最終日にギリギリ滑り込んだ笑

3Dメガネ好きじゃないし、高いし混んでるから悩んでたけど、やっぱりタイタニックをもう一度スクリーンで観たい気持ちを優先してあげた。
1997年。小学4年生。確か狸小路の映画館で、父に連れられて姉と3人で観た。濡れ場が気まずかった。
当時は、なんでこれを父が観に連れてきたのか少し疑問だったけど、映画自体は結構好意的に感じていた。
ジャックが海に沈むシーンが印象的だった。
私が小学生〜中学生の頃に、うちに初めてのDVDのソフトが来た。
それがタイタニックだった。
最初は石田さんボイスの吹き替えで観たけど、英語の聴き取りをするためにも、字幕で見るようになった。
高校生のとき、深夜に一人でタイタニックを流しながら徹夜で美術の授業の宿題をしてた。
我が家に初期に来たDVDであるタイタニックとハリポタ賢者の石は、結構リピートして観てたんだよね。
だから、タイタニックは、マイベスト映画にはランクインしてないんだけど、思い出深いし結構好き。
小学・中学生の時は、三次元の男に全く興味がなかったから、ジャックにはあまり注目してなくて、ローズが美人美人って思ってた。
少し大人になったら、レオナルドディカプリオがとにかくイケメンって騒がれていたことを知って、改めて見てみたら確かにイケメンだねと思った。髪が長くてストレートなのがまたかっこいいよね。
タイタニックは高校生以来観ていなかったけど、35歳になった今、改めて観たら、ジャックはかっこいいし、それでもやっぱりローズが美人で好きだった。造形もファッションももちろん、肌の色が美しいよね。今、こういうこと言っちゃいけないの?笑 真っ白で!水浸しの船内で電気が明滅する中脱出するシーンで、ローズの顔が映ると表情も色も全て芸術みたいで美しいのよね。
ビジュで言うと、1920年代のアメリカが舞台の映画を最近何本か観たから、ファッションの系統がなるほどこういう感じかとなんとなく繋がった。
アンドリューズさん、日本人ぽい顔立ちしてるよね。誰かに似てるけど誰かわからない笑
ストーリーは、当時細かいところは理解していなかったけど、今回はユーチューブで予習したこともあって、かなり余すところなく理解できた。と思う。
成金のモリーブラウン夫人、めっちゃ良いキャラしてるね!!成金とキャラだったのか、当時理解していなかったよ。
しれっとボートに乗り込んだおじさん、新聞の記者か何かと思ってたけど、今調べたらタイタニックの所有会社、ホワイトスターライン社社長なんだって〜。
事前に、日本人が1名乗客としていた情報をゲットしていたのですが、冒頭のジャック達が乗り込んだシーンに写っているのを見つけました。地図?を見て迷ってた?
タイタニック。始まって、冒頭の音楽が流れた時点でもううるうる🥺しちゃうわよ笑
ジャックが、碧洋のハートのみを身に付けたローズをドローイングするシーンで、最初の涙を流した笑。
沈没後、ジャックとローズが海の上で会話して、ジャックが海に沈み、ローズが諦めないシーンはもちろん涙流した笑。
小学生の頃はローズがジャックを海に落としているように見えて、ん?って思ってたけど、おそらく手を握ってたからそれを解くためだったんでしょうか。故意に沈めたわけじゃないけど、あそこで手握ったままなら、ローズが助からないから。
YouTubeで、ローズはジャックからいわれた通りの人生を歩んだってコメントを見て、最後の乗馬の写真の意味がやっと分かりました。
その情報なしでも、今の自分が見てたら、理解できたかもしれない。
馬にまたがって乗って、子供をたくさん産んで、暖かいベッドの上で死ぬ。
キャル、昔は嫌なやつだと思ってたけど、いや今も思うけど、ローズのことはたぶん本当に好きだったんだねぇ。自分がボートに乗って助かるより、少し迷った末ローズを助けに向かったのだもんね。
金持ちの側近達が、主人に振り回されてるのを見るとリアリティあって良い。
トミーを誤って射殺し、自殺したマードック。一等航海士らしい。カッコいーーーーーーー!!!!ずっとプロフェッショナルに仕事を全うしていて、かっこいいです。自殺したのは残念だけど。まぁ自殺は映画内のフィクションのようですが。
ボートに乗客を乗せていた乗組員の人がカッコ良かった。アンドリュースさんに、さっきは12人しか乗せてない!もっと乗せろ、って言われてた人。アラゴルンみあるお顔😂
わりと良い服を着ている金持ちそうなマダムが、子供2人に話を聞かせて寝かしつけてたシーン。え、避難しないの?!って思ってたけど、もう助からないから、せめてすやすや眠っているうち安らかに・・・という思いだったのだろうか。
私、飛んでるわ!!の、タイタニックで一番有名なシーン。
そこまで印象的なシーンか?とギャップを感じてたけど、あれ、今よくよく考えたら、私がローズだったら結構嬉しいかも笑 飛びたい!!
