夏の沖縄では野外に出るのに女性は日傘、男性は帽子が必需品。
ほんの少し前までクバ笠を被って農作業をしている人が多く見られたが
最近ではほとんど見なくなった。
クバ笠はクバの葉っぱで編んだもの。
手先の器用なオジィやオバァが作っていた。
近所のお店の軒先にぶら下げて売られていた。
今では編む人もいなくなり、土産屋で工芸品として売られている。
戦前の沖縄ではパナマ帽の生産が泡盛、黒糖に次ぐ三大産業の一つだった
時代があった。琉球パナマ帽は高級な輸出品で海外で人気があったそうだ。
今、欲しいものの一つがこの琉球パナマ帽である。
アダンの葉っぱで編んだもので、昔は沖縄で3万人以上の
作り手がいたそうだ。現在は技術を受け継いで作っている人は4人ほど
だという。値段の方も気軽に買えるような値段ではなく
3万円〜高いもので10万円以上する。
職人さんが一つのパナマ帽を編みあげるのにかかる日数が3ヶ月
ともいわれている。高価な値段もうなずける。
沖縄本島の那覇と名護にワークショップがあるそうだ。
次に沖縄に行く機会があれば訪ねてみたい。