『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2025/2/2分)

2025-02-07 23:03:36 | 日記

ウルトラマンアーク

第23話「厄災三たび」、ついに、ユウマとルティオン、最後の激闘がすぐそこに迫ってきているんだな、と緊張感を持たせてくれる内容でした。

お約束と言っちゃ身も蓋もない、と言わされそうですけど、ユウマは肉体に異変を生じさせていましたね。ユウマの体を蝕む異常は、これまで、ルティオンと一体化して、ウルトラマンアークとして多くの怪獣と戦ってきた際に負ったダメージ、それも大いにあるでしょうが、そこ以上に、ギャラクシーアーマーの副作用も大きいかも知れません。

強力な怪獣と互角に戦えるだけの性能を有するギャラクシーアーマーは、オニキスのエネルギーを想像力を解き放ち、己の身に取り込んだ際に獲得した最強形態。しかし、強いからこそ、体を蝕む事もあるのかもしれません。何せ、地球を吹き飛ばせるだけの威力なんですから、生粋の地球人であるユウマの肉体に完全に封じ切れるはずはないのでしょう。

ルティオンの同志から地球に新たな危機が迫っている事を報告されたユウマは、ボロボロになっている自分の体を省みずに、トリゲロスが出現した町へ駆けつけます。そのトリゲロスに追われる中で、ユウマは自分の事を本気に心配してくれるシュウの優しさに触れます。ほんと、シュウは序盤に比べたら大きく変わりましたよね。まさか、ここまで、他人を慮れるキャラになるなんて、思いませんでした。そんなシュウの優しさをありがたく感じるからこそ、ユウマは自分がどうなろうと構わない、と決意を固め、トリゲロスと戦います。

スイードがガチでウルトラマンアークを倒すために送り込んできただけあって、トリゲロスはアークの攻撃に対して完璧な対応を見せてきました。例え、ユウマが本調子であっても、このトリゲロスを相手に楽勝で勝つのは厳しかったに違いありません。攻撃が通じず、磔状態になってしまったアークを救うべく、シュウが無謀な攻撃を仕掛けようとするシーンは、これまた胸が熱くなりました。そんなシュウに代わるように、防衛隊がアークを救うべく動いてくれた、これに興奮しないファンはいませんって。自分は独りで戦っていない、と気持ちが立て直されたアークは、ギャラクシーアーマーを装着し、一発逆転のギャラクサースパイラルを放ち、トリゲロスの放った光線に打ち克ち、ここで、まさかのほぼ0距離アークファイナライズを叩き込みました。とんでもない爆発は町一つをほぼ消し飛ばし、アークの姿はそこにありません・・・一体、アークはどこに行ってしまったのでしょう。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ47「届け屋はひとりじゃない」、もう、最高でしたね。他の作品にしてもそうですけど、最終回一つ前、これが大事だな、としみじみ感じました。

いや、でも、ほんと、今回、めっちゃ興奮しました。こんだけのバクアゲ展開なのに、鼻血すら出さない私は、スーパー戦隊ファンを名乗っちゃいけないのでは、と思うレベルでした。

元より、一片たりとも疑っちゃいませんでしたけど、射士郎がこのタイミングで、ブンブンジャーに復帰してくれるのは嬉しすぎますね。クールと熱さを両立させている射士郎だからこそ、スピンドーたちをこうも見事に欺けたんでしょうね。彼がここまで裏切り者を演じ切れたのは、大也たちならば、自分の思惑に気付き、最初で最後のタイミングに合わせて動いてくれる、と信じていたからに違いありません。その射士郎の気持ちに行動で応えた大也ら、バクアゲ!!

