宮古島に来た当初、車がなかったのでバスに乗ろうととした。
何人か島の人にバスの乗り方を尋ねたら、
ほとんどの人が知らなかった。
「バスを利用している人に聞いた方がいいさぁ」という。
利用している人に聞くと他の路線はわからないという。
当時は停留所もわかりにくく、時刻表など古びて
消えてしまっていた。
停留所にいても手を上げてアピールしないと
バスは止まってくれない。
ほとんどの人が車を持っているので、バスに乗るのは
年寄りか学生と決まっていた。
沖縄離島のバスは観光客や島民の中でも
一部利用している人にしか乗れなかった。
そんな時代があった。
市による市バス交通利用促進実証委託業務である
「宮古島ループバス」の実証運行が10日から開始された。
今年度は8月から10月の夏季と11月から2月の冬季の2期間に分けて行われ、
夏季は「北小学校前」から「吉野海岸」を結ぶルートで、
商業施設やホテル、宮古空港、来間島、東平安名崎などに停留する。
2020年度から行われている同実証運行。
総合商社の双日が全体統括と事業性検証など担い
宮古共栄バス、八千代バス・タクシー、
中央交通のバス会社3社が共同運行を行なっている。
「北小前」発と「吉野海岸」発
「ホットクロスポイントサンタモニカ前」発の便があり
夏季は北小前発が1日8便、吉野海岸発は、
1日7便、ホットクロス前発は1日2便が運行。
今年度は観光客の立ち寄りが期待される
「サンエー宮古島シティ」と「宮古製糖・多良川酒造前」が
停留所として追加される。
料金は大人の一回乗車券が500円、1日乗車券が1000円。
子供の一回乗車券が250円、1日が500円。
3歳未満は無料となっている。
うれしいことに宮古島市民むけとして1ヶ月定期券が1000円、
子供500円で販売される。