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iMac G4の内蔵DVDドライブ交換

2013-12-29 22:31:18 | デジタル・インターネット
 iMac G4(PPC G4 700MHz, SDRAM:512MB, HDD:40GB)[1-2]の内蔵DVDドライブ(GCC-4120B[3])の読み込みの調子が悪くなってしまった。光ピックアップのレンズの汚れが想定されたので、まずはCDレンズクリーナ[4]で清掃を試みた。

【CDレンズクリーナによる清掃】
 iMac G4の内蔵DVDドライブのレンズクリーニングに使用したレンズクリーナは、以下の乾式と湿式の2種類の製品である。

-乾式:CDレンズクリーナ、CDL-13(NAGAOKA)
-湿式:マルチレンズクリーナ、CK-MUL3(ELECOM)

 上記のレンズクリーナを用いて内蔵DVDドライブの清掃を試みたが、残念ながらレンズクリーナ自体がDVDドライブに認識されない状態で、清掃はうまくいかなかった。クリーニングは、数回試みたが、状況は変化しなかった。ちなみに、内蔵DVDドライブの不調の状況は、以下の通りである。

Media/    Format  状況
CD(市販)/ CD-audio  ×
CD-R/    CD-audio  ○
CD-R/    blank    ○
CD-RW/   blank    ×
DVD(市販)/DVD-video  ×
DVD-R/   DVD-video  △(途切れ再生)
DVD-RW/  DVD-video  ×

 上記の通り、内蔵DVDドライブの不調の状況(CD-Rのみ読み込み可)から、光ピックアップのレーザ光源[5]の出力低下が疑われたので、ドライブの交換を試みることにした。

【iMac G4の内蔵DVDドライブ交換】
 iMac G4の内蔵DVDドライブ交換に際して、まずは、交換可能なDVDドライブの機種について調べてみた。交換可能なDVDドライブは、インターフェースがIDE/ATAPI[6]の市販品のDVDドライブであれば交換可能のように考えられたが、実際に交換実績のある機種について念のため調べてみた。その結果、下記の機種が候補にあがった。

-参考文献[7]:DVR-106PE[11] → DVR-111[12]
-参考文献[8]:? → DVR-115D[13]
-参考文献[9]:? → GH-22NP21BK[14]

 上記の実績例には存在しないが、Power Mac G4の搭載例[10]から、今回は、Pioneer製のDVR-109[15]を交換に使用することにした。

-今回の場合:GCC-4120B[3] → DVR-109[15]

 実際の内蔵DVDドライブの交換は、参考文献[7-9]を参考にして行った。iMac G4の分解の際には、特にトルクスレンチ(PROMOTE 精密ヘクスローブレンチ SHL-8)を準備する点や、組み立ての際には放熱用のシリコングリス(SANWA SUPPLY TK-P3S)を準備する点に留意して行った。
 また、交換に用いる内蔵DVDドライブのジャンパー設定については、iMac G4の機器の構造上「スレーブ」とする点に注意した。
 内蔵DVDドライブの交換の結果、無事、DVR-109ドライブも正常に認識され、また、交換前のRead/Write時の問題も解消され、正常な状態に復帰することができた。

 iMac G4には、内蔵ディジタルアンプ[16]とハーマン・カードン社製[17]のApple Pro Speaker[16]が搭載されており、歴代のiMacの中でも最も音質が良く、現在でも魅力的な製品である。当時(2002年頃)のApple社の製品は、スティーブ・ジョブズ[18]の影響であろうが、コンピュータに計算やビジネスだけでなく、芸術分野の表現力やデザイン、さらにコミュニケーション能力を持たせることを重視した設計になっていた。このすばらしいiMac G4を、使用できる限りは、なるべく長く愛用していきたい。

