SIDEWALK TALK

「院」のつく地名

Rice僕の女房は、「安心院」と書いて「あじむ」と読む
初心者では到底音読不可能な地域の出身。
安心院は、大分県北部では、
お米がダントツ美味しい地域。
ということで、女房の実家のツテで毎年、
お米を分けていただいている。


今朝、弟と弟の次女と僕の3人で、
女房の妹のダンナの実家(要するに親戚んち)に
お米を取りにうかがった。
お米の評判を聞きつけた、たくさんの知人からたのまれるので、
ことしは45袋(30kg入)をトラックに積み込み、帰還。
それをようやく配達し終えたところ。
まったくの肉体労働で、「オマエは米屋か!」
と、ひとりツッコミしそうになった。


ところで、安心院。
「院」の文字がつく大分県の地名といえば、
ほかに有名な「由布院(湯布院)」がある。
教科書風になるが、
「院」とは律令(奈良)時代の官設の倉庫のこと。
各地からの租税(米穀)を「院」におさめておく。
安心院も、由布院も、かつては田祖の集積地だったのだろう。


大分県をはじめ九州に「院」のつく地名が多いのは、
九州の元締めだった太宰府の支配力が強大だったことを偲ばせる。
これら「院」のつく土地に集められた田祖がいったん大宰府に運ばれ、
さらに大宰府から京に送られていた。


当時の輸送手段は、河川を利用したと思われる。
安心院も、由布院も、今でいう一級河川の通り道になっている。
また各地から田祖を集積するためには、
複数の街道の交差点に位置しているはずだが、
その辺の地勢は僕にはイマイチわからない。


美味しいお米ができるのは気候や土壌が重要なファクターだろうけど、
「院」という性格上、各地の米を永きにわたり管理しつづけた経験が、
その美味しさをさらに高めてる気がする。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

しんごママ
お米がおいしそうなところですね。
お米がおいしそうなところですね。
ところで。別居の件ですがよかった!(?)私も3年前に今のい土地に引っ越して家を建てました。子供が6年生だったので引っ越しは春に延ばし、私の実家に一家で3ヶ月居候しながら新居に一週間に1日いったりしてそうじしたり引っ越ししたりしました。新居っていいですね。
だけど、ここはこうしたほうがよかったという点がいくつかでてきましたがほぼ気に入っています。ただもう少し資金があったらなぁと思いました。親子3人の小さい家です。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「うんちく・小ネタ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2023年
人気記事