コチ日記

いろいろ書きます。ちなみにコチはメゴチしか釣ったことはありません。

地震から1年半

2012-09-10 23:11:24 | 日記
8月29日に内閣府から、南海トラフの巨大地震に関する津波高、浸水域、被害想定が公表されました。


まだボチボチとしか目を通せてないけど。
県の暫定津波高もすごい値だと思ったけど、こちらも強烈な試算。
何年か前の想定と比べると被害件数が一桁違う。


こんな結果突きつけられてどーすりゃいいんだ?って思うかも知れないけど、これが現在の知見をフルに使って、震災以降よく言われた想定外を排除した結果。
東日本大震災は1000年に一回といわれてるから、これと同じ確率のものを想定内に入れるなら、べらぼうな結果になるのは仕方ない。


逆にいえば、これだけの規模の地震・津波が起こり得るけど、このMAX規模の地震は起こらない可能性の方がよっぽど高いわけです。
この規模の地震が起こるんだとむやみやたらに怖がるのではなく、最悪の場合でもここまで逃げれば大丈夫という目安、どんなことが起こるのか、それに対してどう対策をしておくのかを考えるためのものとして受け止めるべきです。


以下、内閣府の報道発表資料の最初に書いてある文章です。

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1.最大クラスの地震・津波の性格
(1)平成23 年に発生した東北地方太平洋沖地震で得られたデータを含め、現時点の最新の科学的知見に基づき、発生しうる最大クラスの地震・津波を推計したものである。
(2)この「最大クラスの地震・津波」は、現在のデータの集積状況と研究レベルでは、その発生時期を予測することはできないが、その発生頻度は極めて低いものである。
2.「最大クラスの津波」をどのように受け止めるべきか
(1)南海トラフにおいて次に発生する地震・津波が、今回示される「最大クラスの地震・津波」であるというものではない。
(2)東日本大震災の教訓から、命を守ることを最優先として、この最大クラスの津波への対応を目指す必要がある。
(3)しかしながら、この地震・津波の発生頻度は極めて低いものであり、過度に心配することも問題である。最大クラスの津波の高さや津波到達時間が、実際に避難するに当たって厳しいものであるからといって、避難をはじめから諦めることは、最も避けなければならない。なぜなら、最大クラスの津波に比べて規模が小さい津波が発生する可能性が高いにもかかわらず、避難を諦めることで、助かる命を落としかねない。
(4)これまで取り組んできた避難訓練などが無意味になるものではなく、条件が厳しくなったと受け止め、「非常に大きな津波が起こりうるということ」を念頭に置き、「強い揺れが起きたら逃げる」ということを一人ひとりがしっかりと認識して頂きたい。敢えて言えば、正しく恐れてほしい。
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