『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2023/1/8分)

2023-01-13 21:54:27 | 日記

ウルトラマンデッカー

第20話「らごんさま」は、登場する海底原人・ラゴンの見た目こそ、コミカル強めながらも、それが却って、人間と自然環境の関係性や距離間、付き合い方を考えさせるストーリーの手助けになっているな、と感じるものでした。

今回、メインは、カナタではなく、カイザキ副隊長とイチカだったってのも良い味を出していました。カナタに負けず劣らずで熱血、真っ直ぐ、向こう見ずであるイチカの勇敢な行動もさることながら、カイザキ副隊長の年齢に絡んだ自虐も特徴的でしたね。

海を埋め立てた箇所に作られた都市である・ワダツミシティ。ワダツミ=海神でしょうね、どう考えても。そんな人間の都合優先で作られた都市で、謎の怪人が人を襲う事件が発生。イチカとカイザキ副隊長が現地入りし、調査を開始。そこで、地域の伝統に詳しいおばあさんに会う展開はお約束。ネタバレになっちゃいますが、人々、正確には、自分の思い出の場所を変えようとする者を、怪人の紛争をして襲っていたのは、このおばあさんでした。

しかし、先にも書いた通り、襲っていた理由は、自分と友達の思い出を守るためでした。その友達ってのが、人間じゃなく、ラゴンの幼体でした。現実的な大人たちによって、強引に引き裂かれてしまった友情、それが、ずっと、彼女の胸の中でしこりとなっており、それを解消するために、人が住めぬ場所へ行くほどでした。けれど、そんな老婆を体を張って救ったのが、カナタじゃなく、イチカってのが、この回の良さでしょう。

敬意を持たぬ自然開発への怒りだったのか、それとも、友達を探そうとしていただけだったのか、それは定かじゃないにしろ、大きくなったラゴンは実にパワフルでした。体が粘液に覆われているから、デッカーの打撃は滑っちゃって、ロクにダメージは与えられないし、力は強く、しかも、高圧水流を吐いてくる。コミカルなのに強い。けど、悪意を持って暴れている訳じゃなかったからこそ、デッカーはラゴンを倒さず、感情任せな無茶をしたイチカとおばあさんを救う、それに留めたんでしょうね。

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドン43話「トキかけナゾかけ」、毎度、カオスな訳ですが、今回のストーリーは、特に、ワチャワチャ感が強めでした。しかし、それでいて、これまでの謎だった一つを明らかにし、それによって、更なる謎の深みを生む当たり、さすが、井上先生、と震えました。盗作問題解決が有耶無耶になっちまってる、その上で、未来はるかの漫画に、何らかのメッセージがあるってラストも、これまた、井上先生らしい。

会心の出来だと思っていた新作を、仲間達に読んでもらうも、そのリアクションがイマイチであるのに落胆するはるかちゃん。未だにデビューも出来てないくせに、同じにするな、と言われそうだけど、私も「小説家になろう」に投稿した話が無反応だと、かなり凹むしな。

一方で、翼さんは拉致されていた自分を救い、獣人の森から救い出してくれたのは、うさぎの着ぐるみの人物であったことを、不意に思い出す。それが、漫画家の椎名ナオキである事を突き止めた翼さんは、囚われの身である夏美さんを救いたい一心で、椎名ナオキへの接触を試みる。そのアグレシッブさが、またもや、自分を窮地に追い込むとは知らず。

どういう訳か、ドンムラサメに襲われる椎名ナオキ。マスターである自分の言葉に耳を貸さぬドンムラサメに、椎名ナオキを殺されてはマズい、と翼さんは共に逃げる事に。そして、逃亡の途中に明らかとなった椎名ナオキの正体!! まぁ、大体の視聴者が予想していたけど、やっぱり、未来からやってきた、もう一人のはるかちゃんだったか。そんな「お約束」を押さえつつ、もう一人の猿原さんを登場させ、場を混乱させるのが井上先生らしい。しかも、もう一人の猿原さんは、俳句じゃなくて短歌を読み、なおかつ、金持ちであるってキャラを立たせてくるかぁ。にしても、この二人が戦っていた時間軸のドンブラザーズは、どんな人間関係を築いてんだ。もう一人の猿原さんが、タロウに発した言葉は、中々のインパクトを有してましたね。

