基本的に西武鉄道

などと書きながら、詳しくないです。
文字より写真多め

フラッシュとストロボ

2022年09月30日 | 機材
フラッシュとストロボの違いは単なる呼称のバリエーションぽいのだが、印象的には、フラッシュはカメラの上に装着するタイプを思い浮かべる。


撮る人はそれぞれに専門分野があり、それに伴って使用する機材も異なる。私の場合、会社員なので、依頼されればなんでも撮るが、フラッシュを使うような撮影はない。30数年にわたる労働期間において、フラッシュを使用したことは、、2回くらいか、、そんなことで、フラッシュは苦手な機材なのだ。

では、ストロボはどうか。ストロボはよく使います。私の業務の半分くらいで使う。よく使うストロボは、、


ブロンカラー

今ではかなりスタンダードなブランドになりましたね、ブロンカラー。ま、もちろん、業務機材なので、全く馴染みがないと思うので解説すると、この写真は、灯体ですね、発光部、ヘッドです。いちばん外側は保護ガラスで放熱の穴があいています。で、その中に突き出ているのが、モデリングランプ。アンバー色に光ります。フラッシュは瞬間光なので、どこに当たっているか確認できないので、それ用についています。これで撮ったりもします。で、光るのチューブと呼ばれる、丸い輪っかみたいな部分です。実際はとぐろを巻いています。

モデリングランプは数千円ですが、チューブは高いです、、いくらだっけな、数万円したような、、でも、消耗品なので切れます。

出力は、確か1600wだったような、、チューブが2重になり3200wのものもあります。バイチューブですね

このブロンのpulso Gも使っていますが、ヘッドとしては大きい部類だと思います。なぜならば、この発光する部分が前後し芯の強さを調整できるのです。

で、実際はこの状態でだと拡散しすぎなので、たいていは、



このラッパみたいのものをつけて指向性を持たせます。形状や大きさのバリエーションがあります。おかま、リフレクターと呼びます。


で、これはあくまでも発光部だけなので、電源は別にあります。




ジェネレーターです。出力や、コントロールできるヘッドの数でバリエーションがあります。


カメラへの接続方法ですが、フラッシュの場合、カメラの頭に接点があり、ストロボ下部と接続されます。ストロボの場合は、、無線接続あるいは、シンクロコードという有線になります。ストロボでも、人物撮影の場合は、カメラを持って動くので有線を使うことが多いと思いますが、、私の場合、ブツなので、有線です。

有線の場合は、カメラとジェネをシンクロコードという、コードで繋ぎます。カメラに、


付いているこんな接点に接続します。あ、これ、プロ想定のカメラにしかついていないので、無い場合、カメラ頭に装着して分岐できる部品でも出ています。


なお、ジェネは複数使うことが多いのですが、ジェネの台数だけシンクロコードが必要か、ということはなく、接続は1組で大丈夫です。ジェネにはスレーブという、どれかが光るとそれを関知して光る機能があるのです。


そんな、ストロボであるものを撮る場合の話。
あるものは、すごく厳密に撮る必要があります。つまり、露出がかなりシビアなのです。厳密な露出を計測する機材



露出計ですね。このタイプを持っています。このモデルは、ちょっと変わった形状をしていますが、上部の白い部分、ここでは、ここに入ってくる光を計測できます。入射光式ですね。通常の露出計はこれだけなのですが、このモデルは、反射光式、つまりカメラと同じように、反射する光を測れるのです。左にレンズみたいのが付いてますね、この反対側から覗くことができるのです。便利。

先ほどで出て来た、カメラ側のシンクロ接点が右下についているので、ここに、ストロボ/ジェネからのシンクロコードを接続し、ストロボを発光させることもできます。

が、私は使いません、、、人物など大きいものならばいいのですが、私が撮る多くの場合、大きくてもA4サイズ程度なのです。

ではどうしているのか、



PCで計測しています。


このグレイの紙は、反射率18%のグレーをシルクスクリーン印刷したもので、1枚1,000円ほどします。これは、露出を判断する標準的なものです。


このような撮影の場合、カメラは動かない、というか動いてはいけないので、





カメラはこういうスタンドに固定
で、USBで接続しPCからカメラをコントロール。これをテザー撮影といいます。



テザーアプリで有名なのは、Capture One ですが、今は使ってません、、今は、テザーはキヤノン純正。ブラウザとデベロップは、Adobe Bridge。理由は、、、、その先は必ずAdobeなので、そろえた方が気持ちいいかと。


そんなわけで、先ほどのグレーが均等になるようにストロボの出力を調整します。2台のジェネと4灯のヘッドを使用




まあまあそろってますね。露出はこれで良し。



次にホワイトバランスを見てみます。先ほどの計測値は、4灯全部混ぜた状態なので、ヘッド毎に計測します。




お、1灯だけ、ブレが酷いことがわかりました、、。今回は、出力が少ないのでブレやすいと思います。各灯でも撮るので、その時は灯体毎にWBを調整することにします。


ここまでで、わかったとおもいますが、いくら厳密に露出を調整しても、それは、あのグレーに対しての設定なのです。なので、白とか黒とかほかの色が適正というわけではないのです。そこが難しいところですよね、、。あとは、ラチチュードとか、bit数とか、デベロップでカバーするしかありません。人間の目って、すごく高性能だし、一定じゃないんですよね、見たままに撮ることは無理なのです。



こんなストロボ撮影はできるけど、フラッシュが苦手であるのは間違いありません、。今後も、依頼がないことを祈っています。電車でフラッシュ使うことないのが救いです。






















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