ウルトラマンデッカー
第8話「光と闇、ふたたび」、これは、個人的ではありますが、これまでの話で最もグッと来ましたね。ガキっぽい、と嘲笑されて構いません、大好きなんですよ、こういう「呉越同舟」的な展開が。
人間としても、ウルトラマンとしても成長してきているケンゴだけど、未だに、カルミラを救い、笑顔に出来なかった自責の念を抱えていました。そんなケンゴに、皆を笑顔にするために戦っている、と自分のスタンスを明かされ、自分はどうして戦うのか、と悩むカナタ。しかし、悠長に考えている時間は、現状にありません。
かつて、ケンゴが咲かせたルルィエに酷似しているが、性質が真逆であるギジェランの撒き散らす毒の花粉によって、人々は夢遊病患者のような状況に陥ってしまう。その効果は、ウルトラマンであるカナタにも効いてしまうようで、彼は自分にとって都合のいい夢の中に囚われてしまいます。本来であれば、カナタもそのまま、眠り続ける羽目になっていたんでしょうが、ケンゴの言葉が“トリガー”になって、自力で覚醒を果たしました。彼も彼で、これまでの戦いで心が成長していたんでしょう。今は、戦う理由が分かっていない、だからこそ、絶対に見つけてやる、と気合が入ってますね、カナタ。
ギジェランから人々を助け出すために動き出したGUTS-SELECTとカナタ、そこへ駆けつけてくれたユナ。作戦は見事に上手く行きそうな感じになりますが、当然のごとく、スフィアメガロゾーアが出現します。必ず、カルミラを救い出して見せる、と気合が燃えているトリガーを、デッカーはミラクルタイプにチェンジし、サポート。ついに、トリガーによって、カルミラは救い出されました。悪女感が凄まじいカルミラですけど、歪んでしまった原因が、トリガーへの純粋な愛が故、ですから、妙に嫌いになれないんですよね。
そして、トリガー、デッカーにカルミラも協力し、スフィアメガロゾーアを撃破。カルミラがいたからこそ倒せたんでしょうね、きっと。戻ってきた地球ですべき事を果たしたトリガーに、デッカーはウルトラデュアルソードを託され、これから激しくなっていくであろう戦いへの決意を強めていました。また、トリガーと共闘してくれる日が楽しみですね。ただ、それは、冗談抜きで、洒落にならない敵がやって来るって事ですかね。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ
ドン31話「かおバレわんわん」は、巻き込まれ体質が過ぎる翼さんがメインの回でした。副題の通り、イヌブラザーの正体にタロウたちが迫ろうとするって内容でした。
翼さんは、雉野さんの妻である美保さんと自分の恋人である夏美がそっくりである事に悶々としていました。メタな事を言っちゃいますと、私ら視聴者は、それを解かっている訳ですから、ハラハラしちゃいますよね。そんな彼の悩みを露知らずなタロウたちは、そろそろ、イヌブラザーの正体を知ろう、と動き出します。ジロウが、何気に、翼さんがイヌブラザーと知っているのには、ちょっとびっくりしました。
ただ、お約束と言っちゃアレですけど、そう簡単には事が運ばないんですよね。空振りに終わるだけならまだしも、まさか、全く関係ない、売れぬ路上ミュージシャンである乾龍二をイヌブラザーと勘違いしちゃうとは。しかも、乾も乾で、なんか、ノリノリで、ニヒルなブラックを演じちゃってるし。
今回、ギョッとしたのが、天装鬼でしたね。最初は、痩せたいって欲望に取り憑かれてしまったおデブさんが天装鬼に変貌してたんですけど、かつ丼大盛りにつられて入った飯屋のお姉さんに、「いっぱい食べる人が好き」って言われた事で欲望が昇華しちゃってもんだから、天装鬼は取り憑く相手を、自分から去って行った恋人を求める乾に変更。愛を求める天装鬼と戦う中で、イヌブラザーが参戦した事で、やっと、タロウたちの誤解は解けました。
乾は、去った恋人の面影を美保さんに見ていた訳ですが、いざ、本人が登場したら、全く似てませんでしたね。そんな笑えるオチに、喫茶どんぶらを訪れた翼さんを、はるかちゃん達がやたら励ますってオチを重ねており、ほんと、正体バレはいつになるのか、と期待が膨らみますね。
仮面ライダーギーツ
5話「邂逅Ⅳ:デュオ神経衰弱」は、新たなゲームがスタートすると同時に、ギーツに敵愾心を剥き出しにしまくっているバッファにスポットライトを当てたストーリーになってましたね。
今回のゲームは、二人一組が必須。しかし、ギンペンとダパーンが脱落しているから、今、残っているのは五人。つまり、一人、余ってしまう。出来たペアはギーツとナーゴ、タイクーンとバッファ。残ってしまったメリーに、運営はパンクジャックを用意し、組ませました。最初、何故に「ジャック?」と不思議だったんですが、色味で、「あー、ジャックランタンか」と納得できました。
出現し、人々を襲い出したのは、トランプジャマト。個の強さはそれほどでもないので楽勝かな、と思いきや、まさかの即復活。実は、このトランプジャマト、同じ柄を見つけ出し、同タイミングで倒さないとならない仕様でした。それに最初、誰も気付いていなかったので、苦戦していました。
そんな中、道長から、バックルの特性と相性を聞いた景和は、英寿にマグナムとゾンビを交換して欲しい、と真正面から頼みに行きました。自分と協力する気が無い道長のために動いただけでも甘ちゃんなのに、まさか、三度、手に入れていたブーストも放出しちゃうとは。道長すら、このお人好しっぷりには呆れ果ててました。そんな道長が、ギーツを筆頭にしたライダーたちに心を許さないのは、かつて、親友が夢半ばで倒れ、正確に言えば、他のライダーに命を奪われていたからなんでしょうか?
トランプジャマト攻略の糸口に気付いたギーツとナーゴは、見事にトランプジャマトを倒し、ポイントをゲットしました。焦りを抱きながらも、どうしても、他のライダーと共闘したくない道長。そんな道長に話しかけてきた森魚の手には、「デュオ交代チャンス券」が。そもそもが胡散臭い森魚が、何を狙っているのか、不穏ですねぇ。
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