地域ごとに盛大な敬老祝いが行われる。
長寿を祝うということで、本来は旧暦の9月7日に行われる
「カジマヤー」も 敬老の日を過ぎた頃に行うところがある。
カジマヤーは数え年の97歳、沖縄では自分の当たり年のことを
トゥシビーと呼び 12年ごとに巡ってくる「厄年」である。
トゥシビーの厄払いを兼ねた祝いは旧暦の正月明けに行われるが、
カジマヤーは 最後の厄年で祝う年齢97にちなんで9月7日に行われるが、
最近は長寿祝いと いうことで敬老の日のすぐ後に行うところもある。
今も昔も「天の加護」がなければ迎えられないと言われるほどの長寿。
その長寿にあやかれますようにと地域総出で祝い、
カジマヤー(風車)などで華やかに 飾ったオープンカーに乗ってパレードする
様子がニュースで流れる。
これは模擬葬式の意味合いがあり、一度死んだことにしてリセットする。
葬式をして新たに生まれ変わり、そこからまた人生をスタートさせるという
おまじないであるとか。
沖縄では毎朝配達されてくる新聞の訃報欄を見ることから始まる。
潮の満ち引きが関係しているのか潮の動きが大きいときは、訃報欄にたくさんの
知らせが載る。そのほとんどが90歳以上の高齢者。
高齢であればあるほどお葬式もお祝いのようになってくる。
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きじむな
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