ムラサメvsムラサメ´の戦いは、かなりの迫力でしたね。実力は伯仲してましたが、巨大ロボ戦では、マザーがムラサメ´を動揺させ、どうにか、ムラサメは勝てたって感じか。ムラサメ´にマザーがいなかったのは、元からなのか、それとも、既に亡き者なのか、それとも、このムラサメ´はマザーに見捨てられた存在なのか。

 

仮面ライダーギーツ

17話「乖離Ⅰ:ようこそ! 新シーズンへ!」は、タイトルに偽りなし、と感じる内容でした。新ライダーの加入によって、ますます、戦いは激しさを増し、謎も深まり、楽しくなってきましたねぇ。「乖離」って単語が不穏なのも、実に良いわ。

前ゲームマスターであるギロリが暴走し、それに対抗したことによる特別措置で、次のデザイアグランプリにも参加できる事になったギーツ、タイクーン、ナーゴ。景和と弥音は、このデザイアグランプリが、リアリティショーである事実に衝撃を覚えながらも、今度こそ、自分の願いを叶えてみせる、と闘争心を燃やしまくる。そんな二人に対し、英寿は当然のように飄々としている。

こんな三人と、今回のシーズンでデザ神の座を争うのが、仮面ライダーナッジスパロウに変身する知能指数高めの大智、仮面ライダーロポに変身する超人的な運動能力を有する冴。これまでの参加者に劣らぬクセ強な人物だ。しかも、以前、ギーツと決勝戦でデザ神の座を繰り広げた、と言う実力者。こりゃ、今まで以上に、バトルが熱くなりそうだ。

なおかつ、今回は、デザスターと呼ばれるスパイが、この5人のいる、そんな事態に。デザスターは、最後まで生き残れば、デザ神の座を横取り出来てしまうらしい。そんな反則が使えるデザスターは誰なのか、と全員が疑い合う中で始まった第一のゲーム。対するは不良ジャマト、討つべきは校長ジャマト。ギーツは新たなバックル、パワードビルダーで変身。バカでっけぇ剣で校長ジャマトをぶった切って、ゲームクリア。しかし、今回は、オーディエンスから多くの支持を獲得した者が、最終的にデザ神になれるシステム。こりゃ、面倒な戦いになりそうだ。

思っていた以上に早く、ジーンは英寿に接触してきたし、しかも、彼は英寿が命懸けのゲームに参加している理由を知っていたし、シークレットミッションでギーツを応援する力も持っている様子。また、ニラムも英寿がミツメの息子である事を疑い、なおかつ、事実であったらマズい、とガチで危惧している模様。そして、何が一番、ギョッとしたかって、ラストで、消滅したはずの豪徳寺が現れた事。これは、ジャマトが姿を模しているだけなのか、それとも、ジャマトを核にして復活したのか。いずれにしろ、道長が、今後の戦いに、どう絡んでくるのか、期待大だ。

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今日の出来事(12-1-8)

2023-01-08 20:42:30 | 日記

Comicアンスリウム(1)一言感想

美女と野獣2nd~ギャルとキモオタ~ エノキドォ

人間、素直になるのが一番ってこったな。

残響とスポットライト 犬上いの宇

辛さを吹っ飛ばしてくれる、それが、好きな人からの抱擁と励まし。

秘密の性教イク! 雨天あめか

最初は弱気だった坊やが、精神的に成長して、Sっぷりを発揮するの嫌いじゃない。

プラも融かして・・・ 越山弱衰

まぁ、出来ちゃったなら、子供に、プラモデル作りの楽しさを教えて、一緒に極めるんだな。

泣き虫ノンストップLOVE 夢見てぇる

好きな女の子は泣かせないのが一番だが、泣きたい時に胸を貸してやれるのもイイ男じゃなかろうか。

筋肉勝負しませんか? イトハナ

えっと、結局、これは、どっちが勝者なんだ?

