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R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(82)

2023-05-07 06:37:12 | 星雲・星団
(1)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(ケンタウルス座)
  NGC5139(ω星団)[17,20-21]
 ・機材
  望遠鏡:Vixen R100S 600mm F6[1,2] ※中古(ヤフオクで入手)
  ファインダー:6x30mmファインダー(アクロマート)[1]
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[3-5]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[6]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[12] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[14]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[7] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[8-9] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[10] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[11] append処理、トリミング処理

(2)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2023-05-02 23:17 NGC5139
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), R100S 600mm F6
Gain 380, Exp. 2sec, WB(Auto)(B=423 G=0 R=296), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=210, Total Exp. 420sec
※NGC5139を自動導入後にプレートソルブと同期を実施したが失敗
※ASTAPで自動カラー補正を実施(αδ grid処理、Deepsky annotation処理は失敗)


補足:NGC5139を自動導入後にプレートソルブと同期を実施したが失敗した画面例
※非常に淡いがNGC5139の存在がわかる

・口径:100mm
・ドーズの分解能:1.16"
・イメージセンサ分解能:1.99"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x103(0.43°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、R100SにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、ケンタウルス座のNGC5139の撮影を試みた。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正を試みた。

参考文献:
(1)ビクセンNEWポラリスR-100S
(2)ニュートン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(4)SONY IMX464LQR
(5)Player One - Cameras and Astrophotography
(6)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(7)SharpCap
(8)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(9)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(10)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(11)ImageMagick
(12)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(13)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(14)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(15)今日のほしぞら
(16)Stellarium-Web
(17)ω星団-Wikipedia
(18)球状星団-Wikipedia
(19)オメガ星団-天体写真の世界
(20)ケンタウルス座-Wikipedia
(21)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.94-99.
(22)銀河系内の星雲・星団-NAOJ
(23)カテゴリー 星雲・星団-KIMUKAZU blog
(24)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(46)-goo blog
(25)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(47)-goo blog
(26)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(27)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(28)Windows MiniPCでヘッドレスリモートEAA環境ようやく全て動作(かな?)
(29)プレートソルビングが失敗する場合の解決策 まとめ
(30)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(31)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(32)電視観望ヘルプ: 三重編-ほしぞloveログ
(33)AZ-GTi をLANにぶら下げる
(34)AZ-GTi(AZ-GTe)をステーションモードにして無線LANルーターに繋ぐ

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2 コメント

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ω星団に関して (starskys2)
2023-05-07 10:38:29
新星空の友です。

ω星団の写真、拝見しました。
東京の自宅から低空のω星団が観察・撮影できるんですね。
今春、私はω星団を自宅近郊から観察・撮影しようと計画していましたが、まだ実行できていません。
春かすみ等で南の低空は透明度が良くなくて、まだチャンスがありません。
自宅からω星団が見えるなんて、うらやましい限りりです。
もう少し低空のカノープスも見えるのでしょうか。
ω星団が見えるのであれば、もう少し上のNGC5128電波源A銀河も撮影できると思います。(存在程度かも)
一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
ω星団の写真は更に撮影コマ数をを増やしてコンポジットしますと、星団らしさが増すと思います。
パソコンモニターにω星団がどのように映っているかも知りたいところです。

それでは、今後もいろいろ試行錯誤しながら星空を楽しんで頂きますよう、よろしくお願いします。
返信する
Re:ω星団に関して (KIMUKAZU)
2023-05-07 13:07:37
新星空の友 様
コメント、ありがとうございます。
5/2(火)は月はありましたが、良く晴れて透明度の高い星空でした。
「星空の探訪」をガイドに、今回初めて、ケンタウルス座の観察を試みました。
ケンタウルス座・ω星団は低高度なので、建物の影や街灯など課題はありますが、幸運にも都内のベランダから電視観望を楽しめました。
参考のため、電視観望時のPC画面例を追加します。
プレートソルブは失敗しましたが、天体の視野導入は実施でき、SharpCapのライブスタック(ラッキーイメージング)機能を活用することで、撮影できました。
同日に電波銀河・NGC5128も撮影できましたので、後ほどブログに掲載したいと思います。
よろしくお願いいたします。
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