KIMUKAZU blog

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WindowsPC環境におけるプレートソルビング(10)

2023-09-30 06:39:42 | AZ-GTi
(1)WindowsPC環境におけるプレートソルビング試行運用構成概要

WindowsPC環境におけるプレートソルビング試行運用構成例[20]
※ここでは、ASTAPのバージョンを0.9.587→v2023.09.11、Large star databaseをH18→D50に更新した。
 また、ASCOM - Platformのバージョンを6.5SP1→6.6SP2に更新した。
 さらに、SynScan Proのバージョンを1.19.0→2.4.8、SynScan ASCOM Driverを1.3.0→1.4.0に更新した。

構成概要
 【ソフトウエア】
 ・イメージキャプチャ:SharpCap4.0[1]
 ・Plate-solver:ASTAP(v2023.09.11) & Large star database D50[2]
 ・ラッパー:ASCOM - Platform 6.6SP2[3]
 ・マウント制御:SynScan Pro 2.4.8[5] & SynScan ASCOM Driver 1.4.0[4]
 【ハードウエア】
 ・鏡筒:MILTOL 200mm F4[9]
 ・イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[10-11]
 ・マウント:AZ-GTi赤道儀化マウント[6-7]
 ・パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)

(2)プレートソルビング・ソフトウエアの更新

ASCOM Platformの更新インストール画面例



ASTAP & Large star database D50のインストール画面例


ASTAP設定画面例



SynScan Pro & SynScan ASCOM Driverインストール画面例

(3)WindowsPC環境におけるプレートソルビング試行運用結果

天体の自動導入、および、プレートソルブと同期成功例

(4)まとめ
天体の電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、WindowsPC環境のプレートソルビング・ソフトウエアを最新のものに更新した。
また、鏡筒にMILTOL 200mm F4、CMOSイメージセンサにNeptune-C Ⅱを使用し、上記の試行運用を行った。
その結果、AZ-GTi赤道儀化マウントにおいて、プレートソルビングが成功し、希望する天体の望遠鏡視野への自動導入が実現できた。
今後は、安定的な運用を目的に、運用上のノウハウ蓄積を行っていく。

参考文献:
(1)SharpCap
(2)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(3)ASCOM - Standards for Astronomy
(4)ASCOM Driver - Sky-Watcher
(5)SynScan App - Sky-Watcher
(6)Sky‐Watcher AZ-GTiマウント
(7)カテゴリー AZ-GTi-KIMUKAZU blog
(8)SVBONY SV165 コンパクトガイドスコープ 30mm/120mm F4
(9)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(10)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(11)SONY IMX464LQR
(12)SVBONY SV905C ガイディングカメラ [カラー]
(13)SONY IMX224
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(2)-goo blog
(17)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(3)-goo blog
(18)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(4)-goo blog
(19)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(5)-goo blog
(20)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(21)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(22)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(9)-goo blog
(23)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(24)プレートソルブトラブル解決集-ほしぞloveログ
(25)AZ-GTiでのプレートソルブのトラブル解決決定版-ほしぞloveログ
(26)プレートソルビングが失敗する場合の解決策 まとめ
(27)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(28)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(29)PC版「SynScanPro」新しいバージョンがリリースされました(追記)
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MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(169)

2023-09-30 00:06:00 | 銀河
(1)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(アンドロメダ座)
  M31(アンドロメダ銀河)[19,22-23]
  M32[20,22-23]
 ・機材
  望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
  ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
   ※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:Player One UV IR-CUTフィルター[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[13] トリミング処理、append処理

(2)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2023-09-17 21:31 M31
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), MILTOL 200mm F4
Gain 360, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=239 G=0 R=436), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=105, Total Exp. 420sec
※M31を自動導入後、プレートソルブと同期を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、アンドロメダ座のM31、M32を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)アンドロメダ銀河-Wikipedia
(20)M32 (天体)-Wikipedia
(21)アンドロメダ大銀河-天体写真の世界
(22)アンドロメダ座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.217-224.
(24)メシエ天体-NAOJ
(25)カテゴリー 銀河-KIMUKAZU blog
(26)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(156)-goo blog
(27)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(104)-goo blog
(28)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(29)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(30)意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(31)投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
(32)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(33)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(34)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(35)最安EAA(電視観望)かな?
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MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(168)

2023-09-29 05:57:48 | 銀河
(1)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(さんかく座)
  M33(さんかく座銀河)[19,22-23]
 ・機材
  望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
  ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
   ※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:Player One UV IR-CUTフィルター[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[13] トリミング処理、append処理

