久しぶりの観劇です。
「RENT」です。
2006年に映画化された時に観て好きになり、その年に来日公演があったので観に行ってます。
そもそも、このブロードウェイミュージカルに興味を持ったきっかけは、山本耕史くん
彼が「RENT」の日本版初演でマークを演じ、「自分の役者人生を変えた。ものすごく大事な作品」と言っていたのです。
↓ 映画版の感想
↓2006年来日公演の感想
今回の公演、ぜんぜん知らなくて!!
山本耕史くんが26年ぶりにマークを再演!
しかも日米合作!
東京公演のことをTwitterで見て、これはなんとしても行かねば後悔する!と思った次第。
大阪は開業したばかりの梅田「KITTE」の中にある新しい劇場SkyシアターMBS。
いやー、万博を前に?大阪もすごい変貌を遂げてますね。
チケットはもうほとんど売れてたので2階席でしたが、けっこう観やすかった!
それにしてもチケット高いなぁ。
S席だけど2階で17000円よ😭これでは人を誘うことはできないのでひとりで。よほどの観劇ファンじゃないと高いお金出してまで観ようと思わないよ。
でも、舞台には生でしか味わえない感動があるからやめられないんだよなぁ。
さて、ご存知ない方のために、「RENT」(家賃の意味)とは…
1989年のニューヨーク、イーストヴィレッジ。
若き芸術家達の住む街で、エイズ、同性愛、ドラッグなどの問題を抱え、愛に友情に、夢に生きる若者達の姿を描いたブロードウェイミュージカル。
若き芸術家達の住む街で、エイズ、同性愛、ドラッグなどの問題を抱え、愛に友情に、夢に生きる若者達の姿を描いたブロードウェイミュージカル。
プッチーニのオペラ「ラ•ボエーム」を下敷きにしているそう。
バラエティに富んだキャッチーな名曲の数々が素晴らしい。
脚本•作詞作曲を手がけたジョナサン•ラーソンは念願の初演初日直前に急逝しました。
その悲劇がいっそう多くの熱狂的ファンを生んだのだろうな。
大阪のキャスト、ロジャー役がメインの俳優さんじゃなかった。
ダブルキャスト?なのかなぁ
ちょっとイメージが違ったんだよなぁ。
映画版を見直したところだったからよけいに。
ブロードウェイキャストだから、もちろん全編英語です。
山本耕史くん、すごい。
母国語じゃなくて、しかも歌で、あれだけ感情込めて演じられるって、どれほどこの役を愛してるのか。
体も、少し小さく抑えてるって言ってたなぁ。
26年たって思い入れある役をふたたび演じる、ってすごい挑戦だ。
年齢と経験を重ねて、このカンパニーのリーダーとして本当に頑張ってきたんだろうな、と思える熱演。
そして楽しそう。
そんな山本耕史を観られたのは幸せだ。
今回彼がたびたび言っているように
「Everything is RENT!」
原点であり夢の到達点(とりあえずの)なんだろうね。
他にはクリスタル•ケイが奔放なパフォーマーのモーリーン役。
(オリジナルキャストは映画もイディナ•メンゼル)
これがまた可愛いかったー!歌はもちろん上手いし、コケティシュでチャーミングなモーリーンでした。
彼女のパフォーマンス「Over The Moon」て曲で、牛の鳴き声を「モー」って叫ぶのが最高なんです!
客席にふってくるので、2階から思いっきり「モー!」と叫んだよ!
あんまり言ってる人いなかったけど、こういうのは楽しんだもん勝ち!
モーリーンも「ありがとっ!」て言ってました(笑)
ミミも可愛かった。迫力には少し欠けるけど、可憐なミミだったな。
(映画ではロザリオ•ドーソン。今やスターウォーズのアソーカ•タノ!)
出色は女装のゲイ、エンジェル。
目立つオイシイ役どころではあるけれど、それに説得力を持たせる魅力的なエンジェル。
この舞台では、みんなを愛で包むキュートで天使のようなエンジェルの存在感がより大きく感じられました。
エイズで亡くなる人がたくさんいた時代。
貧しい中で夢と愛を求めて懸命に生きる若者たち。
1年後なんて想像もつかない。
大事な人もいついなくなるかわからない。
過去も未来もない。ただ今を生きる。
NO DAY BUT TODAY!
そのメッセージは前に見た時からトシとった自分にもやっぱり刺さりました。
これからもRENTは上演され続けるのかな。
また観られる機会があれば、是非観たいと思う。
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