目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「NARC ナーク」 男には守るものがある

2009年10月11日 | 映画タイトル た・な行
ちょっと前の映画ですが、トム・クルーズが惚れこんだ
面白い映画だというので録画してたのを観ました。

「NARC ナーク」
(Narc 米・加 2002年)

”Narc"とは連邦麻薬取締官のこと。
潜入捜査を行っていたテリス(ジェイソン・パトリック)は
犯人追跡の際、一般人を巻き添えにしてしまう。
その痛手から現場から離れていた彼に、
お蔵入りしそうな、潜入捜査官殺害事件を
担当するように命じられる。
殺された捜査官の元相棒のオーク警部補
(レイ・リオッタ)と共に
事件の真相に迫ろうとするが・・・

ここんとこ、お気楽に楽しめる映画ばかり
観ていたので、こういう硬質な映画は久しぶりです。

最近世間で取り沙汰されている薬物の蔓延。
この映画を観たら、その怖さが少しはわかるかも?!

テリスは一般人を巻き添えにしてしまったことや
(妊婦が被弾し、胎児が死亡)
捜査のために摂取した自身の薬物治療に
苦しみ、妻を苦しめてきた。
それでも、同じように愛する家族を苦しめ、
挙句に殺されてしまった刑事を殺した犯人を
見つけずにはいられない。
そうすることで 自分を救済しようとしているかのように。

また、オーク警部補も、時に行過ぎるほどの熱情で
悪を憎んでいる。
特に、家族を傷つけるということを。

この物語のポイントは守りたいもの、だろう。
警察官としての誇り、愛する者・・・。

キレイ事ではいかない世の中のせつなさ
自分を苦しめながらなんとか道を見出そうとする息苦しさ。
観た後、なんとも重苦しい気持ちにさせられました。

貫禄をつけたレイ・リオッタがハマっていました。
この人を観るたびに、何かやらかしそうで
不安にさせられるんだよなぁ・・・。

昔、ジュリア・ロバーツとつきあっていた時も
なんだか華がなくてぱっとしないなぁと思っていた
ジェイソン・パトリック、誰だかわからないほど
シリアスな役を熱演しておりました。
長髪・ニット帽・ヒゲが似合ってました。
(気になる生え際が隠せてます)

しかし、面白い映画だったけど、
今の私はたくさんの映画を観ることが
出来ない環境なので、やっぱり自分の好きな、
ハッピーエンディングで楽しい映画を観たいなぁ 
と思ったのでした。
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