中間点を過ぎ、西大分から左斜めに左折。左手に西大分港フェリーターミナルを見ながら25km地点へ向かいます。
終始向い風ですが、タイムアタックをしていないせいかそれほど気になりません。
この頃になっても前後にはたくさんのランナーがいます。
苦しそうな人、すでに歩いてしまっている人も多く見かけるようになりました。
私の前後にもぴたりとついて離れないランナーが一人。3000番台で長身の若いランナー。
前にでたり、横にならんだり。
そして25km。
25㎞通過タイム 1:43:46 (0:20:49) 4'09/km
ここから北海道マラソンの新川通りに匹敵いや、それ以上長く感じる臨界産業道路に入ります。
集中力が心配なコースですが、ずっと並走するランナーさんのお陰で気持ちが途切れることなく走れました。
もう頭の中は「サブスリ-、サブスリ-」です。
必死にがんばるTodayさん。
今回サブ50達成のやーまさん(黄色のランシャツ)
しかしまだ30㎞にも達していません。私の中ではマラソンは35kmからだと思うようにしています。
「30kmなんて普通に走って当たりまえ。頑張るのは35kmから」と。
最近はこの感じでうまく走れているんです。
30km通過タイム 2:04:48 (0:21:02) 4'12/km
それでも30km手前では走り込み不足の影響が脚に、そして気持ちに出初めてきました。
残りの距離を気にするようになったのです。
前半全く気にならなった1㎞のラップ。ガーミンをつけているのもありますが、このあたりから1㎞が長く感じ始めました。
臨界産業道路が終わって右折したときはほっとしました。数百メートル走って再び右折。
約3kmほどの直線を追い風状態で走ります。
前をみてもすごい数のランナーです。それもみんなサブスリ-ペース。
沿道からは応援の声のなかにこんな声も・・・・
「今年は通過するのにずいぶん時間がかかるねぇ」
すいません。遅くて・・・・(ってそういうつもりでおっしゃったのではないと思いますが)
明らかにスピードは落ちました。というより上げられません。
苦しくはないのに脚が前にでない。
でも周りのランナーさんもきっとつらいに違いない。
ピッチをきざめ 一人でも多く拾う。そう言い聞かせて走ります。
直線も終わり右折し、数百メートル先を左折して再び産業道路へ。35km通過。
35km通過タイム 2:25:56 (0:21:08) 4'13/km
あと7㎞です。つくばの時はがんがんあげていけたのに・・・・
1.5kmほど走ると弁天大橋です。往路はほとんど感じなかった橋の登りも恨めしい。
そして左手にはゴールの大分市営陸上競技場が見えます。
しかし、まだまだ簡単にはゴールにいれてもらえません。
さらに大分市街中心部をぐるっとまわってこなくてはいけないのです。
35km通過時点で計算すると1㎞あたり5分を切って走りさえすればサブスリ-です。
「もういいよ。ここまでよく頑張った。あとはジョグでもいいよ。」という自分と、
「ゴールまでがんばれ。あきらめるな」と弱気と強気が入り乱れます。
1km通過するごと、頭のなかに現れる弱気な自分。
それでも脚は前を追ってました。
見えないれど必死に走っているだろう仲間の背中に少しでも追いつきたい。
ゴール後、健闘を称えるためにはあきらめてはいけない。そんな思いで走ってました。
残り3kmを切って、大分市街中心部を通過している頃には、沿道の応援も最高潮でした。
なかにはゼッケンを呼んでくれるひともいます。
SWACの深川クリニックでお会いして、昨年の別海でも入賞していたランナーさんが前方にみえました。
もうフラフラに近い状態。オーバーペースが祟ったのでしょうか。
追い越す時に「頑張れもう少しだ」と声をかけました。(わかったかな)
私も一杯一杯でしたが、コンディショニングが厳しい北海道でがんばってきたんだろうなと思うと声をかけずにいられませんでした。
40km通過タイム 2:47:42 (0:21:46) 4'21/km
そして再び大分川を渡ります。
もう左手にゴールの陸上競技場が見えます。今度こそゴールです。
数人に抜かれて行きましたが、脚は今のペースを維持するだけで精一杯です。
陸上競技場に入りました。
すぐ左手にはゴールした選手がたくさんいます。みんなバスタオルを掛けてもらっています。
トラックはランナーで一杯でした。
もう1秒、2秒間隔で次々にゴールします。
電光掲示板は57分台。
そしてゴール。
タイム: 2:57:33 (0:09:51)4'29/km
ほとんど練習らしい練習を出来なかった1月。DNSさえ覚悟した1月。
完走できました。それもサブスリ-で。
この別府には両親と弟を呼んでました。
その両親、特に病気と闘っている父に元気で走る姿を見せることができました。
(まぁ、遠くを見ている時もありましが・・・・・)
結果だけを見れば、大した故障ではなかったのかもしれません。
しかし、練習では本当に走れませんでした。
落ち込んでいた私を多くの仲間が励ましてくれました。
皇子は走る事さえ出来ないのに、空港までみんなと見送りに来てくれました。
そして何よりうるさいくらいに普段の健康を気遣い、1週間前からのカーボローディングでは
低糖質・高たんぱく&高糖質・低たんぱくという大変な献立を用意してくれたパートナー。
ブログでも暖かい励ましを頂きました。
すべてがエネルギーとなりゴールまで走る事ができました。
本当にありがとうございました。
今週はゆるゆると休んでまた始動したいと思います。
今は雪まつりの最中でつどーむも使えませんし、週末はクロスカントリーの25kmもあります。
それが済んだら3月20日のソウル国際に向けて調整です。
今回の別大は無事完走できたけど、タイムアタックが出来ませんでした。
ソウルはどうやって走るか・・・・
ゴールの先には・・・・・今はまた新たな挑戦です。
それはまた後日。
何とか完走できました。
こちらも応援宜しくお願いします。
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その後の打ち上げは「ろばた 仁」さんでした。
いろんな出会いもあった別大でした。 関さば、関アジ最高
コメントありがとうございます。
気にって頂けて嬉しいです。
ぜひ北海道マラソンにもいらして下さいね。
どこかの大会でお会いしましょう。
突然のコメ、失礼いたします。
北海道からお疲れ様です。
なんと私が主役のような写真があるではないですか。どうもありがとうございます。