洞爺湖マラソン2009～スタートまで（１）

眼下に洞爺湖が見えた。
朝5時に出発したが、ＧＷでもお盆でもないのにこれだけ車が連なっているのを見るのはめずらしかった。乗っている人達はその殆どがトレーニングウェアといういでたちだ。
洞爺湖温泉に到着し、ゼッケン引き換え券に記載されている近い駐車場にいくが既に満車状態。それでも街の端っこにある駐車場に停めることができた。
風が強く、冷たい。またしても雨の中を走るのか？

当日はスタート地点に張られたテントでゼッケンを引き換える。
518番。39歳未満のフルマラソンのゼッケンを受取った。前日入りしているアミノの先輩夫妻と連絡を取りながら、先に到着しテントを張っていると言うミッチャンを探す。ミッチャンなんて言ってはいるが、元体育の先生で還暦を過ぎている大先輩だ。時間を掛けることなくすぐに発見できた。こういう時、アミノのオレンジは分りやすくて良い。

「おはようございます。荷物置かしてもらっていいですかぁ」

「いいよ！」

荷物置場を確保するのに時間はかからなかった。ミッチャンだけではない。アミノバリューランニングクラブ及びジョグノートで多くの友人ができてからはこういう時にも非常に助かるのだ。

あいも変わらず天気はイマイチだ。さぁウェアをどうするか。
風が強いから寒く感じる。走れば丁度良いはずであるが、気持ちが乗ってこない。
一瞬、ランシャツではなくて半袖にしようか迷った。迷いの中には
「途中で棄権した場合、長い距離を歩かなくてはいけない」
という弱気があったのだ。

つづく・・・・