ツルツルでスケートリンク状態だ!

怖いよ、怖いよ、滑るよ、怖いよ~!!!

会社に向かって道路を右折。
東に向かって走っていたら、山の稜線が見えて来た。
もうすぐ、夜明け。

何ということ!
今朝は、本当に雲が無いようだ。
山が・・・、山の稜線が・・・、はっきりくっきり見えている!!!

ここ10日から2週間程の間、晴れても山には雲がかかって、大雪山の姿は、見えなかった。

久しぶりに見た大雪山の姿が、この黒い影!!!



旭山の鉄塔も、朝焼けに浮かんで見える。

この時間、あの位置。
あぁ、ちーさん、あの星は明星かな?

もう時間が無い。夜明けを待つ時間が無い。

オレンジ色から蒼に・・・そして、まだ残る暗闇へ・・・。
これから、そのグラデーションが、刻一刻と鮮やかに変化して行くのに・・・。
そして、眩しい朝日が登って来るのに・・・。

あぁ、もう行かなくては!

今度いつ見られるだろう!
こんなチャンス、そうは無いのに。
後、一時間、その光景を見る事が出来るのなら、マイナス20℃なんて、全然、苦にならないのに!!!
この冷え込みがあってこそ、見られる景色なのだもの!

くそー!!!!!!!!!



ため息ついて、ご出勤。







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雪国の現実

2012-12-22 10:46:26 | つぶやき



うず高く積まれた雪。
子供たちが、遊ばないはずがありません。

しっぽなが子供だった頃に比べると、今の子供たちは、雪と触れ合う機会も時間も大幅に減っているでしょう。

何せ、アタクシの頃は、雪で遊ぶ以外、何もすることが無かったのですから。
今は、テレビもあれば、ゲームもあるし、他にもいろいろ忙しいのでしょう。塾とかね。

それでも、そこに雪があるのです。
遊びたい気持ちにならないなんて、子供失格だ(爆)

大人が除雪した雪で、子供が遊ぶ・・・、とても素敵な光景です。


でも、大人は大変。



車庫上に積もった雪。実は1m近く積っていたのですが、兄貴が雪下ろしをしました。
作業前の写真を撮っておけばよかった!
雪下ろし、するならするって教えてくれればいいのに・・・。
って、妹がこんな写真を撮りまくっていることなど、彼は知らないから仕方が無いけれど・・・。

以前しっぽなが作った雪の壁は、一晩でその姿を消しました。
また、大量に雪が降り、かいて寄せられた雪で覆われてしまって。


車庫から降ろされた雪と一緒に、家の前を兄貴が除雪機で綺麗にしていました。
そこで、我が家の除雪機を紹介します。


雪が積もって、除雪機が雪に埋もれている(爆)



除雪機を動かすために、いちいち車を出し入れしていては面倒なので、今年は車庫では無く外に保管しています。
除雪機を始動させるためには、その除雪機を雪から救出しなければなりません。
除雪機を除雪(爆)


そして、現れた雄姿(?)




たかさ1mほどの、小型除雪機です。
購入して10年近く経つ、ネンキものですが、ちゃんと動きます。


操作パネルは、こんな感じ。






兄貴は、相当の巨漢!
除雪機が小さく見えます(爆)


兄を盗み撮りする妹。

ちょっと、怪しいよね。



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姫の悟り

2012-12-19 08:11:43 | つぶやき

また、雪かき姫。

雪の森の狭い世界に戻った姫を、愚かで器の小さな人間と言った前記事。

本当でしょうか?(←しつこい)


南の国への思いが「単なる憧れ」だと悟り、故郷の良さを再認識した良識ある人間・・・、ではないだろうか?

「住めば都」というけれど、「ぜひ住みたい場所」だって、あるものだ。

広い世界に出て視野を広げることだけが、人間の生き方では無い。
一生を故郷で過ごし、ほとんどそこから出ずに生きている人が、愚かだったり、不幸だったりするはずが無い。

自分の生きるべき場所にしっかりと根を張って、そこに幸せを見出す事が出来たなら、
それは、尊く、輝かしい人生だ。


世界中を駆け巡り、グローバルな視野を身につけて、素晴らしい見識を持って生きている人でも、
自分の帰るべき場所、帰りたい場所が無かったら、それは、寂しい人生ではないだろうか?


でも、ふわふわと浮雲のような人生を歩んでいる人も、それが幸せだったりするのだろう。
ひとつの場所に根を張る事が、苦痛となる人も居るのだから。



まぁ、結局、考え方も生き方も、人それぞれ・・・ということです。

ははは、今まで、散々、何言ってたんだ?


最後は、みなさん、お好きにどうぞ・・・ってことよ(爆)








除雪車が入って、綺麗に平らになった駐車場。

ライトアップでは無く、単なる外灯に雪が光っています。

積まれた雪は、3mまであるかな?
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姫の愚かさ。

2012-12-18 22:44:20 | つぶやき

前記事、雪かき姫のお話。

自分がどんな人生を送っているか、どんな価値観を持っているかで、受け止め方は変わるでしょう。

あまりに短く、細かい出来事など表現されておらず、登場人物の心の動きも単純です。

この話が思い浮かんだ時、朝夕の雪かきに呆れて少し疲れていて、自分を哀れに思っていた。
だから、雪かきを頑張っている自分を「姫」などと称して、心を慰めようとしたのだ。

本当に「雪かき姫」が居たならどんな生活だろうか?雪かき姫なのだから、毎日雪かきをするのだろう。

毎日毎日雪かきをしていたら、どんな気持ちになるだろう?
雪の降らない暖かい所に行きたい、と思うのではないだろうか?

