宮古島には、イワサキクサゼミ、ツマグロゼミ、宮古ニイニイゼミ、クマゼミの
4種類の セミが生息している。
2月にイワサキクサゼミが鳴き始め
4月には宮古ニイニイ、 ツマグロゼミ、
梅雨が明けてクマゼミへとバトンを渡すように鳴いていく。
イワサキクサゼミは日本一小さいセミで宮古ニイニイゼミは宮古島の固有種、
大きさはニイニイゼミとほぼ同じかやや大きめだが、目立った大きさの違いはない。
ニイニイゼミに似ているが背中部分の模様がニイニイゼミは緑色であるが
その部分が茶褐色 まるで「日に焼けたニイニイゼミ」のよう。
「シッー」と鳴くのが特徴。
ツマグロゼミは中国、台湾、八重山諸島、宮古島に分布し、この宮古島が北限である。
宮古島では、砂川、友利地区の一部にしか生息していない。
普通、屋敷に植えられるイスノキに生息しているが、自然林に近いアカギ、
リュウキュウガキ クロヨナなどにも自然分布している。
羽の先端部分に小さな暗い色の模様があり、 頭を下にしてとまる習性がある。
非常に珍しいセミで、絶滅危惧種に指定されている 天然記念物である。
絶滅を防ぐために新里にはツマグロゼミ増殖施設を作って 天敵から保護し、
死亡率が高い孵化まもない幼虫の生存率を高め保護することを目的と している。
そして梅雨が明ける頃、最後のバトンを受けるのがクマゼミである。
クマゼミが鳴き始めるのは夏本番で、朝からセミの大合唱が始まる。
夏の暑さがよけいに暑く感じられるような鳴き声である。
今年も暑くなりそうだ。
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きじむな
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