冬休み②

子供の頃、好きだったテレビ番組に世界を旅する番組があった。
女性レポーターが1人で世界各地を紹介する。

今は旅の番組など珍しくないが、一般庶民にとって海外旅行など
夢のような話しだった。
海外旅行した人が持つパンアメリカン航空のバックが宝物のように見えた。

初めてアメリカに行った時の飛行機はアメリカの航空会社で往復の運賃は
30万を 超えていた。高い航空運賃なのに、日本の航空会社と違ってサービスは
ひどいものだった。 日本の航空会社のサービスがどこよりももいいと
言っていたあの頃、よく海外に出かける人が
「なんてったってシンガポールエアラインが一番いい。」という。

若い頃はお金もなくサービスよりも安さだった。
シンガポールエアラインなんて夢のまた夢の話し。
いつの日かシンガポール航空に乗ってみたいと思っていた。

冬休みにインドネシアに行ってきた。
思い切って夢だったシンガポールエアラインにした。
どうせ思いきった贅沢をするのならビジネスクラスで。
一言で感想を述べると最高！ 子供の頃の旅番組から半世紀以上たって
贅沢な旅行を楽しんだ。 機内食が美味しいと思えるフライトだった。