坊っちゃん入るべからず・・・南四丁目発by Ken's Channel

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「北海道山日和」

洞爺湖マラソン ’10・・・・展開の相違

2010-05-25 18:21:02 | マラソン大会

本当にこれから走るのかなぁと思うくらい静かに穏やかに号砲を待ってました。

周りは応援の声で賑やかだというのに・・・・

そしてスタートのピストルが鳴りました。

声援がいっきにヒートアップします。一斉にランナーが飛び出します。ちょっと危ない一瞬ですがここはさすがに最前列ブロック。
300mほどでペースに乗れていきました。

ホテル天翔の坂を上り、最初の折り返し地点まで約3.5kmは湖を時計回りに走ります。
このコースは最後の40km地点からの反対コース。

2km地点手前までぐっと上り、3.5kmまで緩やかに下ります。ペースはすでに3分50秒台。気持ち速めですがこの上りで56秒まで自然と下がりました。

ついていくべきランナーは八雲さんとゆもいさんです。
八雲さんは1km地点でほぼ並走状態になりましたが、ゆもいさんはすでに50m以上も前にいました。
追いつこうにもこちらも余裕のあるペースではありません。あせらず自分のペースを守り、調子があがってきたらつけばいいと。(・・・実際にはそんない甘くありませんでしたが)

そして3.5kmを折り返します。悪いペースではありません。立ち上がりで若干息が荒いのも普段と同じです。
でもなんかいつもと違ってました。妙に冷静な自分がいたのです。
この時には八雲さんが前方の集団に追いつくようにペースアップ。しかし私は「まだまだ」と。
調子が上がれば自然と追いつくと。

そして5km通過。  19分39秒。

予定ではスタートのロスも考えて20分をぎりぎり切っていれば上出来だと思ってましたからちょっとハイペースです。

深呼吸をしてピッチを落とすべくストライドを若干大きめに取る気持ちでペース調整。

再度湖畔道路に入って、再度スタートラインを通過します。ここで6kmちょっと通過です。

声援が一番大きいところで、手を振って応えます。

しかし、ここまで来てもまだまだ後ろのほうからどんどん抜かされていくのです。

今までと違う展開が続きます。

7kmが過ぎ、コースはついに洞爺湖の周回道路に出ました。
違う展開はまだまだ続きます。
先日行われた豊平川ハーフ。今よりもペースはずっと速かったのにもかかわらず同じペースで走ることのできるランナーさんが常に近くにいました。
しかし、今回にかぎっては一向に前には追い付かない、後ろから来るランナーさんは付けない程のペースで抜いていくのです。

このペースでの一人旅はかなり厳しいと感じていたのでペースメーカーをと考えていたのですが、誰一人いないのです。
追いついたと思ったら、そのランナーさんは落ちて行ってしまう。

そのうちに10km地点を通過しました。

10km通過タイム : 39分36秒 (5kmラップ : 19分56秒)

設定ペース通りです。
ちょうどかぼちゃん、ひろちゃんも応援してくれました。手を振って応えます。

しかし、ここから先も違和感は続きます。
気持ちが乗ってこないのです。今までであればこの天気で、景色を眺めながら気持ちも乗ってきて「楽しいなぁ」と感じている頃なのです。

それが全くない。
息も若干あがって来ています。13km地点を過ぎてアップダウンの続く区間に入りました。
前を行っている集団は離れはしませんが、一向に落ちる気配はありませんし、自分も追いつけません。
ゆもいさんの集団は少しずつ遠くなっていきます。

そのうち気持ちの中に「もしかして調子が悪い」というネガティブな部分が出てきました。
「まずい」と思いました。
「だめだ、だめだ、前向きに、前向きに。まだ苦しいわけじゃない」

そういい聞かせて走っていたのです。

そして15km地点。

15km通過タイム : 59分54秒 (5kmラップ : 20分18秒)

ちょっと手前でパワージェルを補給しました。ここまでは給水も順調です。
「アップダウンの区間だし、これで上出来 ここからまたペースを取り戻す。」
そう信じて前を向きました。

しかし、17km過ぎあたりから急に脚が重くなり出したのです。
今までも15kmくらいからはそれなりに疲れみたいなものがあるのですが、今日は集中力も落ちていたのです。

「ハーフまでまだ4kmもある

そんな弱気な自分と「まだ行ける。大丈夫」と励ます自分が交錯します。

そしてなんとか20km地点。

20km通過タイム : 1時間20分7秒。 (5kmラップ : 20分12秒)

この5km区間でペースを19分台に戻せなかったのです。
コースは一旦「仲洞爺キャンプ場」側のコースを取り、給水地点を通過します。
脚はさらに重くなり、息も荒くなりました。

「ハーフの地点が遠い」

そう思った途端目標にしていた2時間50分は無理だと感じてしまったのです。

どう考えてもここから先、少なくとも30kmまでペースを回復するのは無理だと。

「いっそのことここでやめてしまおう。走りきることさえできないかもしれない」

こんなことを考えが頭をよぎったのは初めてでした。

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