ウルトラマンアーク
第17話「斬鬼流星剣」は、コミカルさを混ぜつつも、ユウマがウルトラマンとして成長する流れをしっかりと描いてくれているものでした。
ユウマとシュウの前に、その姿を見せたザンギルは、やはり、ゲント=ブレーザーと共に戦った個体のようです。相も変わらず、コーヒーを愛飲しているようで、その「違いが判る」トコは、同じくらい、コーヒーにどハマりしているシュウさんにドンピシャだったようです。ユウマと仲良くなり、ほんの少しだけ、自分のやりたい事を我慢しない、と決めたからか、今まで見せた事がないようなテンションをかまします。リンとも、しょうもねぇ小競り合いをしており、これはこれで、仲が良くなった証拠でしょう。
ザンギルが、ユウマたちに伝えた危機、それは、異なる次元に存在する巨悪・ヘルナラクの企み。前回のモグージョンを、この地球に送り込んできたのも、どうやら、ヘルナラクで、侵略作戦の一端だったようです。次元の裂け目から、次々と、実体は持っていないが、そのヤバい特性はしっかりと発揮してくる幽体怪獣が、卵の状態で次々に、この地球に送り込まれ、孵化の時を待っているようですね。ザンギルは、ヘルナラクの尖兵となって、生前の記憶や本能に従って行動する幽体怪獣を斬って祓うべく、この地球にやってきたようです。
そんなザンギルは、ユウマがウルトラマンアークである、と気付いているようです。もちろん、ユウマが仲間に正体を隠しているのを察して、ちゃんと黙ってくれます。自分以外のウルトラマンを知っているザンギルから、己の未熟さを指摘されたユウマは、彼の言葉で、改めて、この地球を守りたい気持ちを強めていました。良いですよね、青さが抜けきっていないけど、高い潜在能力を持っている戦士が、歴戦の勇士によって覚醒を促されるパターン。
そんな折、タガヌラーとゲードスが卵から孵化し、海棲のゲードスは海を、上質のエネルギーを求めるタガヌラーはエネルギープラントを目指して動き出します。怪獣が二体、出現してしまった以上、戦力を二つに割るしかない。そこで、ゲードスはスキップが、タガヌラーはザンギルが受け持つ事に。ユウマはアークへと変身すると、ゲードスとの戦闘へ突入。ブレーザーと戦った時、ゲードスは串刺しでしっかりと焼かれた訳ですが、アークはこのゲードスを開きにして、火を通しましたね・・・とことん、このポジションか、ゲードス。一方で、既に肉体が限界であるザンギルは、タガヌラーの群れを相手に善戦するも、追い込まれてしまいます。彼のピンチに、ギャラクシーアーマーを装着して駆けつけたアークは、まさか、ここで、ソリスアーマーを装着した己、ルナアーマーを装着した自分を、各キューブを核にして召喚。大量のタガヌラーに対処し、見事に倒してのけました。そして、今回も美しかった、ザンギルの消え際。ほんと、唐橋充さんの演技が活かされてますね。
爆上戦隊ブンブンジャー
バクアゲ42「聖なる夜の届け物(プレゼント)」は、クリスマス間近ってことで、クリスマスカラー全開で、なおかつ、サンシーターの紅一点たるイターシャがストーリーの中心になっている、中々にインパクトのある回でした。
以前っつーか、かなり、序盤から思っちゃいましたが、やっぱり、サンシーターは良い味を出してる敵役ですよね。改めて、ブンブンジャーと全力で戦って負けるのは良しにしろ、吹っ飛んで退場はして欲しくないですね。敗北で反省して、全ての因縁に決着が終わって平和になったら、地球で仲良く暮らしてほしいですね、この三体には。
特に、イターシャは、普段こそ、お茶らけ、明るく振る舞っちゃいますが、デコトラーデやヤルカーと仲間になり、マッドマックスに道を示されるまで、結構、辛い生活を送っていたようです。そんなイターシャは自分の生み出したゴミバコグルマーの暴走で、ギャーソリンを搾り取られてしまった所為で、いつもの気丈さも吹っ飛んだのか、弱音を吐いてしまいます、一人ミュージカルって形で。まさか、水樹奈々さんの美声による歌唱を、日曜の朝から聞けるとは思いませんでした。大也ですら思わず、腰を据えて聞き入ってしまったくらいですからねw
届け屋を営んでいる者として、クリスマスに大忙しのサンタクロースを尊敬している大也だからこそ、切羽詰まっているイターシャからの依頼は断った上で、これまで、誰からもクリスマスプレゼントを貰った事がない、その嬉しさを知らない彼女へ、手元にあった絵本をプレゼントします。まさかのタイミングと相手から、クリスマスプレゼントを貰った事で、イターシャの心には温かいモノが満ち溢れます。しかし、そのハッピーで満ちた心が、ゴミバコグルマーによって踏み躙られてしまいました。そりゃ、キレますわな。私らだってビックリしたんですから、そりゃ、ブンブンジャーたちだって、イターシャのエゲつないドロップキックには目を丸くします。その上、ゴミバコグルマーを倒せ、とイターシャに促されたもんだから、戸惑いしかありません。よもや、ブンレッドとイターシャの合体技が見れる日が来ようとは・・・
