iMac G4(PPC G4 700MHz, SDRAM:512MB, HDD:40GB)[1-2]の内蔵DVDドライブ(GCC-4120B[3])の読み込みの調子が悪くなってしまった。光ピックアップのレンズの汚れが想定されたので、まずはCDレンズクリーナ[4]で清掃を試みた。
【CDレンズクリーナによる清掃】
iMac G4の内蔵DVDドライブのレンズクリーニングに使用したレンズクリーナは、以下の乾式と湿式の2種類の製品である。
-乾式:CDレンズクリーナ、CDL-13(NAGAOKA)
-湿式:マルチレンズクリーナ、CK-MUL3(ELECOM)
上記のレンズクリーナを用いて内蔵DVDドライブの清掃を試みたが、残念ながらレンズクリーナ自体がDVDドライブに認識されない状態で、清掃はうまくいかなかった。クリーニングは、数回試みたが、状況は変化しなかった。ちなみに、内蔵DVDドライブの不調の状況は、以下の通りである。
Media/ Format 状況
CD(市販)/ CD-audio ×
CD-R/ CD-audio ○
CD-R/ blank ○
CD-RW/ blank ×
DVD(市販)/DVD-video ×
DVD-R/ DVD-video △(途切れ再生)
DVD-RW/ DVD-video ×
上記の通り、内蔵DVDドライブの不調の状況(CD-Rのみ読み込み可)から、光ピックアップのレーザ光源[5]の出力低下が疑われたので、ドライブの交換を試みることにした。
【iMac G4の内蔵DVDドライブ交換】
iMac G4の内蔵DVDドライブ交換に際して、まずは、交換可能なDVDドライブの機種について調べてみた。交換可能なDVDドライブは、インターフェースがIDE/ATAPI[6]の市販品のDVDドライブであれば交換可能のように考えられたが、実際に交換実績のある機種について念のため調べてみた。その結果、下記の機種が候補にあがった。
-参考文献[7]:DVR-106PE[11] → DVR-111[12]
-参考文献[8]:? → DVR-115D[13]
-参考文献[9]:? → GH-22NP21BK[14]
上記の実績例には存在しないが、Power Mac G4の搭載例[10]から、今回は、Pioneer製のDVR-109[15]を交換に使用することにした。
-今回の場合:GCC-4120B[3] → DVR-109[15]
実際の内蔵DVDドライブの交換は、参考文献[7-9]を参考にして行った。iMac G4の分解の際には、特にトルクスレンチ(PROMOTE 精密ヘクスローブレンチ SHL-8)を準備する点や、組み立ての際には放熱用のシリコングリス(SANWA SUPPLY TK-P3S)を準備する点に留意して行った。
また、交換に用いる内蔵DVDドライブのジャンパー設定については、iMac G4の機器の構造上「スレーブ」とする点に注意した。
内蔵DVDドライブの交換の結果、無事、DVR-109ドライブも正常に認識され、また、交換前のRead/Write時の問題も解消され、正常な状態に復帰することができた。
iMac G4には、内蔵ディジタルアンプ[16]とハーマン・カードン社製[17]のApple Pro Speaker[16]が搭載されており、歴代のiMacの中でも最も音質が良く、現在でも魅力的な製品である。当時(2002年頃)のApple社の製品は、スティーブ・ジョブズ[18]の影響であろうが、コンピュータに計算やビジネスだけでなく、芸術分野の表現力やデザイン、さらにコミュニケーション能力を持たせることを重視した設計になっていた。このすばらしいiMac G4を、使用できる限りは、なるべく長く愛用していきたい。
参考文献:
(1)サポート - iMac G4
(2)wiki - iMac G4
(3)GCC-4120B Owner's Manual(pdf)
(4)レンズクリーナ
(5)光ディスク(pdf)
(6)Advanced Technology Attachment
(7)Mac G4 光学ドライブ換装
(8)iMacG4チューンアップ
(9)iMacG4、光学ドライブ交換について
(10)Power MacG4 733mhzでDVR-109
(11)DVR-A06-J
(12)DVR-111(Archived) - Pioneer
(13)DVR-115D(Archived) - Pioneer
(14)LG GH22NP
(15)DVR-109(Archived) - Pioneer
