札幌マラソン２００７

秋晴れにに恵まれた第３２回札幌マラソン。今年は全ての部を合わせて９５５５人が参加したそうだ。

１１：５０スタートのハーフマラソン（２１．０９７５ｋｍ）に初参加。
申し込み順、記録順でもらったゼッケンはほぼ一番後に近い３６００番台。振り返れば最後尾はすぐそこ。反対にスタート地点が見えない程前方はランナーの群。

ランニングクラブの仲間４人で集合地点に向かう。
公園内から五輪通りのスタート地点へと移動すると「用意っ！」も声も聞こえないうちに号砲がなった。
スタート地点まで約２分弱かかったが、公式記録は号砲から計測される。最初の２ｋｍは前が詰まってペースは上げられない。十分な練習は出来なかったがやっぱり北海道マラソンで完走出来なかった鬱憤を晴らしたい気持ちも少しはあったからちょっとは記録にもこだわっていた。

前も開いてきたのは３ｋｍも過ぎた頃。しかし無理は出来ない。ハーフだから途中棄権はまずありえないが、６月にＪＡＬ千歳では１９ｋｍで歩いてしまった。
マラソンは平均的スピードで最後まで走って記録がなんぼでその平均スピードを練習で上げられなければ本番でも無理だろう。
兎に角後半の失速だけは避けたかったから折り返し地点を過ぎるまでは様子を見た。７ｋｍの給水所を過ぎて、札幌駅前通りを中島公園から北に向かって南大通り手前まで行って折り返す。綺麗な自然を見ながら走るのも楽しいが、大勢の観客が応援してくれる街中もテンションが上がって走りやすい。良い天気で９月中旬並の気温となったが夏に比べれば月とスッポンだ。
だが油断は禁物。きちんと給水を取って復路に入る。風がやや強くて、豊平川の河川敷を上流に向かうのは向かい風の中。精神的にも体力的にも半分を過ぎてからがきつい。
途中まで近くを走っていた若いＭ君は河川敷に入ってから前を走る世界陸上のＪＡＰＡＮユニフォームを着るＩ先生を追ってペースを上げた。６月のＪＡＬ千歳の時に自分より早い人について行って失速した経験からＭ君についていくのは諦めた。

そうこうしているうちに１２ｋｍ地点でコースを外れて大会係員と立ち話をしているＩ先生を発見。「先生ぇ～！」と声を掛けると、まるでレースを終えた後のような笑顔で手を振ってくれた。ゴールしてから随分長い間先生のゴールを待っていたがついに帰っては来なかったが・・・・

やはり気温が高くないのとハーフだからもあったが、公園内に入ってまだ４ｋｍ程周回しなければならないのだがペースをあげることが出来た。記録は手元の時計で１時間４０分。自己新とはいかなかったが満足いく走りが出来た。
今年はホノルルには行かないから最後のレースになるかもしれない大会で納得いく形で終われたのは良かった。

もちろん打ち上げがないわけはないはずで、ランニングクラブのメンバーで今日のレースを走った人もそうでない人も総勢７０名が日曜日の居酒屋を陣取った。
普段は話をしないメンバーとこういう時に色んな話が出来るのは本当に楽しい。
ある人はレースの次の日に転勤で神戸に行く（５ヶ月だが）。もう一人は広島だったかな？。おそらく他にもいろんな事情や思いを持って参加してるんだろう。

札幌も一雨づつ冬に近づいている。ついこの間の更新では夏に向かっていると書いた気がしていたのに・・・・