KIMUKAZU blog

健康とiMacに関する情報
最近は天体観察と公園散策の情報

MILTOL200mmとSV305を用いた直焦点撮影(30)

2022-05-06 00:01:10 | 銀河(b)
(1)MILTOL200mmとSV305を用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(おとめ座)
  M84[20,23-24]
 ・機材
  望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
  ファインダ:レッドドット ファインダ
   ※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照した。
  イメージセンサ:SVBONY SV305 CMOSイメージセンサ(SONY IMX290 1/2.8型 1920x1080 2.9μm)[5-8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[15] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16-17]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[10] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[11-12] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[13] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[14] トリミング処理

(2)MILTOL200mmとSV305を用いた直焦点撮影結果

2022-04-12 22:18 M84
SV305, MILTOL 200mm F4
SV305, Gain 350, Exp. 4sec, WB(B=220 G=128 R=240), 1920x1080, RGB24, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※M84を自動導入後、プレートソルブと同期(ASPS[17])を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


※M84付近をトリミング(1024x768)
※画面左にM86[21]も確認できる

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x53(0.90°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにSV305を取付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、直焦点撮影を試みた。
ここでは、おとめ座のM84の撮影を試みた。
都内の星空において、プレートソルビング技術を応用し、目的とする天体を望遠鏡視野へ導入し、また、ライブスタック機能を活用して、天体を撮影することを試みた。
また、ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)SVBONY SV305 CMOSカメラ 接眼レンズ 1.25インチアイピース 惑星観察
(6)IMX290NQV
(7)SV305デジアイピースの使用方法
(8)Svbony SV305 Camera FAQ
(9)Quad BP フィルター III
(10)SharpCap
(11)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(12)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(13)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(14)ImageMagick
(15)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(17)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(18)今日のほしぞら
(19)Stellarium-Web
(20)M84 (天体)-Wikipedia
(21)M86 (天体)-Wikipedia
(22)マルカリアンの鎖-Wikipedia
(23)おとめ座-Wikipedia
(24)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.89-93.
(25)カテゴリー 銀河(b)-KIMUKAZU blog
(26)MILTOL200mmとSV305を用いた直焦点撮影(22)-goo blog
(27)MILTOL200mmとSV305を用いた直焦点撮影(26)-goo blog
(28)メシエ天体-NAOJ
(29)意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(30)投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
(31)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(32)Windows MiniPCでヘッドレスリモートEAA環境ようやく全て動作(かな?)
(33)プレートソルビングが失敗する場合の解決策 まとめ
(34)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(35)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(36)リベンジ!! プレートソルビング

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« WindowsPC環境におけるオート... | トップ | 5月の武蔵関公園 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
乙女座銀河M84付近の写真に関して (starskys2)
2022-05-06 13:54:10
新星空の友です。

久しぶりにコメントさせて頂きます。
乙女座M84、M86付近の写真、拝見しました。
この写真に写っている微恒星の光度をチェックしましたところ、13.6等の星まで写っていますね。
口径5cmF4で13等クラスが写っていますので、これならば乙女座M60銀河横の板垣超新星も写ると思います。
この超新星は4月に15等で発見されて、今増光中で約12等です。
もしM60を4/24頃以降に撮影していれば超新星が写っているでしょう。
未撮影であれば、これから撮影してみると良いでしょう。東京の空でも写ると思います。
超新星が12等に明るくなることは稀有な例ですから、撮影チャンスです。
参考になればと思い、コメントさせて頂きました。

尚、東京の空で電子観望するのであれば、銀河よりもM3、M13等の球状星団の方が見応えがあると思います。写真の写りも球状星団の方がよく写るでしょう。
一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
返信する
Re:乙女座銀河M84付近の写真に関して (KIMUKAZU)
2022-05-06 20:44:46
新星空の友 様
コメント、ありがとうございます。
「ほしぞらの探訪」をガイドに、プレートソルビング技術を活用して、春の天体観察を楽しんでおります。
ご指摘のM60付近につきましては、4/28に撮影しましたので、後ほどブログに掲載したいと思います。
引き続き、ご指導よろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿

銀河(b)」カテゴリの最新記事