おうちデート やまこんぶ

初々しいながらも、歯止めが利かないイチャップルの良さが出ていた。

ラブホイール Other Side EBA

考え方を逆転させるってのは、人生で大事だろうけどなァ・・・これは歪んだか。

在りし日の純真 佐波缶

変化を恐れて踏み出す勇気を出せず、大切なものを失っている事にも気付かず、当たり前のことなど世にはないと知らぬ男、そいつを、救いようのないオロカモノと言う。

いつまでも続く願い 江鳥

まぁ、兄弟がそれで幸せなら好いんだろうさ・・・

自信のつけかたアフター エビフライ定食

セックスが、男に自信を与えるってのは、何気に本当かもな。

健康で文化的な休日 たまび

ちょいちょい、オッサンな一面が出るヒロインも好い物だ。

ギャル活 きゅうにん女 チバトシロウ

心のチ〇コが勃起する良いシリーズでした!!

月夜野課長はギャルをやめられない③ 板場広し

うーん、私的には、前回で終わって欲しかったかなぁ。

社会人の常識 ヱゑ

この新人ちゃんが成長した姿も見たいものだ。

トランスゲーム トリスタ

ヒロインが黒幕だろうなってのは途中で察しが付いたが、それはそれで面白かった。

はいぼるてーじ!~17cmに恋してる~② ひげた

まぁ、卑屈根性が拭えて、ちょっとでも自信が持てたなら、結果オーライ?

メスメリズム 石田祥子の場合・第6話 さいかわゆさ

催眠術は悪用しちゃいけません、とは言うものの、キライじゃないんだよなぁ、催眠系が、私。

ぱらのいあけ~じ! その109 クール教信者

柔らかそうなおっぱいも、ガッチガッチな雄っぱいも描ける先生を、私は心からリスペクトしている。

ガールズドーン!(55) 山本AHIRU

並行世界にゃ、愛ちゃんが飛切のストーカーと化しているトコもあるんだろうな。

 

今週の食事

12月26日(月)

朝食

バケット(イチゴジャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(若菜大根菜ごはん、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(ソーセージ、モヤシ、キャベツ、人参、白菜、山菜の水煮・麻婆もやしの素)、味噌汁(白菜、若布)、烏龍茶

 

12月27日(火)

朝食

バケット(イチゴジャム)、トマトジュース

昼食

おにぎり(紫蘇昆布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

芋けんぴ、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(鶏むね肉、白菜、フライドポテト、モヤシ・自作タレ)、味噌汁(切干大根、若布)、烏龍茶

 

12月28日(水)

朝食

バケット(イチゴジャム)、トマトジュース

昼食

おにぎり(梅紫蘇ごはん、鰹昆布)、烏龍茶

間食

芋けんぴ、烏龍茶

夕食

麻婆豆腐丼(木綿豆腐、鶏皮、モヤシ・麻婆豆腐の素・辛口)、中華スープ(若布)、烏龍茶

 

12月29日(木)

朝食

バケット(イチゴジャム)、トマトジュース

昼食

ちらし寿司、カキフライ(トンカツソース)、フライドポテト(ケチャップ)、レタス、烏龍茶

間食

大学芋、烏龍茶

夕食

豚キムチ丼(豚こま、白菜、キムチモヤシ)、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

12月30日(金)

朝食

バケット(イチゴジャム)、トマトジュース

昼食

おにぎり(若菜ちりめん御飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

芋けんぴ、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、白菜、エリンギ、筍・塩麻婆豆腐の素)、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

12月31日(土)

朝食

バケット(イチゴジャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(ふりかけ・おかか、鰹昆布)、烏龍茶

間食

芋けんぴ、烏龍茶

夕食

狐饂飩、肉野菜炒め(豚こま、玉葱、エリンギ・四川麻婆豆腐の素)、レンチン野菜(モヤシ、キャベツ、ぶなしめじ茸、人参)、烏龍茶

 

1月1日(日)

朝食

バケット(イチゴジャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(桜でんぶ、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(鶏皮、キャベツ、玉葱、蒟蒻、人参、午房、椎茸・甘辛中華だれ)、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、切干大根、葱)、烏龍茶

 

1月2日(月)

朝食

煮餅(抹茶蜜、黄粉)、善哉(餅×3)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(煎り粉味噌ごはん、鰹昆布)、烏龍茶

