全国的にここ数日は花冷えで、札幌でも雪が舞いました。
札幌では4月に雪が降ってもたいして不思議ではないですが、
3月末に、記録的な暖かさとなっただけに、この花冷えは応えました。(笑)
寒くなる言葉とは反対に、「小春日和」なんて季節の言葉もありますよね。
寒い時に、春のように穏やかで暖かい天気となると、ついついこの言葉を使ってしまいますが、
正確には晩秋から初冬にかけて使う季語なんですね。(国語苦手なもんで・・・・汗)
先日、仕事の関係で調べ物をしていたら、「敷居が高い」という言葉の話題になりました。
この言葉も最近は本来の意味とは違ったニュアンスで使われているそうです(間違ったともいいますが)。
よく聞くのは、
「このレストランは敷居が高くて入りずらい」(値段や格式が高い)
とか、ランニング関連なんかでいうと、
「あのチームは敷居が高くて私にはとても無理」(速い人ばかりでレベルが高くて)
なんて使ったりしますよね。
でも本来の「敷居が高い」の意味は、
不義理や面目のたたないことがあって、その人の家に行きにくい、敷居がまたげない
なんですね。
統計によると、40歳代を境に使い方の違いが顕著で、50歳代になると本来の意味で使用している割合が高く、
30歳代より若い世代は、「レベルや、値段や格式などが高くてはいりずらい」という意味で使用しているそうです。
そしてさらにはメディアや報道関係でも本来の意味とは違うとわかっていても使用しているということです。
ですので、本来は存在しない、「敷居が低い」などという派生語も使われるとか。
言葉ですから、時代背景や世代が変われば、本来の意味とはかけ離れた使い方や派生語が出てきますよね。
私なんかいい歳をして間違いだらけなので、言えたものではないですが、
たとえ本来の意味とは違っていても、ニュアンスが伝わればいいかなと。
(もちろん本来の意味を知ることはとても大切ですが)
そのくらいのおおらかさは持ち合わせていたいと思います。
もちろん仕事においても趣味においても「敷居が高い」という状況を、少しでも作らないよう努めて
いきたいと思います。
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そうそう、もう一つ面白いと思ったのは(というより、間違って理解していたのですが)
「姑息」
です。
よく、「あいつは姑息なやつだ」なんて言ったりしますが、この時の姑息は「卑怯な」
という意味でつかわれていると思います。
しかし、この言葉の本来の意味は、
「その場しのぎ(一時の間に合わせ)」
だそうです。
ですので、先ほどの「あいつは姑息なやつだ」は正確な使われ方が省略されていて、本来は、
「あいつは姑息で卑怯なやつだ」(あいつはなにをやるにもその場しのぎで・・・・)
です。
この姑息と卑怯がニュアンス的に同意語になってしまったんだそうです。
これも最近は「その場だけの間に合わせ」から派生して、「卑怯なさま」という意味で使われていて、
世論調査によると、70%の人が「卑怯」という意味で使用しているとのことです。
マラソンなんかは、それこそ「その場しのぎ」のトレーニングでは結果はついてきませんよね。
先日購入したロードバイク。
姑息なトレーニングで終わないようがんばらねば。
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