でも、雪は不思議な魅力を持っている。
たくさんあり過ぎて困ってしまうこともあるけれど、この白さは心を捉え、引き寄せる。

南の国に行ったなら、帰りたいと思うはず。


あの結末は、自分を慰めるためのもの。
どんなに辛くても、ここが自分の居場所なのだと、心を納得させるため。


でも、雪かき姫は愚かではないだろうか?
自分の人生の可能性が開かれたというのに、元の小さな森の世界に引き籠り、そこに幸せを見出そうとする。

ただ臆病で、変化を受け入れる事の出来ない器の小さな人間。

住みなれた故郷が、自分らしく居られる場所だというのは、錯覚ではないだろうか?

どこだって、その土地、その土地の良さがある。「住めば都」と言うではないか!

自分らしく生きるという事は、場所は関係ない。心の持ちようだ。
知らない世界に足を踏み入れて、新しい発見をして、新しい自分を見つけて、
人生に彩りをつけて行く事が、本当の幸せではないだろうか?


白いままが、必ずしも清らかなわけでは無い!


などと、思ったりもするのです。



ははは、また、自己分析。呆れるね!



今日、仕事を終えて空を見上げたら、三日月が雲間から見えていました。
薄雲が流れていて、おぼろに揺れている月の光。


どこかで、写真を撮れないかな?と思い、近くの公民館の駐車場に車を止めました。

夜の除雪作業を、月が見ていました。











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雪かき姫

2012-12-17 17:50:15 | つぶやき

昔、昔・・・

ある雪深い森に美しい少女が住んでいました。
少女は、病弱な両親のために、毎日毎日、雪かきをしていました。
森の中、友達は時々訪れるうさぎやキツネや鹿達です。彼らは、「大変そうだね。」と声をかけて、いつも見守ってくれていました。
凍える手をさすりながら、雪かきをしている少女は、時折、
「あぁ、暖かい南の国に行って、暮らしてみたいな。」
と呟きながら、冷えた朝の樹氷や、日射しに光るダイヤモンドダストを見て、心の慰めにしていました。

ある時、南の国の王子が雪の地を旅して、少女を見染め、国に連れて帰りました。
少女は夢見た南の地で暮らせるようになって、大変喜びました。両親の住む家の周りは、王子が手配して、使用人によっていつもきれいに雪かきされるようになったのです。

楽しそうに南の地で暮らしていた少女でしたが、段々と塞ぎ込むようになり、体調を崩します。
そして、ついに高熱を出して、寝込んでしまいました。
うわ言で「雪が見たい、雪が見たい・・・。」と言い続けます。

王子は、美しい姫を手放すのは大変残念でしたが、故郷に帰りたそうにしている彼女を見て、
とてもかわいそうになり、ついに、生まれ故郷に帰してあげることにしました。

少女は故郷に帰ると元気になり、また、毎日毎日雪かきをします。

もう、南の国に行きたいとは思いません。
森の友だちと話をしながら、美しい白い景色に包まれて、いつまでも幸せに暮らしました・・・、とさ。




・・・・・・・・・・・・・




雪かきに夢中になると、心のモヤモヤが少し晴れます。
雪をかいて、捨てる。・・・心のモヤモヤをかいて、捨てる。

そう呟きながら作業をしていると、雪の白さが心を染めるような気になります。

心が少し晴れて来て、余計な事は考えないようにしよう!と無心に雪をかいていると、
「雪かき姫」というフレーズが浮かんできました。
なんだか、物語が出来そうね・・・、などと思いながら作業して、頭の中で出来上がったのが、上のお話。

ははは、なんだろうね?

この姫の不幸は何でしょう?
せっかく、王子様に見染められて、憧れの南の国に行けたのに、結局、また雪かきの毎日です。
それでも、幸せに暮らしました・・・本当でしょうか?

姫の不幸は、愛が無い事。
見染められても、王子を好きだった訳じゃない。
南の国に行きたかっただけ。
王子を愛していたら、たとえ故郷が恋しくても、白い景色を懐かしく思い出しながら、微笑んで暮らして行けたはず。

毎日毎日雪かきをしながら、その輝く景色は、しっかりと胸に刻まれていたはずだから。

南の国に行って、何かをしたかった訳じゃない。
ただ、冷たさがちょっと辛くて、暖かさに憧れただけ。


自分の本当の居場所が何処なのか気付いた時、憧れの地は安住の地ではなくなった。


自分で作った物語を、自分で分析、解釈する。
馬鹿げている!







何でしょう? 雪の壁!しっぽなが作った雪の壁(爆)







家の前を雪かきしました。
我ながら、綺麗にかいたものだ!


素晴らしい!!!


コメント (5)
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