(2)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2023-09-17 21:23 M33
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), MILTOL 200mm F4
Gain 340, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=259 G=0 R=433), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=105, Total Exp. 420sec
※M33を自動導入後、プレートソルブと同期を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、さんかく座のM33を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)さんかく座銀河-Wikipedia
(20)さんかく座の渦巻き銀河 M33-天体写真の世界
(21)さんかく座のM33銀河
(22)さんかく座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.240-245.
(24)メシエ天体-NAOJ
(25)カテゴリー 銀河-KIMUKAZU blog
(26)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(105)-goo blog
(27)SV165とSV305を用いた直焦点撮影(24)-goo blog
(28)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(29)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(30)意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(31)投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
(32)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(33)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(34)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(35)最安EAA(電視観望)かな?
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MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(139)

2023-09-28 08:33:06 | 土星
(1)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象
  土星[9]
 ・機材
  望遠鏡:MAK127SP 1500mm F12[1-4]
  ファインダ:AstroStreet 8x50mm 90°正立像ファインダ
  イメージセンサ:SV305(SONY IMX290 1/2.8型 1920x1080 2.9μm)[5-8]
  架台:ポルタ経緯台
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[10] 撮影時間:約40秒(1000フレーム)、aviファイル
  スタック処理:AS!3(AutoStakkert!3)[11] 取り込みフレームの品質上位50%をスタック
  Wavelet処理:RegiStax6[12-13] AS!3からの出力画像(tif)をWavelet処理、傾き補正、RGBバランス処理
  後処理:ImageMagick[14] bmp→jpg変換、トリミング処理(1280x360)
  画像解析:マカリ[15-16] 対数表示機能、コントア機能

(2)土星の撮影結果(上が北)

2023-09-18 21:51 土星(等級:0.5、視半径:9.4")[17]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
Gain 300, Exp. 20ms, WB(B=252 G=128 R=201), 1920x1080, RGB24, FrameCount=1000, Duration=43.905s


土星部分を2倍に拡大(640x480)


RegiStax6の出力(bmp)をマカリに読み込み、対数表示した画面例(コントアの本数:120)
※左から土星の衛星ディオネ(S4)、テティス(S3)、レア(S5)、タイタン(S6)が確認できる

・口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"
・イメージセンサ分解能:0.80"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)

(3)まとめ
MAK127SPにSV305を取り付けて、土星の直焦点撮影を試みた。
撮影データのスタック処理にAS!3を用い、その後のWavelet処理にRegiStax6を用いた。
その結果、土星の良好な画像が得られ、また、マカリでの画像解析により、土星の衛星テティス、ディオネ、レア、タイタンが確認できた。

参考文献:
(1)Maksutov Cassegrains
(2)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Sky-Watcher-Wikipedia
(4)Sky-Watcher Global Website
(5)SV305デジアイピースの使用方法
(6)Svbony SV305 Camera FAQ
(7)SVBONY
(8)SONY IMX290NQV
(9)土星-Wikipedia
(10)SharpCap
(11)AUTOSTAKKERT!
(12)RegiStax6
(13)RegiStax-Wikipedia
(14)ImageMagick
(15)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(16)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(17)今日のほしぞら
(18)カッシーニの間隙-Wikipedia
(19)土星の環-Wikipedia
(20)Saturn's Satellites
(21)土星の衛星-Wikipedia
(22)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(23)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(24)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(61)-goo blog
(25)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(66)-goo blog
(26)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(118)-goo blog
(27)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(124)-goo blog
(28)カテゴリー 土星-KIMUKAZU blog
(29)土星-NAOJ
(30)土星が見頃(2023年8月)-NAOJ
(31)特集 2023年 土星-天体写真ギャラリー
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MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(167)

2023-09-28 08:32:25 | 星雲・星団
(1)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(みずがめ座)
  NGC7009(土星状星雲)[19,22-23]
  NGC7293(らせん星雲)[20,22-23]
 ・機材
  望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
  ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
   ※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:Player One UV IR-CUTフィルター[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[13] トリミング処理、append処理

(2)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2023-09-17 21:07 NGC7009
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), MILTOL 200mm F4
Gain 360, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=263 G=0 R=433), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※NGC7009を自動導入後、プレートソルブと同期を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


NGC7009付近をトリミング(640x480)


2023-09-17 21:14 NGC7293
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), MILTOL 200mm F4
Gain 320, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=282 G=0 R=422), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※NGC7293を自動導入後、プレートソルブと同期を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


NGC7293付近をトリミング(640x480)

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、みずがめ座のNGC7009、NGC7293を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)土星状星雲-Wikipedia
(20)らせん星雲-Wikipedia
(21)らせん星雲-天体写真の世界
(22)みずがめ座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.196-202.
(24)銀河系内の星雲・星団-NAOJ
(25)カテゴリー 星雲・星団-KIMUKAZU blog
(26)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(19)-goo blog
(27)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(128)-goo blog
(28)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(29)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(30)意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(31)投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
(32)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(33)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(34)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(35)最安EAA(電視観望)かな?
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