善通寺市内(五ケ寺)を終わり、三豊郡三野町にある、
「71番札所 弥谷寺」(いやだにじ)へ。
お寺は、岸壁がそそり立つ「弥谷山(382m)」の中腹に、本堂、大師堂、
多宝塔などが分散配置されています。
540段もの急な石段を登っていきますが、大師堂まではバスも出ています。
家内とは、石段を行きました。 (少し不安でしたけど)
登り始めるとすぐ、お遍路さん仲間で有名な「俳句茶屋」があります。
天井からは、愛好者の短冊が”びっしり”と下がっているそうです。
ここの名物は、お手製の”トコロテン”だそうです。 (資料)
仁王門でまず一礼!
結構急な石段を、ゆっくり上って行きました。
仁王門から、262段でこの「金剛拳大菩薩」や、無数の石仏、石塔が並び
「賽の河原」と呼ばれているそうです。
大師堂への、この一直線の108段は、休みながら行きましたよ。
家内もよく頑張って登りました。
なぜ”鐘”がここに???
本堂へ、さらに石段を登って行きます。
”水場”へ到着!。 この地方の伝説で、 (資料)
{死者が出ると、遺族は背負った格好をしてこの山に登り、
この「水場」の霊窟に、死者の”頭髪、つめ、お骨の一部”を納め、
下山のときは、死者が未練を残してついてこないように、決して振り返らない}と!
岩から染み出る”水”は、年中、枯れないそうです。
やっと本堂へ(千手観音菩薩)。 お札を納めて”健康祈願”を!
岩壁に掘られた、「三尊弥陀磨崖仏」です。
本堂から、大師堂へ! また少し石段を登ります。
大師堂へやっときました。
大師堂の奥にある「獅子の岩窟」へ!
ここは、大師が幼少時代に学問に励んだところだそうです。
また、大師の母「玉依御前」の”像”もあるようです。
すぐそばに、大学などへの”合格祈願”のお札が、いっぱいかかっていました。
本堂と大師堂で、自分の”住所、名前”など書いた、「納め札」を箱へ入れて、
ご本尊,お大師さまに、参詣のご報告をします。
お札は、巡拝回数によって、決まっているようです。 私どもは”青”です。
1~4回・・・・白 5回以上・・・・青 7回以上・・・・赤
25回以上・・・・・銀 50回以上・・・・金 100回以上・・・・錦
香川(涅槃の道場)の23ケ寺では、一番きついお寺でしたが、
何とか無事、お参りができてほっとしました。 香川は後、5ケ寺です。
(70番本山寺~66番雲辺寺) それではまた!