巨大化したゴミバコグルマーとの戦いも、これまた、圧巻でした。いつも通り、ブンブンジャーロボチャンピオンで瞬殺かと思いきや、そうはなりませんでした。いや、苦戦はしませんでした。ここで、ブンブンレオンをカモンさせ、チャンピオンキャリヤーに騎乗、そう、これはクリスマス仕様!!その上、まさかまさかの連荘で、「本物」が登場して、ブンブンジャーと一緒に、クリスマスプレゼントを良い子達にプレゼントとは・・・ とことん、クリスマスらしさを押し出してきました。何だかんだで、サンシーターたちも、クリスマスの恩恵を受けてましたから、やっぱり、根は良い子なのかな、この三体。しっかし、イターシャのボロボロになった絵本が元に戻ったのは良かったし、彼女が起きた時、喜ぶのは容易に想像できるけど、デコトラーデとヤルカーが鮭を貰って、あんなに嬉しそうなリアクションを見せたのは意外でした。『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』のクリスマス回を思い出したのは、私だけじゃないでしょうね。
仮面ライダーガヴ
第16話「ノエルのおくりもの」、こちらも、『爆上戦隊ブンブンジャー』と同じく、クリスマス感が増し増しで、なおかつ、ショウマと絆斗の仲がトラブルを乗り越えた事でより強まっていましたね。
エージェントに動きを阻まれていた事もあって、ロジョーの必殺技をモロに食らい、変身解除に追い込まれてしまった絆斗。そのまま連れ去られてしまった彼ですが、手の拘束が緩く、逃亡は容易でした。ただ、ピンチはチャンス。捕まったままでいれば、相手の根城に入り込めるのでは、と考えた絆斗は、あえて逃げず、捕まったフリをして、情報の収集を行う事に。それにしても、どうして、あんなにも、手の拘束が緩かったのか。ロジョーもしくはエージェントが縛るのが下手だったのか、それとも、エージェントが何らかの目的を持って、絆斗を逃がそうとしていたのか。
絆斗は、闇菓子が欲しすぎて、冷静さが欠けているロジョーとエージェントの会話に耳を澄まし、様々な単語を聞き取ります。目を覚まし、パニック状態になった演技をして、より情報を引き出し、ストマック社への潜入を目論むものの、仮面ライダーを捕まえるって大金星をかました自分に闇菓子をくれないランゴに苛立ったロジョーに攻撃され、再び、本当に意識を手放してしまいました。一方で、捕まっているであろう絆斗の居場所をゴチゾウに見つけて貰おうとしていたショウマですが、中々、上手く行かず、意気消沈していました。そんなショウマを元気づかせたのが、いつも通り、幸果ってのが良いんですよね。ごめんね、それが伝わっていない、と思ったなら、何度も相手に謝ればいい。このアドバイスがグサッと刺さった大人は多いもかも知れません。
ブッシュドノエルから情報を受け取ったショウマは、自身もロジョーに負け、捕まったフリをする事で、絆斗との合流を果たします。そこで、ショウマは絆斗がグラニュートの世界に乗り込もうとしている事、そして、その無謀な行動には、己の復讐心だけでなく、グラニュートが外道である証拠をしっかりと掴み、自分の迷いを払う為、と知りました。絆斗を助ける為に体を張ったショウマ、ショウマの迷いを無くすために無茶をしようとしていた絆斗。お互いが、お互いのために行動を起こしていた訳です。
事実が判明した事で仲がより深まったショウマと絆斗。当然ながら、戦闘面でも、それは活かされます。ヴァレンは前回、使い損ねたブシュエルゴチゾウを使用。銃撃スタイルのチョコダン、防御力が高く、なおかつ、動きも阻害されないドーマル、そして、パワーに長け、長柄武器を扱えるブシュエル。イイ感じで、戦闘スタイルが分かれるようになってきました。個としての戦闘力もあって、騙し討ちなど頭も使えるグラニュートのロジョーでしたが、ガヴとヴァレンがしっかりと息を合わせた状態で共闘したら、そりゃ、勝ち目はありません。ショウマを騙した報いを、しっかりと受ける羽目になりましたね。ショウマは幸果との約束通り、絆斗をクリパに招待できましたが、自分の正体を明かせぬ罪悪感を抱えています。果たして、この秘密はいつ、明らかにするんでしょうね・・・そして、ラーゲ9は何者なんでしょうか。
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