間食

薩摩芋チップス、烏龍茶

夕食

焼きそば(鶏皮、キャベツ)、烏龍茶

 

1月3日(火)

朝食

バケット(リンゴジャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(鮭若布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

狐饂飩(味付け海苔)、アジフライ(とんかつソース、ケチャップ)、サラダ(キャベツ、人参、レタス、赤キャベツ)、烏龍茶

 

1月4日(水)

朝食

バケット(リンゴジャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(若菜大根菜ごはん、鰹昆布)、烏龍茶

間食

おにぎり(鰹昆布)、烏龍茶

夕食

ごはん(紫蘇鹿尾菜)、肉野菜炒め(ソーセージ、フライドポテト、玉葱、蓮根・ケチャップ)、レンチンキャベツ、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

 

1月5日(木)

朝食

善哉(餅×5)、紅茶(無糖)

昼食

ちらし寿司(お揚げ、桜でんぶ、味付け海苔)、烏龍茶

間食

ポテトチップス(海苔塩)、烏龍茶

夕食

回鍋肉丼(豚こま、キャベツ、玉葱・回鍋肉の素)、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

1月6日(金)

朝食

ちりめん山椒御飯、烏龍茶

昼食

おにぎり(若布梅紫蘇ごはん、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

狐饂飩(カップ麺・あかいきつね、お揚げ、鶏の照り焼き、午房の甘辛揚げ)、烏龍茶

 

1月7日(土)

朝食

煮餅(抹茶蜜、黄粉)、野菜ジュース

昼食

バケット(リンゴジャム)、野菜ジュース

夕食

カレーライス(豚こま、南瓜、里芋、玉葱・激辛)×2、烏龍茶

 

1月8日(日)

朝食

バケット(リンゴジャム)、野菜ジュース

昼食

おろしうどん、蓮根の天麩羅、薩摩芋の天麩羅、稲荷寿司、緑茶(温め)

夕食

カレーライス(豚こま、玉葱、南瓜、里芋・激辛)、烏龍茶

 

今日、読んだ漫画

『黒狗』の優樹が、2023年最初に感想を書く漫画はこれ!!

理由は、私が2023年最初、1月1日の朝に読んだ漫画だから。買った時から、この『女優めし(2)』を令和5年最初に読む漫画、と私は心の中で、静かに、だけれども、確かに決意し、実行した。であれば、最初に感想を書き、皆さんに読んでいただくべき漫画も、この『女優めし(2)』にすべきじゃないだろうか。

では、何故、この『女優めし(2)』を今年、最初に読む漫画、と決めたのか。それは、私が、この『女優めし』を推しているからに他ならない。

2022年も良いグルメ漫画が世に出た。2022年よりも前に連載を始めている作品もあれば、2022年から連載がスタートした作品もあった。そんな数多い食系漫画の中で、飛び抜けていたのが、この『女優めし』だ、と私は確信している。そして、2023年も、その成長する勢いは止まらない、と予想している。

再び、『アメトーク』でグルメ漫画回をやるのであれば、推薦陣の半分くらいに紹介して貰えるはず、と期待できるだけの力を、既に宿しているんじゃないだろうか、この『女優めし』は。

主人公の撫子さんのキャラ、彼女の色気が滲み出ながらも、高根の花過ぎない食べ方、そして、何より、料理の描写。どれもが素晴らしく、読み手の空腹感を凄まじい物にさせる。

読んでいて腹が空く、これを食べたい、と思わせてこそ良い食漫画、と考えている私にとって、この『女優めし』は唯一にして達成が容易ではない条件を、しっかりとクリアしてくれている。だから、本気で推せる。

カツカレー、お好み焼き、立ち食いそば、ホットケーキ、焼き鳥フルコース、漁師めし、エビフライ、チャーシューチャーハン、どれも腹の虫が吼えるほど、撫子さんは美味しそうに食してくれたが、私の中に住まう暴食の怪物が表に出かけたのは、間違いなく、麻婆豆腐だった。これは、圧倒的。

言うまでもない事だが、他の回からも、撫子さんの、その料理に対する愛、感動と、料理人への尊敬や感謝、美味しい物が食べられる幸福感が伝わってくるんだけど、この麻婆豆腐の回は、そこが特に凄かった。撫子さんが定期的に食べたくなるモノは何か、と思案した際、真っ先に思い浮かぶ一品だけある。何より、私が嬉しかったのは、撫子さんが麻婆豆腐をライスにかけて食べる派である点。ほんと、撫子さん、しゅきッッ!!