ジャックといえば、スパロウ?ドーソン?ローズ・ドーソン。もう永遠に頭から離れない名前。
困ったらネズミが逃げる方向に逃げろ。
ローズが斧で手錠を砕くシーン。好きすぎてラミがブイスを救出するシーンでパクった笑
一等デッキに潜り込んだジャックがローズと話すシーン。本当印象的で大好き。君は強いが君の中の炎がいずれ消えてしまう。当時から、この言葉がずっと印象に残っている。
何気に私の人生に刻まれているタイタニック。
あ、ジャック!今見たら、めっちゃ頼りになる男だね!意外と物知りだし。下層で閉じ込められてる時に格子を破る機転もきくし、手錠に繋がれててローズが助けに来た時、ローズを落ち着けながら的確に指示を出すし、水中に落ちた鍵をちゃんと鍵穴に入れて回すし、船が沈没するタイミングや渦巻に気をつけろ、とかローズが浮き輪がわりにされてる時にあの人混みの中から見つけてくれるし、ローズのための完璧な板を見つけてるし、凍え死にそうな瞬間でもローズのために冗談も言うし励ますし、なんなのコイツ!好き。
この映画、ローズ視点なんだよね。ローズが成長する話、というコメントを見てなるほどと思った。
こういうパニック映画ものを見ると、いつも主人公達の大胆さに尊敬する。アンドリュース氏も船長も、最期は正装で船と共に沈む選択をグッゲンハイム氏も、もう信じられない!!
もし私があの場にいたら、慌てふためいて、自分最優先に行動して、でも勇気も知恵も行動力もなくて何もしないでオロオロしてパニックになってると思う。一番愚かなモブと同じ行動とると思う笑
捕まったジャックを助けに行くローズも凄いし、斧を見つけてくる機転も、あんな絶望的な状況で水中に落ちた鍵を真っ先に拾ってピンチを乗り越えるしなんなの!まぁ映画だからなんだけど笑。ファンタジーだと自己投影感が薄れるけど、こういうリアルなのは、自分だったらと考えてしまう・・・・。本当に、こんな死に方は嫌だ、暖かいベッドの上で死にたい。死が来た時に後悔しないように、生きなければならない。
昔好きだった映画を見ると、特にコメディではなくタイタニックのようなシリアスなものは、LOTRもそうだったけど、当時の自分と重ねて色々切なくなってくる・・・。
自分の人生は何にでもなると思って期待していたあの頃と。
何をもたついてるのか。ずっと止まって動かないうちに時が過ぎて、何もせずに死ぬなんてもったいない。すぐに死んでしまう!!何もしないうちに!遠回りして逃げているうちに!!
終わった後、とにかくでっかいため息を吐いた。
感動する映画は疲れる。好きだけど。
帰路、観た映画のサントラを聴くの。家に着く直前で、My heart will go on.
家に着いたら、まぶたに死んだ虫が張り付いててビックリした!!!😂