喜連幼稚園ブログ

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学校法人喜連学園
喜連幼稚園≪きれようちえん≫

大縄あそび★

2010-02-03 | 園児たちの姿
最近、喜連幼稚園では、大縄あそびが流行っています。
特に女の子たちの歌声は、耳に懐かしく感じます
「ゆ~びんやさんッ・・・おはいんなさいッ・・・
地方によっても、大縄の掛け声やルールが違うと聞いたことがあるのですが、
幼い頃に聞いた、こういう伝承遊びの歌を聴くと、なんだかほっとします。

                      

そのうち、遊びは、年少さんに伝承されていきます

                      

朝の、自由遊びの時間ですから、みんなが思い思いの遊びを自分で工夫してしています。
きっと、年長さんの姿を見て、見よう見真似でやってるのかな??

                      

しばらくすると、自然と遊びのメンバーも、遊びの中身も変化していきます。
年中さんは、綱引きのようで綱引きでない…つながり遊び?…ひっぱり?…綱ぐにゃぐにゃ?…
なんかわからんけど、とにかく面白いッ。



ここからは先生のつぶやきです…

子ども達の自然な姿から、あらためて感じること・・・
                      
先生が、何かテーマを与えるとか、目標を設定するとかではなく、一人ひとりの子ども自身が、
自分で見て、感じて、動いて、試して、工夫して、伝え合って…

これは、『出来る』とか『出来ない』とか、『出来るようになる』とか、そういった大人目線での
価値観とは、ぜんぜん違う子ども時代にこそ感じて経験しておくことなのです。

意味の無いことに意味がある。意味の無いことを思い切りできる。それが幼児期だけに与えられた
特権でもあり、人間の成長に必要だから、その時間があります。


運動会や発表会のような、テーマがある活動も大切な経験ですが、自由遊びの中で、子ども自らが
つくり出す世界というのは、根本的に違います。

また、縄跳び大会など、“テーマを持ってみんなで頑張ろう”というような企画をすることも
ありますが、みんなが何十回飛べたとか、そういうことより、自然な遊びの中で、この年少さん
の写真のように、不完全な大縄跳び…「やりかたわからん?!」と思いながらも、
本人達は、真剣そのもので、充実に満ちた表情をしています。

ほんとうに子どもの心に芽生えた興味を大切にすることが、子ども自身が自尊心を持ち、
これからの自分の人生を切り開いていく生きる力の根本になります。

グローバル社会、情報社会の中を生きていく事が宿命のような子ども達・・・
既存の価値観の中でしか、自分の位置を確認できない(テストなどの点にのみ価値観を見出すなど)
のではなく、自らが自分の力で価値観を判断できるような、そんな熱いハートを持った子ども達に
育って欲しい…私達が目指す保育です。


夢にときめけ!明日にきらめけ!