神宮では、神様に感謝し公の願いをする場で、
個人的な願いをする場所ではない。と言われている。
実際には個人的な願いをしてはダメという決まりはないそうだ。
尊い神様のもとへ訪ねたのなら、個人的な欲より世界や国の
平和といった願いを伝えるのが良いとされている。
七夕に願い事を書いた短冊が笹の葉にぶら下がっていた。
みんなの願いが叶うといいなぁと、何気にたんざくの
願い事を見ると、「ダメじゃない!」
願い事というより、それって「欲」願い事も欲も似たようなもの。
でも神様にお願いするのだから、もう少しお願いの
しかたがあるような。
たとえば…「儲かりますように。」
突然、こんなお願いをされたって、神様はムッと
されるのではないだろうか。
せめて「商売(仕事)がうまくいきますように。」の方が
「聞いてあげようかな」という気になるのかも。
「幸せになりますように。」と願う前に、現在の幸福を感謝する意味で
「ありがとうございます。」から伝えることだとどこかの
神主さんが言っていた。
本来、神宮は感謝を伝えに行く場所であり願い事をするところではないという。
まずは2礼からするように、願い事にも順序がある。
七夕の短冊に願いを書いて、その後、出会いが訪れて幸せを
つかんだ人たちは思いつくだけで何人もいる。
神様は心が広いのだ。