しかも、サンシーターが生きていたってのも嬉しすぎるんですが!! その上、ネジレッタたちに裏切り者っつーより役立たずであるが故に粛清対象として追われていた自分らを助けるべく、ブンブラックにSOSを出してくれた子供達を救うために体を張ってくれました。最初から、コイツらはやってくれる、と思ってましたけど、私の想定を遥かに上回ってくれました。ブンブラックとデコトラーデの共闘、もう、激熱すぎます。ほんと、これで、マッドレックスも最終戦に駆け付けてくれたら、言う事なしですね。ブンレッドvsスピンドー、ブンブルー・ブンピンク・ブンブラック・ブンオレンジ・ブンバイオレットvsリスクって対決も熱いですけど、私としては、ブンブンジャーvsスピンドー、マッドレックスvsリスクを観たいんですよねぇ。その戦いで、ヤルカーが追い詰められたマッドレックスを救い、大逆転の攻撃をぶち込ませたら、マヂに最高です。

とは言え、残る懸念は、やはり、ブンドリオ。復活する兆しは見えているものの、今回は覚醒に到りませんでした。最終回、どのタイミングで、ブンドリオが復活するのか、楽しみで仕方ありません。大也たちの反応もそうですけど、ブンドリオへの愛が深い調さんが、どうなるのやら。そんな調さんが、権力欲に溺れた年長者たちに、どのような正義の鉄槌を下すのか、そこにも期待ですね・・・ほんと、個人的には、調さんがブンイエローになるって展開を中盤まで期待はしてました。

 

仮面ライダーガヴ

第21話「ビターすぎるガヴ」は、そのサブタイトル通り、苦さが炸裂しているストーリー展開でしたね。

前回の終盤でも、しみじみと思いましたけど、ほんと、脚本家さんが凄すぎますね。ここまで丹念に、ショウマと絆斗の友情が成立していく過程、絆斗に自分の正体を打ち明けられないショウマが葛藤する様相を描いておいて、よりにもよって、グロッタが口にした事実を、たまたま、絆斗が聞いてしまうって展開は、エグいにも程がありますって・・・

絆斗が事実を知って激昂してしまうのは、当然の話ですよね。実際のとこ、ショウマが早々に、自分が人間の母とグラニュートの父の間に生まれた混血であるのを打ち明けていたら、絆斗も戸惑ったにしろ、この事実を受け入れ、ショウマと共に戦い続ける事を良しとしたでしょうに。『ウルトラマンアーク』のシュウは、友人だからって心の内を全て明かす必要はない、と考えており、それ自体は間違っちゃいないですけど、『仮面ライダーガヴ』に於いては、秘密を打ち明けなかったのが悪手だったわけで、ほんと、難しいですね。

ショウマに怒りをぶつけながらも、頭を冷やした絆斗は、しっかりと話そう、と決めますが、その矢先に、とんでもないトラブルが起きるのはお約束。まさか、ここで、ショウマの偽物が暴れるとは思ってもいませんでしたね。喫茶店で大暴れし、人を傷付けたショウマの映像を観て、絆斗はまたしても、頭に血が上ってしまいます。いや、でも、グラニュートに対する憎しみが強すぎるってのもあるし、この偽物がそっくりってのもあるにしろ、これまで確かに友情を築いていたのに、絆斗、気付かないもんか・・・

その偽ショウマが、駄菓子屋を襲った際に喰った刺激の強いグミからゴチゾウを生み出しただけじゃなく、凶悪感が炸裂しているビターガヴに変身したもんだから、余計にビックリさせられました。新たなフォーム云々の前に、どう見ても、ニセモノなのに、絆斗、完全にショウマを悪と決めつけちゃってますね。そんなビターガヴの戦い方は、正に荒々しいものでした。ショウマが激闘を潜り抜けて、その戦闘スタイルが洗練されてきているってのも大きいにしろ、粗暴にも程があります。けど、その未熟な感じと肉体の破壊と再生を繰り返しながら戦う様が逆に怖さを感じさせますね。絆斗と違い、ラキアの方はすぐにショウマじゃないって気付いたようです。ほんと、ショウマと絆斗は仲直りできるんですかね。


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