『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮作品感想(2022/7/31分)

2022-08-05 23:30:49 | 日記

ウルトラマンデッカー

ついに、ウルトラマンデッカーの戦いがスタートするんですねッッ

第1話「襲来の日」、ほんと、素人目線の意見で恥ずかしい限りですが、掴みとしちゃ、相当にバッチリな気がしました。観ている大人は、こりゃ、外れじゃない、と思ったんじゃないでしょうか。子供の方は、ちと分かりませんが。

主人公である、アスミカナタが一般人ってのも、これまた、良いんじゃないでしょうか。元気花丸印な煎餅屋の孝行孫ってのは、良い特徴だな、と思います。まぁ、人助けのくだりはともかく、襲撃してきた謎の存在に対し、アサルトライフルを抱えて特攻を仕掛ける無茶は、どうなんだ、とは思いましたけど。

そんなカナタが死の間際に追い込まれながらも、自分を見失わず、立ち向かった事で、ウルトラマンデッカーとの一体化を果たす展開は激熱ですね。地球では敵と戦う為の実体を持てず、現地人の肉体を借りるタイプですかね、ウルトラマンデッカーは。トリガーがティガに近しい風貌であったからか、デッカーはダイナを彷彿とさせる感じですね。

初戦ながらも、ウルトラマンデッカーのサポートがあったのか、カナタはスフィアザウルスを激闘の末に、見事、倒して退けました。踏みつけ攻撃にダメージを受けながらも、決して屈さず、隙を逃さずに光弾をブチ当て、角をへし折ったシーンは、実に激熱でした。ギリギリで、地球を覆うバリアの突破は叶いませんでしたが、これはこれで、良い展開と言えるでしょう。

煎餅屋の事もあって、自分の進退を迷っていたカナタの背中を、おじいちゃんが押すってのも、これまた、グッと来ました。このおじいちゃん、これから、ちょいちょい、良い味を出してくれそうですよね。本人は自覚なしだけど、何の気なしに発した一言が、強かったり、能力が厄介だったりで、苦戦しているカナタに新たな気付きを与える助言になったら熱くないですか?

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドン22話「じごくマンガみち」、これは、カオスがすぎる、井上節が炸裂してるなァ、と感じるストーリーでしたね。

相も変わらず、カンヅメ状態のはるかちゃん。追い込まれながらも、何だかんだで、ペンを折っていないのは、はるかちゃんが心の底から、漫画を描く事を楽しみ、愛しているからだろうか。また、脳人であるソノザに、自分の漫画が何らかの刺激を与えた事に歓喜し、それが発端で、人間と脳人の間にある垣根をぶっ壊したいって野望も芽生えているんだろうな。

二面性があるジロウを、このまま、ドンブラザーズにいさせていいものか、と苦言を呈する猿原さんと雉野さんに対し、タロウは自分の寝首を掻きに来るメンバーがいた方が面白い、と言ってのける始末。そんな度量のデカさに、猿原さん達は、ただただ、呆れるしかない。それは、きっと、タロウの本音だろうけど、自分とジロウには、ドン家の繋がりがあるかもしれない、と考えているのも大きいのかね。

そんなタロウに、自分が、ほんのちょっとだけ心配されているとは露知らぬはるかちゃんは、スランプの真っ最中。素人目からしても、確かに、この漫画の展開は、ねぇな、と思うレベルだったしな。何故に、ラブコメ路線の少女漫画で、ヒロインが魔法少女っぽい何かに変身するのか。しかも、変身の仕方や変身した後の姿が、相当にギリギリ。井上先生、これ、ちょっと、遊びすぎっつーか、攻め過ぎでは?

退屈を持て余し、その退屈を何とかしたいって、ある意味、富豪らしい欲望に囚われた男が変貌してしまった電磁鬼は、見事に撃破したけど、はるかちゃんは、謎の漫画家・椎名ナオキに完敗を喫しちゃいました。ただ、このように、潔く負けを認めた上で、次こそは勝つ、と意気込めるのであれば、無問題。ボツを容赦なくかます、ソノザの編集長ムーヴも含め、彼女のこれからが楽しみですね。

椎名ナオキ、描いている漫画やビーフストロガノフから鑑みるに、もしや、別の時間軸からやってきた、はるかちゃん自身なのか? 仮に、そうだとしても、はるかちゃんを盗作作家と貶めた理由が分からんな・・・

 

仮面ライダーリバイス

第46話「向き合う勇気・・・真に護るべきものは何?」は、もう、ただただ、興奮しまくりでした。

足掻きに足掻いて、自分の弱さを受け入れたからこそ、仮面ライダーへの変身が叶ったさくら。それ故に、彼女は、自分から生まれたラブコフは、自分の弱い部分を切り離したモノ、と考えており、強くなった自分がラブコフを守らなきゃ、と考えていた。ただ、これは、ちょっと、過剰すぎるんですよね。

確かに、ラブコフはさくらの弱い部分だったかもしれませんけど、多くの戦いを経て、何より、頼れる兄や仲間と共にいた事で、さくらが戦士としても、人間としても、成長している訳ですから、ラブコフだって、いつまでも、弱点のままじゃいません。花ちゃんの一喝や、一輝らのお節介のおかげで、頭が冷え、やっと、ラブコフと向き合えたさくらは仲直りが出来ました。

一方で、玉置もまた、動き出します。これまで、ずっと、守られる立場に、自分がいる事に歯痒さを覚えていた玉置。デッドマンズだった頃は、かなり、イケイケな感じだったのに、随分と腑抜けになっていました。けど、ついに、玉置は一歩を踏み出しました。戦友である光から、ドライバーとバイスタンプ、そして、思いを託された玉置は、仮面ライダーオーバーデモンズへ変身。やはり、デモンズと同じく、代替わりするタイプのライダーだったか。しっかし、折角、変身は出来たけど、今イチ、活躍できてなかったような・・・

守る、守られるんじゃなく、守り合う関係性になった、さくらとラブコフ。二人の心が一つになった事で、コブラバイスタンプはキングコブラバイスタンプへと覚醒。そして、仮面ライダージャンヌは、仮面ライダーインビシブルジャンヌへ強化変身。「戦う聖少女」から「激闘する戦乙女」って感じになりましたね。

アルティメットリバイとアルティメッドバイスによる同時攻撃で、攻撃無効の絡繰りを無効化にされたギフ。そんなギフの言葉に対しても、三兄弟妹+αの仮面ライダーたちは決して、揺さぶられない。強烈なライダーキック×4によって、最期を迎えたギフ。紛う事なき、勝利である。ただ、空には謎の裂け目、狩崎さんの歪みだした精神、そして、一輝の記憶の喪失、と問題は尽きちゃいない。本当の最終戦に向け、ストーリーの盛り上がりが止まらんな!!

コメント
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