マラソンのレースに出て、こんなに前からスタートしたのは初めてです。
スタジアムからすぐに公園内へ出て行きます。先頭のペースはとんでもなく速く、ついていこうなんて間違えても思いません。
公園内を大廻でぐるりとまわって、豊平川の河川敷へ。
この大会は陸連公認にかかわらず、距離表示が5km毎。
ただでさえ慣れないペースで走ろうという時に、せめて3kmぐらいまで1km表示があればと・・
スタートしてからのペースは感覚的には4分/kmを切って3分台なのはわかりました。おそらく3分50秒切るか切らないか。
スタート前のエネルギー補給の為に今回初めて購入したVESPAを飲みました。これがが効いているのかわかりませんが、苦しくはありません。
後ろから何人ものランナーに抜かれていきましたが、このペースを変えようとは思いません。
というよりこれ以上あげたらあっというまに潰れるギリギリのペースだったからです。
河川敷に出ると先頭は見えますが、既に縦にながーい展開になっています。
ところどころに4人くらいの集団になっていて、私もそんな集団の中に位置を取りました。
5kmまで行かないうちに、ひとつ前の集団を飲み込むかたちとなった時、見慣れた後ろ姿が
八雲さんがいるではないですか
スタート地点では意識しないようにわざと見えない離れた位置からスタートしましたが、まさか背中を見ながら走ることになろうとは・・・・
しかし、その後ろ姿にはいつもの軽快さがありません。それは5kmのラップを確認した時に確信となりました。
5km通過タイム 18分33秒。
彼が本調子なら18分は切って入っていくはずですから。ここにいるはずがないんです。
はじめて背中をみながら走れた嬉しさは、一瞬でした。たしか10km前後では前に出るしかないほど辛そうだったのです。
右手をあげてパスしました。しかたがありません。
集団に遅れれば自分もペース維持が難しくなるからです。
向かい風ですが、往路は幸い川下に向かって若干下り気味。気温が高めだったので逆に風が心地よい感じです。
それでもなるべく直接風を受けないように、集団の後ろに位置を取り続けました。
10km通過タイム 37分28秒 (5kmラップ 18分53秒)
ここまでは昨年のさよならさっぽろマラソンで経験しているタイムです。
そしてここから先が未知の領域となりました。
集団は遅れるランナー、新たに後ろから入ってくるランナー、前に行くランナーと次々に入れ替わります。
自分でも極端に前に出るランアーについていこうとは思いませんでしたし、遅れていくランナーに合わせようとは思いません。自分でも10kmを過ぎて若干ペースを落としました。ただずるずると行かないように常にペースメーカーとなるランナーにぴたりとつくようにしてました。
15km通過タイム 56分53秒 (5kmラップ 19分25秒)
この通過時点では若干脚も重くなってきましたが、ペースを上げられないという感じではありませんでした。
この時にはペースメーカーとさせていただいたのは伊藤さんというかたでした。
なんで知っているかって
作・ACのメンバーらしく、沿道の応援で名前を覚えました。
結局、最後は振り切られましたけど、あとで50歳以上のクラスで3位の方でした。
そしてあの女子優勝ランナーさんも最後の集団にはいってきたのです。
力強い走りでした。
河川敷を登るところにマー君2号とnikoが・・
「20分きれるぞぉ」とマー君2号。
まさかぁとは思いました。時計はわざと見ませんでした。(今思えば見たほうが最後力になっていたかも知れませんね。タラレバですが・・・)
土手が終わってから180度Uターンするようなコース変更でスピードを緩めた途端でした。
緊張の糸が切れたようにペースががたんと落ちてしまったのです。
今まで並走していた彼にはもうついていけませんでした。きっとスパートもかけていたのでしょう。
真駒内公園内のコース変化に対応できる力は残っていなかったのです。
それでも最後まで脚を前に、前に・・・・・・・
ゴールタイム 1時間21分23秒 (最後の6.098kmは24分29秒)
パーソナルベストを5分以上短縮することができました。
一緒にハーフを走った民さんからも折り返したあと、すれ違いで応援をいただきました。
また河川敷では昨日の24時間走で疲れているにもかかわらず応援にきていただいた仲間がたくさんいました。
もちろんアミノバリューin札幌のメンバーも。
苦しい時の応援は本当に力になりました。
ありがとうございました。
さぁこれでもう2週間と少しあとには洞爺湖マラソン本番です。
今回のタイム、レース展開をしっかり反省し、できることをしっかりやって望みたいと思います。
写真は会場に来ていたミス・グアム 顔が小さい
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