ラジオから流れる胃腸薬のコマーシャル。
ケールより薬効のある桑の葉入りの胃腸薬と言っている。
今まで聞いてこなかったが最近よく耳にする。
ここにきて桑の葉の薬効が見直されたのか。
50年前の思い出が戻ってきた。
東京近郊に出来た大型団地。
団地の傍の住宅に新婚で引っ越して来た。
引っ越してすぐに近くの農家の女性が桑の葉を手にして来た。
何の用か分からずに曖昧な受け答えをした。
”お母さんがいるようだね。”
どうして知っているのか不思議。
引っ越してきた家を覗いているのか地区の情報網があるのか。
”お母さんは血圧は高くないか。”
内科医に通っていたが他人に言うことでもない。
”この桑の葉は血圧に良いよ。根っこもあるよ。”
その場は丁寧にお断りをした。
近隣の農家では桑の葉は体に良いと言われていたらしい。
高貴な絹を吐く蚕の食事ですから桑の葉は大事にされていた。
言い伝えがあったのでしょう。
50年たって先人の知恵にやっと気づいた気持ちです。
近隣に農家は無くなり住宅とショッピングセンターに変貌。
先人を有り難く信じてみるのも新しい発見に繋がるでしょう。
部屋の花
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