KEVINサイトウの一日一楽 

人生はタフだけれど、一日に一回ぐらい楽しみはある。

Paul Weller "As it now"2005年No.1アルバム

2006年02月16日 | Music,Movie & TV
 2005年のベスト・アルバムはこれで決まり。
 はからずしも「ミュージック・マガジン」のブリティッシュ・ロック部門でも第一位に選ばれていた。

 ポール・ウェラーは、格好いい。

 僕は、ポール・スミスの服が好きだ。英国のトラディッショナル・テイストを微妙にモッズ調に尖らせているところがお洒落だ。

 ポール・ウェラーが実際にポール・スミスを着ているのかどうかは知らないけれど、僕のイメージの中では、ポール・スミスが、世界一似合う男が彼だ。

 P.ウェラーは、パンクの嵐が吹き荒れる中”ジャム”というバンドのリーダーとして登場した。
 そのサウンドは、ザ・フーを想起させるとしてパンク・ファン以外にも大きな支持を得た。
 彼らを多くの人は、”モッズ”と呼んだ。

 ジャムを解散した彼は、スタイル・カウンシルという新たな二人組みのユニットを結成した。

 スタカンでは、ジャム時代とは比較にならないほど音楽の幅を広げた。
 アクースティックなボサノバ調、ファンク、R&B、ソウル等々カラフルな音楽が展開された。
 白いステンカラーのタイトなコートに、やや丈の短いパンツ、素足にスリップ・オンのローファー・シューズなどファッションも素敵だった。

 アルバム・ジャケットに白いトレンチ・コートの写真が一杯に載せられたものもある。

 ポールは英国人らしい小顔の典型的なハンサム・ガイだ。

 スタカンの音楽は、カラフルでお洒落で、ポール自身もファッショナブルで、「カフェ・ブリュー」などというアルバム・タイトルがぴったりなのに、でもいつもどこかで尖がっている。
 自分のコア(核)は変えない。変えない意思の強さと、自分の興味のある領域に冒険する自由さをポールは持っている。

 スタカンも解散し、ソロ活動に入ったポールは着実に良いアルバムを出し続けてきた。そして、いつしか可愛い顔のハンサム・ガイも苦味走った40代後半の男になった。

 そこで、出たのが”As it now"というアルバムである。

 ジャムを想起させる1曲目から突っ走る。スタカン風の彩りのある曲もある。いずれにせよポール・ウェーラーはポール・ウェラーだという圧倒的なアイデンティティがある。
 しかも今回のアルバムは突き抜けて爽快だ。決して軽くはないが。

 ポールは、いくつになろうとも”モッズ”だ。
 あらためてそう思った。

 モダンという言葉は良いね。イメージがどんどん広がる。 
 僕もダンディと言われるよりも、モダンだと言われたい。

 僕は、ポール・ウェラーになりたいんだ! 

 
  


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2 コメント

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レンタル希望 (LUNA)
2006-02-23 03:44:21
どんなCDかきいてみたいですぅ

一緒に本屋さんとかCDショップとか行ってみたいですぅ

斉藤様は本とかCDはネットショッピングなのですか?
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ネットショップ (KEVIN)
2006-02-23 14:29:01
 LUNAさん 久々のコメントありがとう。

 最近は、もっぱらアマゾンです。



 でも本当は、ゆっくり本屋さんやCDショップへ行って、装丁やジャケット見たり、立ち読み、視聴などして自分だけのDISCOVERYを見つけるのが楽しいのですけどね。



 一緒に本屋さんとか行って、その後に美味しいコーヒーでも飲みたいですね。
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