個人的には、週刊ヤングジャンプ連載作品の中で、『スタンドUPスタート』に続いて、ドラマ化が決定して欲しい作品だ、この『女優めし』は。撫子さんの持つ艶を出せる女優さんがいるか、そこなんだよな、問題は。しかし、食事シーンの心象風景、これをアニメではなく、グルメドラマを作るプロ集団の工夫で再現して欲しい、と思ってしまう。

 

この台詞を引用に選んだのは、撫子さんの食事に対する「本気」、食の流儀、をハッキリと感じ取れるモノだからだ。

もちろん、私が勝手に感じ取っている訳だが、わかる、と同意してくれる方も、このレビューに目を通している方々の中にはいるんじゃないだろうか・・・いてほしいなぁ。

美味しいモノの、美味しい所を、しっかりと、真っ向から、リスペクトを示して味わうってのは、簡単なようで簡単じゃない。

それが意識ではなく、本能レベルで出来ているからこそ、和泉撫子は美しい人間なのだろう。

この(2)も、しっかりと細部まで味わう事が出来ました。

藤川先生、うえの先生、ごちそうさんでした!!

次巻も、心を空かして待っております。

(さてさて、最後に・・・残ったかき揚げをホロホロにして・・・かき揚げ、そば、つゆの三位一体をたっぷりと・・・急いでいても、この時間は、じっくり味わいたいの。少し油がにじんで、コクが増したつゆが、ちょっとジャンクで最高! ちょっぴりマナーはよくないけれど、こういう食べ方ができるのも、立ち食いそばの魅力)「ごちそうさまでした」(by和泉撫子)

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三大特撮感想(2022/12/25分)

2023-01-06 21:30:32 | 日記

ウルトラマンデッカー

第19話「月面の戦士たち」では、カナタの精神的な成長を見る事が出来て、また、トリガーとデッカーの共闘に興奮できるストーリーを楽しませて貰いました。

やり方は判らないが救いたい、そんな甘さを利用されたカナタは、ヤプールの罠にハマってしまいました。カナタを情けない、と責めるべきか、ヤプールやアガムスを卑怯だ、と罵るか、その辺りは人によりけりでしょう。ヤプールの罠でデッカーが放り出されたのは、まさかの宇宙。

動揺する間も与えられず、スフィアに囲まれて窮地に陥った彼を救ってくれたのが、頼もしい先輩であるトリガーでした。ケンゴと再会したカナタは喜びを露わにするものの、焦燥が鎌首をもたげてしまいます。自分の目の前で、トリガーはカルミラを救って見せた訳ですから、自分にアガムスを救えるのか、と悩んでしまうのも無理からぬ話。

ある意味、彼らしい理由で悩むカナタにケンゴが手渡したのが、火星にいるカナタの両親から預けられていた伝言でした。道中で、録画された映像とは言え、両親と再会できたカナタは、愛に満ちたメッセージを受け取り、自信を取り戻し、覚悟も完了させました。単純と言えば単純ですが、どす黒い復讐心に取り憑かれている男を救うんであれば、あんまり、ゴチャゴチャ考えるのはよろしくねぇって事だ。助けたい、と思うんなら、全力で助ける、それくらいでいい。

そして、ヤプールをも取り込んだスフィアは、回収していたらしいギャラクトロンMK2を動かします。ただでさえ、強いロボなのに、スフィアと融合した事で、より強くなっちまった。だが、その程度で怯むトリガーとデッカーじゃない。息の合った連携で、見事に勝利!! デッカーに地球の平和を託すトリガー、ほんと、ウルトラマンとして成長してるなぁ。

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドン42話「ドンびきかぞく」、毎度の事ながらカオスでしたが、その混沌っぷりの中に、ドンブラザーズの絆の強さを感じさせてくれる、井上イズムがぎっちりと詰まったストーリー構成でしたね。

