台風の影響か、ここ数日は夏日が戻った感のある札幌です。
とは言っても、朝夕の空気はすでに秋です。
さて、北海道マラソンから2週間が過ぎました。
今年の道マラは涼しく、例年よりも記録が出やすい気象条件でのスタートとなりました。
スタート時点で20℃を下回ったのは2016年以来、雨の条件は通り雨的なことを除いては10数年ぶりとなります。
昨年は左趾の骨折でDNSとなった北海道マラソンでしたが、
年が明けて、完治とともに、東京マラソン、そして初の100kmとなるサロマ湖ウルトラマラソンを経験し、
夏の北海道マラソンを走り込みの最終章と目論んでいたのですが、
8月の初旬、ついに五十路を迎えたおっさんランナーに、マラソンの神様はそう簡単に微笑んでくれませんでした。
結果としては、昨年のDNSを除いては、なんとか3年間維持していたぎりぎりサブスリーから転落。
3時間11分31秒(グロス)
ケアをおろそかにしたツケがいかに大きかったかを痛感した道マラとなりました。
右ハムと殿筋に不安を抱えたままスタート。
Bブロックから10秒ちょっとのロスでスタート出来たこともあり、最初の1kmほどはアップには丁度いいくらいです。
沿道の声援がすごい駅前通りを過ぎると、徐々に自分のペースで走りやすい状況になってきました。
最初の5km通過がロス抜きで平均4’20秒くらいで通過し、そのままペースの出やすい平岸街道へ。
若干の違和感もありながらも、自然とペースアップしサブスリーギリギリでもある4’15で10kmを通過できました。
創成トンネルを通過しながら思ったのは、サブスリーで走っていた一昨年以前は、もっともっと余裕があったなということです。
札幌駅の北口でメンバーから応援をもらい、新川駅付近の15km通過時は平均ペースで1秒落ちでしたが、
雨も降ってきて少し肌寒いくらいでしたので呼吸も楽に感じてました。
そのまま新川通へでて20km通過はサブスリーペースで通過できました。
ハーフの通過が1時間30分30秒でしたので、ほぼ予定どおりです。
しかし、ここから順調にビルドダウンが始まりました。
ハーフ通過時は、なんとなく周りにいたランナーさんに抜かれていくというか、自分が落ちている感じではなく、
周りがハーフを過ぎてペースアップをしたのかなと思っていました。
まだペースアップには早いのに!!!なんて軽く考えていたのは大きな勘違い。
ちょっとした向い風でしたが、いつもなら気にしない程度なのに体を前に押せてない。
周りにいたランナーさんの背中がどんどん離れていきます。
この時になって右足が前に出て行かない状況になっていることに気がついたという、なんともお粗末な展開です。
それでもいつもならなんとかだましだましも頑張るところが、それすらも出来ない状況。
レースとしてはハーフで終わった北海道マラソンなのでした。
それでもすれ違いのメンバーやラン友さんとのエール交換、沿道からの声援に励まされ、
同じく脚攣りでペースダウンを余儀なくされたラン友さんと、いつもなら必死で走り抜けている赤レンガ前を
おしゃべりしながら、そして並んでゴール出来たことが記憶に残る道マラとなりました。
冒頭にも書きましたが、今年は初のサロマ湖100kmに挑戦しました。
無事に完走は出来ましたが、その後遺症というか、表面的には気がつかない内臓疲労あったのか、
燃え尽き症候群に陥ったのか、7月は全く走る気力が落ちてしまいました。
そして8月に入り、徐々に走る気力が出てきたところで、お盆に恒例のプチぎっくり。
腰はすぐに回復したものの、これもまた後遺症というのか、今回の失速要因にもなった
右ハムと臀部の張りが出てきてしまいました。
故障は付き物なので仕方がない面はあるのですが、いけなかったのは、セルフケアも含めて、きちんとケアをしてこなかったことです。
骨折が完治して、少ない時間で東京マラソンをある程度のタイムで走り、
サロマ湖も狙ったタイムではないけれど、そこそこの結果でした。
大した結果でもないのに満足した慢心と、7月、8月は走れなかったけれど、道マラもそこそこ走れるだろうという油断です。
秋はハーフ2レースと、10km、そして12月には大阪マラソンがあります。
今回のことを教訓に次のレースを楽しみたいと思います。
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