夏の夜に一晩限り花を咲かせるサガリバナ。
同じ時期に同じように一晩限りの花を咲かせるのが「月下美人」
家の近くに何ヵ所かドラゴンフルーツ(サボテン)が生えている。
植えられているものもあるが道端に誰にも世話をされずに
自然に生えているものもある。
大潮の満月の夜に一夜限りの大きな白い花を咲かせる。
夕方から下向に蕾が現れ、徐々に身体を持ち上げるように
満開時には上向きに花を咲かせる。
栽培されているものは筆のようなものを使って受粉するが、
自然のものはコウモリが受粉させる。
そのために夜、存在をアピールするように白い色で
大きな花を咲かせると言われている。
朝には散ってしまうので満開に咲いた花をあまり見る機会がない。
ドラゴンフルーツは第二のマンゴーと言われているが、
個人的にはマンゴーのあの甘さと美味しさには及ばない。
マンゴーの存在を脅かすようなフルーツではないと思う。
ドラゴンフルーツには赤と白がある。
目隠しをされて口に入れたなら、フルーツというよりは
芋に食感が近い。食べるよりは一夜限りのはなを咲かせる
美しさの方が価値があるような気がする。