参考文献:
(1)サポート - iMac G4
(2)wiki - iMac G4
(3)GCC-4120B Owner's Manual(pdf)
(4)レンズクリーナ
(5)光ディスク(pdf)
(6)Advanced Technology Attachment
(7)Mac G4 光学ドライブ換装
(8)iMacG4チューンアップ
(9)iMacG4、光学ドライブ交換について
(10)Power MacG4 733mhzでDVR-109
(11)DVR-A06-J
(12)DVR-111(Archived) - Pioneer
(13)DVR-115D(Archived) - Pioneer
(14)LG GH22NP
(15)DVR-109(Archived) - Pioneer
(16)iMac (Flat Panel), Power Mac G4 (Digital Audio) and (QuickSilver): サウンド出力ポート
(17)ハーマン・カードン
(18)スティーブ・ジョブズ
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iMac DV SEの内臓DVDドライブ不調対策および内蔵スピーカのエッジ修理について

2013-12-27 18:55:05 | 音楽
【内臓DVDドライブ不調対策】
 私の所有しているiMac DV SE(CPU:PPC G3 500MHz, RAM:640MB, HDD:30GB)[1-2]の内臓DVDドライブの調子が悪くなり、DVDやCDメディアが正常に取り出しできなくなってしまった。その原因は、おそらくメディア搬送用のゴムローラやベルトの汚れによるものと想定された。そこで、参考文献[3-5]に従い、内臓DVDの分解掃除を試みた。
 分解掃除の結果、DVDドライブの不調は、残念ながら改善できなかった。既に内蔵DVDドライブのゴム部品の経年劣化が激しいため、改善しなかったものと考えられる。
 上記の問題解決には、内臓DVDドライブ(MATSUSHITA SR-8184-B)を交換せざるを得ないと判断し、その方策を調べてみた[6-7]。その結果、内蔵DVDドライブのSR-8184-Bと互換性のあるDVDドライブは、旧式であるため現在市販されておらず、市販のDVDドライブ(例えば、マルチドライブのUJ-845,コンボドライブのCW-8123など)をスロットインドライブマウントキット[7]に取り付けて換装しなければならないことがわかった。しかも、そのための費用は1万円以上かかりそうなので、この時点で、内臓DVDドライブの交換は費用対効果が低いと判断し断念した。
 上記の問題は、最終的にはIEEE1394接続の外部DVDドライブ(Logitec LDR-E4242FU2[8]:ヤフオクで入手)を接続することで解決した。

【内蔵スピーカのエッジ修理】
 上記のiMac DV SEの内蔵スピーカの音が割れるようになってしまった。その原因は、良くわからないままでいたが、上記のDVDドライブの分解掃除の際に、そのスピーカエッジ(ウレタン製)がボロボロになっていることが判明した。この修理対策を調べてみた結果、参考文献[9]が見つかった。参考文献[9]記載の方法は、スピーカエッジにセーム革を使用して修理するものであったが、当方では、より安価な市販のウレタンシートを購入し、それをスピーカエッジの形状に切り抜き、木工用ボンドで接着することで修理を行った。この修理により、少なくとも修理前の音割れの問題は解消できた。
 しかしながら、修理後の内蔵スピーカの音質には若干の課題(ビリビリといった共振のような音)も残るので、現在は、外部アクティブスピーカ:INSPIRE T10[10]も接続して使用している。

 上記の通り、部品の経年劣化等の課題はいろいろあるが、iMac DV SEは、Mac OS 9.2.2およびMac OSX 10.4.11 Tigerにて現在も稼働中である。[11-13]

参考文献:
(1)iMac G3 サポート
(2)wiki - iMac G3
(3)iMac DV のバラシ方法
(4)iMac G3 Upgrade Guide - YouTube.flv
(5)iMac DV DVD-ROM メンテナンス 挿入排出不良 [iMacDV]
(6)iMacDV編 2002
(7)スロットインドライブ マウントキット(for iMac)
(8)DVDドライブ-LDR-E4242FU2-ロジテック
(9)100327スピーカーエッジの修理
(10)INSPIRE T10
(11)iMac DV OS 9.2のMac OSX 10.4 TigerへのUpgrade(2)
(12)iMac DV OS9.2のMac OSX 10.4 TigerへのUpgrade
(13)名機スピーカとディジタルアンプでPCサウンドを聴く
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