『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2023/4/2分)

2023-04-07 19:57:44 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第5話「立ち上がれゼット!~最後の勇者~」は、ウルトラマンゼットの戦いを振り返る上で、ストレイジと同じくらい外してはいけない、ウルトラマンエースとの絆が描かれていましたね。

前回、ポンコツっぷりを晒してしまったからこそ、余計に焦りながら、自分の戦いを思い出すゼットの脳裏にフッと過ったのが、ウルトラマンエースの姿。ほんと、恥ずかしい話だけど、私は、ウルトラマンエースの息子がゼットだ、と勘違いしていた口なんですよね。蓋を開いてみたら、名付け親ってのが真相だったわけですが。

大喰らい系怪獣の代表格っぽいベムスターが、ガチでビビって逃げるほど、ヤバい空気を出しているんですね、超獣ってのは。ここで解かるのが、ベムスターの強さでしょうかね。戦闘力が高いってのも大事ですけど、自分が敵わないって事を冷静に判断して、時には、恥をかくのも気にしないで全力の逃げを図るってのが、一番、必要なのかもしれません。

ヤプールの怨念が凝り固まって、その強さがより際立っているバラバに苦戦を強いられてしまうゼット。そんなゼットの窮地に駆け付け、共闘し、撃破したのが、ウルトラマンエースでした。ウルトラマンへの愛が浅い人の中には、昭和ウルトラマンは古臭い、平成ウルトラマンより弱いって言う人もいるらしいですが、そんな事はないと思いますね。撮影技術の差で、確かに、戦闘シーンに派手さは無いかもしれませんけど、昭和ウルトラマンの強さは本物だ、と私は思いますね。何せ、戦闘の経験値が根本的に違う。多くの敵と戦い、勝ってきたからこそ、敵の攻撃に冷静に対処が出来て、相手へ効く攻撃を次々と繰り出す事が出来る。引き出しの多さ、それは強味。

そんなウルトラマンエースに、戦いに終止符を打てる勇者と成れ、そんな希望と期待を託されているウルトラマンゼットの、これからの成長が、本当に楽しみですね。ちょっとポンコツなトコもあるけど、彼はやる時はやれる漢ですから。ハルキもいるから、きっと、大丈夫でしょう・・・まぁ、ハルキはハルキで、心配なトコもあるにしろ。

 

王様戦隊キングオージャー

第5話「冬の王来たる」は、もう、そりゃ、大興奮でしたね。前回からの引きが実に上手く、この一週間、どうなっちゃうんだろうなぁ、と凄く気になっていました。30超えてる男が、一週間、そのワクワクで仕事を乗り切るなんてダメだぞ、って人もいるでしょうが、人それぞれだろ、と返したいですね。

もちろん、ストーリーの焦点が、リタに当たっていたのも、ワクワクしていた理由です。いや、思っていた以上に、濃ゆいキャラでしたね、リタ。見た目はクールキャラで、頭が固そう。それも間違いじゃないんでしょうが、実際のとこ、可愛いモノが大好きで、結構、ファンキーなトコもあるようです。何より、公正さを、何が何でも貫く、例え、自分が国民に恨まれようと、他国の王から脅されようと、自分の眼で真実を見極め、足で情報を集め、頭で正しい答えを出し、そして、常に中立の立場から揺るがぬ判決を下せる強さを持っていました。そこを、ギラは、しっかりと感じ取っていましたね。

そんなギラの出自が、このタイミングで明らかになったってのも、ビックリでした。王道のど真ん中を行ってますね、ほんと、この『王様戦隊キングオージャー』は!! これまで、ちょいちょい、ギラの行動にそれらしいトコはありましたけど、本当に、王族だったか。しかも、ラクレスの弟?! 性格が歪んだ兄と、真っ直ぐな弟が、ぶつかるって展開も、実に王道ど真ん中。

ここで気になってくるのが、どうして、ギラは自分が王族である事を知らなかったのか、城下で暮らしていたのか、だな。知らなかったのか、隠していたのか、もしくは、記憶を消されて、ラクレスによって追放されていたのか。色々と考えられる。そうなると、ラクレスの性格が、あぁも歪んだのか、そこも気になる。本性を隠していたのか。もしくは、何かがあって、ギラを疎ましく感じるようになったのか。自分が王になるために、ギラが邪魔、と感じる理由・・・一番、有り得るのは、母親か? ラクレスの母親は側妃で、ギラの母が正妃だったから、ラクレスは王座継承権がギラより低かったのかも。それか、バグナラクが、ラクレスの性格を洗脳で歪めたってパターンもあり得る。

裁判シーンも激熱でしたが、やはり、戦闘シーンは格別でしたね。五人揃っての同時変身、戦闘、そして、キングオージャーvsジゴワーム。シュゴッドに五人が搭乗して、操作している状態だと、色んな意味で、とんでもない事になるんですね。一か所に集まっている訳じゃなく、それぞれのシュゴッドに搭乗しているから、各々が好き勝手に戦おうとすると、あぁなるのね。けど、気持ちが一つになると、凄まじいパワーが出る。面倒っちゃ面倒ですけど、だからこその強さがある。そして、その戦いが終わったのも束の間、奪われていた事が判明するゴッドスコーピオンのソウル。ますます、目が離せませんな!! よし、来週まで頑張れる。

 

仮面ライダーギーツ

29話「慟哭Ⅴ:サプライズ! 闘牛ゲーム♡」、思っていた以上に、激重鬱展開で、ギョッとしました。ほんと、これまた、今更感がありますけど、子供たちを置き去りにしているなぁ、全力で。まぁ、もう、ぶっちゃけ、ここ最近の特撮は大人が楽しめるモノになっているし、これはこれでいいのか。

いや、それにしたって、この展開っつーか、真相はマヂか、って感じでしたね。腑に落ちるトコもあったにはありました、もちろん。けど、まさか、弥音が、父の願いによって生み出された存在とは予想してませんでした。いるのか、これを予想できていた人?

私はてっきり、父親が子供が出来ずに悩んでいる妻の為に、デザイアグランプリを勝ち抜いて、妻が子供を埋める世界を望んだのか、と思ってました。今回も、途中までは、殺されてしまった実の娘を蘇らせたのか、とベロパが明らかにするまで勘違いしてました。勝つ為っつーより、自分が楽しい思いをするために、ここまでやるペロパ、ほんと、良い性格しとる。絶対、碌な死に方しねぇな。

それが、まさか、父親が、自分の理想の娘がいる世界を、スポンサーになる条件を飲んで実現させていたとは。ここで疑問に思えるのが、どうして、娘を復活させなかったのか、あと、あの毒母は弥音が実に娘でない事を知っているのか。母親の方は、記憶が改変されているからこそ、あそこまで、弥音が自分勝手な行動を繰り返し、また、戦いに参加している事に激昂していたのか?

真相を知ってしまった弥音の精神状況が、本当に心配ですね。けど、月並みな言い方ですけど、こういう精神的に追い詰められた時にこそ、ヒーローの本当の強さが計られますよね。確かに、キツイ。でも、弥音には、彼女のあるがままを受け入れてくれる仲間がいます。実際、ギーツは、かなり、ガチギレしてました。景和もきっと、この非道な行いには、我を忘れるほど怒りを露わにするでしょうし、道長も自分のやり方に水を差された事もあって、かなり、不快感を剥き出しにしてました。絶望のどん底に叩き落とされてしまった弥音が、どう復活し、この戦いに勝つのか、実に気になります。

 

 


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