(16)iMac (Flat Panel), Power Mac G4 (Digital Audio) and (QuickSilver): サウンド出力ポート
(17)ハーマン・カードン
(18)スティーブ・ジョブズ
【CDレンズクリーナによる清掃】
iMac G4の内蔵DVDドライブのレンズクリーニングに使用したレンズクリーナは、以下の乾式と湿式の2種類の製品である。
-乾式:CDレンズクリーナ、CDL-13(NAGAOKA)
-湿式:マルチレンズクリーナ、CK-MUL3(ELECOM)
上記のレンズクリーナを用いて内蔵DVDドライブの清掃を試みたが、残念ながらレンズクリーナ自体がDVDドライブに認識されない状態で、清掃はうまくいかなかった。クリーニングは、数回試みたが、状況は変化しなかった。ちなみに、内蔵DVDドライブの不調の状況は、以下の通りである。
Media/ Format 状況
CD(市販)/ CD-audio ×
CD-R/ CD-audio ○
CD-R/ blank ○
CD-RW/ blank ×
DVD(市販)/DVD-video ×
DVD-R/ DVD-video △(途切れ再生)
DVD-RW/ DVD-video ×
上記の通り、内蔵DVDドライブの不調の状況(CD-Rのみ読み込み可)から、光ピックアップのレーザ光源[5]の出力低下が疑われたので、ドライブの交換を試みることにした。
【iMac G4の内蔵DVDドライブ交換】
iMac G4の内蔵DVDドライブ交換に際して、まずは、交換可能なDVDドライブの機種について調べてみた。交換可能なDVDドライブは、インターフェースがIDE/ATAPI[6]の市販品のDVDドライブであれば交換可能のように考えられたが、実際に交換実績のある機種について念のため調べてみた。その結果、下記の機種が候補にあがった。
-参考文献[7]:DVR-106PE[11] → DVR-111[12]
-参考文献[8]:? → DVR-115D[13]
-参考文献[9]:? → GH-22NP21BK[14]
上記の実績例には存在しないが、Power Mac G4の搭載例[10]から、今回は、Pioneer製のDVR-109[15]を交換に使用することにした。
-今回の場合:GCC-4120B[3] → DVR-109[15]
実際の内蔵DVDドライブの交換は、参考文献[7-9]を参考にして行った。iMac G4の分解の際には、特にトルクスレンチ(PROMOTE 精密ヘクスローブレンチ SHL-8)を準備する点や、組み立ての際には放熱用のシリコングリス(SANWA SUPPLY TK-P3S)を準備する点に留意して行った。
また、交換に用いる内蔵DVDドライブのジャンパー設定については、iMac G4の機器の構造上「スレーブ」とする点に注意した。
内蔵DVDドライブの交換の結果、無事、DVR-109ドライブも正常に認識され、また、交換前のRead/Write時の問題も解消され、正常な状態に復帰することができた。
iMac G4には、内蔵ディジタルアンプ[16]とハーマン・カードン社製[17]のApple Pro Speaker[16]が搭載されており、歴代のiMacの中でも最も音質が良く、現在でも魅力的な製品である。当時(2002年頃)のApple社の製品は、スティーブ・ジョブズ[18]の影響であろうが、コンピュータに計算やビジネスだけでなく、芸術分野の表現力やデザイン、さらにコミュニケーション能力を持たせることを重視した設計になっていた。このすばらしいiMac G4を、使用できる限りは、なるべく長く愛用していきたい。
参考文献:
(1)サポート - iMac G4
(2)wiki - iMac G4
(3)GCC-4120B Owner's Manual(pdf)
(4)レンズクリーナ
(5)光ディスク(pdf)
(6)Advanced Technology Attachment
(7)Mac G4 光学ドライブ換装
(8)iMacG4チューンアップ
(9)iMacG4、光学ドライブ交換について
(10)Power MacG4 733mhzでDVR-109
(11)DVR-A06-J
(12)DVR-111(Archived) - Pioneer
(13)DVR-115D(Archived) - Pioneer
(14)LG GH22NP
(15)DVR-109(Archived) - Pioneer
(16)iMac (Flat Panel), Power Mac G4 (Digital Audio) and (QuickSilver): サウンド出力ポート
(17)ハーマン・カードン
(18)スティーブ・ジョブズ