SIDEWALK TALK

WE ARE ONE

We_are_oneアメリカ合衆国は、自国の利益のためなら何だってやる、
クソったれな国家だ。
戦争だってやる。

そしてわが日本は、この国から核爆弾を落とされた、
世界で唯一の被爆国だ。

なのに僕は、アメリカという、このろくでもない国が好きだ。


僕は無邪気にも、
アメリカの音楽に憧憬を抱いたり、
アメリカの文学に共鳴したり、
アメリカの映画で休日を過ごしたり、
アメリカのファッションを身に纏ったり、
アメリカのジャンクフードに舌鼓を打ったり、
アメリカのスポーツを楽しんだりしてる。
挙げ句の果ては、アメリカ発の哲学「プラグマティズム」を信奉している。

もしかしたら、戦後の占領政策によって、洗脳されてるのもしれない。


オバマ大統領の就任式は、理屈抜きにうらやましかった。
就任演説も、わが国の首相の施政方針演説よりも真剣に聴いた。
その後の祝賀パレードも、深夜にもかかわらず、TV で観た。
そして感動した。


一連の就任イベントなかで、最高に感動したのが、
オバマ大統領就任記念コンサート『 WE ARE ONE 』だ。
何度も涙が溢れた。


出演アーティストおよび演奏楽曲については、WOWOW の番組表を以下に転載する。

   THE RISING : Bruce Springsteen
   LEAN ON ME : Mary J. Blige, Rob Mathes Band
   CHANGE IS GONNA COME : Jon Bon Jovi, Bettye LaVette, Rob Mathes Band
   SHOWER THE PEOPLE : James Taylor, John Legend, Jennifer Nettles
   PINK HOUSES : John Mellencamp
   MY COUNTRY ’TIS OF THEE : Josh Groban, Heather Headley
   ONE LOVE : will.i.am, Sheryl Crow, Herbie Hancock
   HEARTLAND MEDLEY : Garth Brooks
   HIGHER GROUND : Usher, Shakira, Stevie Wonder
   PRIDE (IN THE NAME OF LOVE) : U2
   CITY OF BLINDING LIGHTS : U2
   THIS LAND IS YOUR LAND : Bruce Springsteen, Pete Seeger
   AMERICA THE BEAUTIFUL : Beyonce ほか


さらに、ゲスト(スピーカー)として、
トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン、ジェイミー・フォックス、クイーン・ラティファ、
マーティン・ルーサー・キング3世らも出演していた。


ほとんどのアーティストが、自分のオリジナルを封印して、
未来への希望を賛美するアメリカン・スタンダードを演奏していた。


僕的ベスト・パフォーマーは、ジョン・メレンキャンプ。
次点が、ガース・ブルックス。
ガース・ブルックスの演奏曲は、クレジットでは「 HEARTLAND MEDLEY 」とされているが、
「 AMERICAN PIE 」、「 SHOUT 」、「 WE SHALL BE FREE 」
の3曲を演奏した。
メレンキャンプも、ガースも、アメリカど真ん中なパフォーマンスだった。


リンカーン記念館でおこなわれたこのコンサートには、
オバマ大統領とその家族、バイデン副大統領と婦人も列席していて、ノリノリだった。
そしてステージ後方からは、
あのリンカーンの石像が、全米から集まった200万人の聴衆に微笑みかけていた。
これは、映画でもフィクションでもなく、リアルな現実。
スゴすぎる!


アメリカがいいかどうかは別として、
僕ら日本人は、あんなに手放しで、自国を賛美することができない。
それをいい意味での日本人の奥ゆかしさという人もいるかもしれないが、
そうでない何ごとかを、僕は今回の就任式で感じた。

ろくでもなく素晴らしい国…、それがアメリカなのだ!  

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