千歳を離陸して約4時間。台湾桃園国際空港は台湾の玄関口である。
乗継だけだから空港内だけではあるが、初めて感じる中華の雰囲気だ。勉強不足でよくわからないが基本情報は、
国名: 中華民国
面積: 36,000平方km
人口: 2,300万人
首都: 台北
種族: 漢人、原住民
言葉: マンダリン、台湾語、客家語、各原住民の言語
宗教: 仏教、道教、キリスト教、イスラム教、カトリック教
総統: 馬英九
ということになる。中国には標準語とされる北京語の他に、日本でいう方言にあたる、広東語、上海語・・・と色々ある。では空港にあるサインや看板などは何語かといえばやはり北京語なのだろう。関西空港が関西弁で書かれているわけではないからね。
と、あまりにも新鮮なので、そんなあほな想像をしながらトランジットの手続きを進めていく。千歳を出発したのが15:00。台湾到着が現地時間18:00。時差が1時間。
手続きと言ってもなんということはなかった。新たに保安検査場を通ればいいだけで、時間も中途半端だから保安検査場もひっそり。千歳を通る時にひっかかったベルトもなにもはずさず、それでもなんにも問題なし。検査員もにっこりとフレンドリーである。
再搭乗まで約5時間もある。機内食は食べたが、19時も過ぎるとなんとなくお腹が空いてくる。しかし台湾ドルは持っていない。この乗継のためにはわざわざ悪いレートで変えてこなかったのである。しかたなく5000円分を両替することにした。結果、1500台湾ドルになった。約0.3台湾ドル/円。と言ってもその数字が同意味があるのか感覚的にわからない。もちろん日本でレートはチェックしていたから数字の持つ意味はわかる。しかし1500ドルでいったい何が買えるのかの感覚がわからないのである。日本で買う、いや世界で買うものの多くは既に中国製品。安いことは分かっているが、それとこれとは話が違う。
お腹を空かしながら、一通り空港内を散策する。台湾ドルとやらの価値を見ていくと、空港内ではそんなに変わらない。安いと感じない。ブランド品も一般的なお土産品も食べ物も・・・ちょっとがっかりしながら「牛」の文字が入ったラーメンを食べる。
でかい牛肉の塊が3つ入って、醤油系の味付け。特別「うまい!」と感じることもない。それと小籠包。これはそれなりにうまかった。日本で食べるそれとは「日本人向け」でない味付けがよかったのかもしれない。
食事も終わって、いよいよ搭乗まですることもなくなった。ノートPCを持参していたが、あいにくフリーでインターネットがつなげない。貧乏旅行でたった数時間の為に数千円は使えない。さっさと搭乗ゲートまで行き、仮眠をとることにした。こういう中途半端な時間に空港にいる連中は、慣れているのかどこでも平気で寝転んでいる。車座になって酒を飲んでいるどっかの兄ちゃん達。バックパッカーだな。ゲート付近はそんな連中でうるさいから隣に行った。一応寝過さないようにタイマーをセットし、靴を持って行かれないように用心しながらしばし夢の中。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます