三浦綾子さんのデビュー作「氷点」にも
出てくる「喫茶ちろる」
一人になりたいというより
より一人になりたい気分の時に行ってみた
室内は暗い
数分しないと慣れないくらいに暗い
一人で行くとカウンター席になるらしい
案内されて椅子に座ると
少しだけ慣れた眼に「えっ 薪」が入ってきた
その横にはペチカなのだろうが
ラッパを逆さにした様と言うような
不思議な形のもの
おすすめのコーヒーを注文してからゆっくりと
そのペチカに近づいてみる
火が入っているではないか
でも燃えているという感じではない
「おき」の様な体でそこにある
燃えているのではない
そこにあるという感じなのです
私にはまるでその「おき」が
ペチカに初めて火が入り、燃え尽きる前の
「おき」のまま残っているような気さえしました
そんなことがあるはずもないのに
気配に振り向くと「スフレチーズケーキ」が
コーヒーと共にテーブルに置かれていた
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