海上自衛隊の掃海艇が入港してきた。
正確には「水中処分母船 YDT06」
船の長さ46m 幅9m 排水量300トン 艦船としては小型船である。
この型の船は水中で発見された不発弾の処理を行う
海自隊員が乗り込む。隊員たちは機雷掃海に従事する場合もあるそうだが、
この船は戦闘には参加しない。「支援船」である。
不発弾を処理する場合爆発物を搭載することもあるが、
一般の海上自衛隊艦艇が装備するミサイルや艦砲などは搭載しない。
沖縄基地隊に配備された「YDT06」は周辺海域で不発弾処理を行う
沖縄水中処分隊が運用する。体長の2佐を含め10人の処分隊と運航作業に
従事する15人の船員、計25人が乗っているそうだ。
水中で見つかった不発弾を隊員が調査し、破壊が必要な場合は一箇所に
集めて爆薬を使用し破壊処理する。
2018年5月までに計845回出動して17万発以上(335t)を処理してきた。
今回は、港の拡張工事で発見された不発弾の爆破処理を行うため
入港してきている。
戦後70年経っても、毎年、毎年多くの不発弾が発見されて
爆破処理が行われている。
全ての不発弾を処理するにはまだ100年かかるといわれている。