
金八ド真ん中世代といっていいと思う。
当時、金八先生の人気は凄まじく、
単なる TV ドラマのブームを超えて社会現象化していたといってよく、
放送翌日はクラスではドラマの話題で持ちきりだった。
けど僕は、金八先生をただの1度も見たことがない。
金曜8時は「ワールドプロレスリング」が放送されていて、僕はそっちに夢中だった。
金八先生が話題になっていたころは、ちょうど初代タイガーマスクの全盛期とカブっていた。
1月4日は、プロレス・ファンの正月だ。
ことしも、東京ドームで「レッスルキングダムⅡ」と銘打って、
新日本プロレス(新日)主催の興業がおこなわれた。
今大会は、アメリカのプロレス団体 TNA の参戦もあり、
新日らしいストロングスタイルを地でいくファイトが展開されたと思う。
今の時代、試合結果は、Web を使えば、ほぼリアルタイムに知ることができる。
だけどプロレス・ファンにとって、試合結果はそれほど重要じゃない。
プロレスのファースト・プライオリティは、勝ち負けじゃなく、試合内容(感動)なのだ。
たとえ贔屓の選手が勝ったとしても、試合内容がショッパければ罵声を浴びせる。
これこそリアル・ファンだ。
今大会の試合中継がみたくて放映日時を調べてみると、
関東地方は1月5日深夜枠で放送、とでていた。
が、なんと僕の住んでる地域では、放送が予定されていない。
いっておくが僕の住んでる地域は、福岡・大分・山口の3エリアの電波が受信できて、
12チャンネルじゃ割り振れないほど電波事情がいい。
なのに、試合中継を見ることができないなんて…。
新日本プロレスは、「 KING of SPORTS 」を標榜している。
このスローガンは、世間から白い目で見られていたプロレスをメジャーにしたいという、
新日の創設者 アントニオ猪木の目一杯の背伸びだと思う。
その後、プロレスはメジャーなスポーツになったと思うが、
ここんとこ人気に陰りがでてきたことは否めない。
プロレス・ファンとしては、かつてのようなゴールデンタイムとはいわないけど、
せめて深夜枠でいいから放送してほしい。
アメリカでは、プロレスは PPV で見るのが当たり前。
けど日本では、やはり地上波での放送を望みたい。
プロレスの復権は、新日の肩にかかっているし、創設以来の使命でもある。