金に執着しない生き方を邁進する、良くも悪くも、「わびさび」至上主義な猿原さん。そんな猿原さんの家に、荷物を、タロウが持ってきた事から、この話はスタートする。何故か、猿原さんの家には、はるかと雉野さんがいて、しかも、二人は猿原さんの家族だ、と言う。さすがに、タロウも、これには混乱し、喫茶どんぶらのマスターに事実か、を確認しに行ってしまう。そしたら、マスターまで、家族だよ、と告げたもんだから、ますます、混乱してしまうタロウ。

もちろん、本当の家族がない訳で、実は、猿原さんの家にやってきた詐欺師にお灸を据える為の一芝居を打っていたのである。これも、ある意味、ヒーローの役目と言えば役目か。そのお芝居に、犬塚さんやジロウも巻き込まれていき、事態はますます、混迷を極めていく。

ぶっちゃけ、私も、人を不幸にする行いをする輩には、これくらいのキッツいお灸は据えるくらい許されるとは思っちゃいるが、まぁ、さすがに、可哀想にはなった(笑) ヒトツ鬼になっちゃうくらいの恐怖だったんだな。しかし、これまで散々、悪事を働いてきた割に、猿原さんを標的にしちゃうあたりが、運の尽きだったんだろうな、コイツの。

嘘を吐くと死んでしまう体質があったから仕方ないと自覚しつつも、タロウは、詐欺師へのお仕置きに最初から参加できなかった事に、若干の寂しさを覚えており、それを吐露したシーンは、グッと来ましたね。また、お互いに仲間と知らぬとは言え、結果的に絆が強まり、嬉しそうにしていた翼さんの姿も印象的でした。

 

仮面ライダーギーツ

16話「謀略IR:キツネ狩り」は、ギーツ、タイクーン、ナーゴの仮面ライダーかつ人間としての信念が炸裂し、ギロリの野望が粉砕され、スカッとしながらも、まさかの事実発覚に「こう来たか・・・」と唸らされるストーリーでしたね。

見事な逆転劇でゲームへの復活を果たし、ラスボスを倒したギーツだったけど、彼がデザ神になるのを何が何でも阻止したいギロリの謀略によって、ゲームクリアとはならず。しかも、ギロリは、ギーツを的にしたラストステージを用意して、徹底的にギーツを消そうとしてやがる。ギロリのやり方には反目するも、自分の願いは捨てられない、板挟みになってしまい、葛藤する景和と弥音。そうやって、悩めるのが、彼らが良い奴である証拠だな。また、ツムリも、ギロリのやり方には素直に従えず、こっそりとギーツにサポートをしていた。

腹を括った景和は、英寿へ勝負を挑み、彼の気迫を感じ取ったか、英寿も勝負を受けた。タイクーンの実力も上がっているし、同じコマンドツインバックルを使っている。けど、やはり、経験値の差は大きいのか、次第に追い込まれていくタイクーン。彼がピンチに陥っているのを見て、ギロリはグレアへ変身して、ギーツを自らの手で討とうとする。けれど、タイクーンの攻撃は、ギーツではなく、グレアへ向けられる。そう、タイクーンは、わざと劣勢に立つ事で、グレアを誘き出したのだ。これまで散々、景和を化かしてきていたギーツも、これには脱帽。

弥音がゲームプロデューサーであるニラムを連れて来て、事実を明らかにした事で、ギロリの失脚は決定的に。グレアの強さも本物だが、正しい道を行くギーツ、タイクーン、ナーゴの猛攻は凌ぎきれず。そして、ニラムの手により、ギロリは消滅させられてしまった。気になるのは、ニラムの「彼らとの接触」って台詞。これは、映画を観ていないと、腑に落ちないものかな?

何はともあれ、ギーツを落とそうとしていたギロリが逆にいなくなった事で、英寿、景和、弥音は特別処置で、次のゲームにも参加できる流れに。そして、明らかになるデザイアグランプリの「本当」の一端。実は、デザイアグランプリは、多くの観客を楽しませる事を目的にしたリアリティーショーだった。観客の一人・ジーンを演じるのは、まさかの鈴木福。これは、変身し、ギーツと戦う展開もあるのか?!

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