沖縄で「ビール」といえば「オリオンビール」のこと。
沖縄を代表するビール!
沖縄初のビール会社の創立は、米軍施政下の1957年(昭和32年)
不安定な基地経済脱却とそれに変わる自立経済を構築するには、
第二次産業の確率が不可欠との経済界の強い意志によってスタート。
まさに戦後沖縄社会の復興をかけた船出であったが、
厚い関税障壁や復帰特別措置による酒税の軽減によって
急成長を遂げた。
現在、県内シェアは約77%、県内のイベントにも
積極的に参加するなど、地元と密着した企業経営で
「オリオンビールは県民の宝」と呼ばれる地位を確保している。
沖縄の高温多湿にあった爽やかな飲み口と新鮮さが特徴で、
アメリカ産ビールのようなライトタイプな風味、種類も
スタンダードなドラフトから辛口のドライ、
ザーツ産ホップを100%使用したピルスなど大手メーカーの
ラインナップに見劣りしない
さまざまなタイプの商品も発売されている。
沖縄県のビール消費量は東京につぐ全国第二位である。
また、近年は「ヘリオス」「石垣島ダックスブロイ」が
相次いで地ビールの製造に乗り出すなど、沖縄は堂々たる
「地ビール王国」の基盤を築きあげつつある。
ビールは古来より「液体のパン」と呼ばれてきたほど
栄養価の高い飲料。
それが沖縄県民のメタボの原因なのかはわからない。