ウルトラマンデッカー
第4話「破壊獣覚醒」は、カナタとハネジローの絆が、また、グッと強まるストーリー展開になっており、人と人じゃない存在の友情が好きな者には堪らん内容になってました。
戦闘訓練で、ついつい、直感任せの行動に出てしまうカナタ。彼のそれは長所ではあるけど、失敗の原因になっているのも事実。ハネジローにも、それを窘められ、自覚はありつつも、人間、気合が大事だ、と信じているカナタ、やっぱり、良いキャラしてますわ。
そんな中、温泉を売りにしている町に、謎のカプセルが地中から出現。観光客を呼べる温泉が枯れ始めていることが悩みの種である町長さんからしたら、謎のカプセルは不安を孕みながらも、これが活性化に繋がらないか、と期待も抱いている様子。やはり、今の世の中、こうやって、どうしたら、観光客を集められるか、悩んでいる人は多いんでしょうね。
とは言え、謎のカプセルが、観光客を呼び寄せられるモノになってくれるなんて、そんな旨い話は、この世にありゃしない。案の定、中から、強力な怪獣、モンスアーガーが出現し、暴れ出しやがった。しかも、コイツ、どっかの星が勝手に売りつけに来た代物と来てやがる。何て、傍迷惑なッッ。
そんなモンスアーガーを、ウルトラマンデッカー ストロングタイプとガッツグリフォンの連携で倒したバトルは、実に熱かったですね。カナタの掲げる気合論を批判しながらも、何だかんだで、染まってきてる感じがしますね、ハネジロー。そんなハネジローが、ウルトラマンデッカー=カナタのピンチを救うために、強力な怪獣へ特攻を仕掛け、友を喪った哀しみでデッカーが強化される展開、あるのかなぁ。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ
ドン25話「ヒーローしごとにん」は、コミカル感がかなり強めでしたが、その中でも、タロウたちの絆がより強まる展開になっており、グッと来るモノがありました。
コンサルタントを任されていたレストランの業績が悪化した事を理由に、いきなり、クビにされてしまった雉野さん。ぶっちゃけた話、さすがに、これは無茶苦茶すぎる展開すぎる気もするが、その辺りを気にしてたら、話は進まない。愛する奥さんにも、事実を告げられない雉野さんは、生活費を入れる為に、ガテン系の仕事に就いた模様・・・いや、どう考えても、向いてないだろ。
そんな体を痛めつけるように働いていたために、ヒトツ鬼との戦いにも支障を来たしてしまう雉野さん。かつてのタロウなら、雉野さんを一方的に叱咤して、メンタルをよりズタボロにしていただろう。けど、彼は彼で、少しずつ変わりだしているようで、雉野さんに何があったのか、を尋ねる優しさを見せてくれました。
そこで、空耳アワーが発動しちゃうあたりが、タロウらしいですね。タロウの勘違いは、はるかちゃんや猿原さんにまで伝播してしまい、一同は目の下にクマを作り、体力が尽きるまで働き、金を稼ぎ始めます。しかし、まさか、猿原さんまで働き出すとは。まぁ、彼のこれは、労働って感じからは程遠かったですけど。
誤解も無事に解けたところで、一同は改めて、力を合わせ、経営が傾いていたレストランを再繁盛させ事に成功。久しぶりに姿を見せたソノイたちにも、大鬼を倒させず、自分達で撃破する事で、変貌してしまった人間も無事に救い出してました。また、今回も、ジロウに活躍の場があったので、良かった。雉野さんも、上司が見事な掌孵しをかましてくれたおかげで、会社に復帰できた。
にしても、雉野さん、よく、こんな上司の下で働けるもんだ・・・
仮面ライダーリバイス
第49話「戦いの果て・・・残ったのは悪魔だけ」、これは、もう、観ていて、胸が締め付けられました。マヂで泣かせに来てますね、制作陣。
デッドマンズを壊滅させ、ギフを倒し、次いで、暴走してしまった狩﨑さんの目を覚まさせた一輝。しかし、激闘の代償は、あまりにも重すぎました。力を得るって事は、何かを失うってのは、世のセオリーですが、家族のために戦っていた漢が家族との思い出を全て手放すってのはキツいもんです。
自分の行動に後悔は微塵もない一輝ですが、やはり、記憶を失ってしまった自分に優してくれる“他人”の中で生活を続けるのは、精神的にキツかったようで、五十嵐家もとい「しあわせ湯」を出て、バイスと共に生活を始める選択を取りましたか。
一輝が戦いの中で記憶を失っていったのは、自分が契約を結んだからだ、と負い目を抱いていたバイス。悩んだ末に、彼は一輝と戦い、彼に自分を倒させる事で、契約そのものを無かったにする、そんな無茶な作戦を実行します。その為に、皆に協力を仰ぎ、悪役ぶるんですけど、これがまた、観ていて辛い。狩﨑さんが解説する前に、バイスの意図に気付いていた視聴者が、ほとんどだったでしょうね。果たして、この『仮面ライダーリバイス』、ファンが納得できるハッピーエンドになるのだろうか。
そんな泣けるストーリーの中でも、狩﨑さんとヒロミさんの友情、これは、実に癒されました。二人の入浴シーンや、喫茶店でのデートに、ほっこりした人は多かったんじゃないでしょうか。まぁ、どうでもいい話ですが、個人的には、「パフェ」の方が違和感はないですね。