大雪山2007・・・秋

日本一早い紅葉がピークになった。実際はピークをちょっと過ぎたのだが・・

大雪山国立公園。一番が沢山つく公園だ。
広さが日本一。初冠雪が日本で一番早い。一番早い紅葉。etc・・・
例年になく暑い夏で紅葉の遅れが心配されていたが、なんのことはない。
いつもは9月の勤労感謝の連休がピークなのだが、今年はすでにピークを過ぎていた。
それでも黒岳は7合目から8合目までがピークに達していて、銀泉台はまっさかり。

2年ぶりに黒岳から北海岳を通って右手に岩だらけの白雲岳を見ながら赤岳山頂を経由して銀泉台に降りるお決まりのルート。
前日に層雲峡に入ってキャンプ。キャンプ地は下界といってもここは層雲峡。夜はおそらく一ケタ台の気温。暗くなってからは吐く息が真っ白になるほど気温が下がった。
まぁ夕食の豚しゃぶには最高のシチュエーションだったが。

朝6時、始発のロープウェイには長蛇の列。改札一歩手前で惜しくも乗れず2便目。
それでも10分差。
5合目までロープウェイでそれからリフトで7合目へ。
リフト乗り場から見える黒岳は見事な紅葉で斜面を埋め尽くされていた。
８・９合目から間近に見る紅葉はいつもながら圧巻だ。夏の高山植物が一瞬の夏に咲き誇るのと同じく秋の紅葉も一瞬で力強い。これが好きなのだ。

黒岳山頂は遮るものもなく秋の澄んだ空気は遠くトムラウシまではっきり見えた。
お鉢を右手に見ながら北海岳山頂を足早に通り過ぎた。途中、雪渓の残る斜面の間を
流れる川も日本離れした風景をみせてくた。
晴れているけど風が強い。冷たい。大雪山は2000ｍ級の山が集まる連峰だが、日本の北に位置してるせいか本州の3000ｍ級の山々がそびえる北アルプスと同じ気候条件で装備には細心の注意が必要なのだ。
と言いながら、まぬけなことに山用のウィンドブレーカーを忘れる始末。情けない。
幸いにも天候はＰカンで運が良かった。

赤岳山頂を過ぎてからは銀泉台までは下り。そしてこの銀泉台の紅葉がまた絶景なのだ。観光客の殆どがこっちをメインにやって来る。

一番上の写真は銀泉台駐車場近くまで降りてきて一番カメラマンが多かった地点から撮った一枚。
カメラの性能と腕がいまいちで写真ではその美しさの半分くらいしか表現できていないと思う。

しかし、こんな景色が札幌から２時間ちょっとで行ける。もちろん歩きもいれたらもっとかかるが・・・・北海道って