ロック界の大御所、永遠のロックおやじ、忌野清志郎大先生がよりにもよって喉頭癌で長期治療入院を余儀なくされた。
僕は特段、清志郎さんのファンってわけじゃないけど、
そのロック魂にはそこはかとないリスペクトをおぼえる。
この突然の惨事ついて、もちろん清志郎さん本人が一番ショックを受けてるだろうけど、
「何事も人生経験と考え、この新しいブルースを楽しむような気持で治療に専念できればと思います」
と、自身のウェブサイトでコメントし、
これまたロック魂全開の独特の言い回しで、ファンを気遣っている。
数年前のアース・デイ、清志郎さんと佐野元春が共演したライヴを観た。
二人ともヴォーカル・スタイルがユニークすぎるせいか美しいハーモニーとはいえなかったけど、
ホンモノのロッカーのパフォーマンスに感動した。
もっとさかのぼってティーンエイジャーのころ、
坂本龍一教授とのコラボ、「い・け・な・い ルージュマジック」に日本中がぶっ飛んだ。
さらに小学生のころに聴いてた井上陽水の佳曲「帰れない二人」の作詞が清志郎さんだと後年知って、
あまりにもらしくないのでおどろかされた。
清志郎さんは、いつも社会にコミットしていた。
清志郎さんは、いつも権力にキックしていた。
清志郎さんは、いつも転がりつづけていた。
喉頭癌はヴォーカリストにとって致命的な病気。
「ブルースを楽しむ」なんていう生やさしいもんじゃないだろうけど、ロック魂で克服してほしい。
こんな夜に、おまえに乗れないなんて…
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